責任と覚悟
責任感がある、とは言えない。
無責任というわけではないと思う。
ただ、責任を負うのをできるだけ回避しようとしてきたのは事実。
覚悟は、わからない。
人生を変えるような、大きくて重大な決断は今までしていない。
もしくは考えが浅くて、認識していないうちに決断していた。
旦那さんは「猫を飼いたい」と言う。
もちろん私も猫は大好きだ。
飼ったら、常軌を逸する溺愛ぶりで世界のすべてになるだろうとたやすく予想できる。
だからこそ、失うことに耐えられる気がしない。
命を預かり、育て、最期まで見届ける責任と覚悟があるか。
机上の空論。
もしも助けを求める猫が目の前に現れたなら、たぶん、そんなことを考えるまでもなく、手を伸ばすに決まっている。