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手打ちにする

蕎麦でも、うどんでもない。

「これにて打ち止め」「不問とする」の方。


ネットで買ったニットの色が違っていた話。

その決着。

お店から連絡がきた。

「ご希望の色を再度取り寄せて確認したところ、今回、送ったものと同じ仕様となります」

・・・ええっ?

HPに載っていたのは以前に作っていた仕様らしい。

・・・その色が欲しくて頼んだのにー。

「商品画像とは少し相違がありますが、代金より300円割引させていただきますので、そのままご利用いただけますでしょうか」

・・・ぬ、ぬぅ・・・

私は考えた。

2択だな。

1.HPを見て「この色がいい!」と頼んだが、その色はなかったので、商品を返送して代金を全額返金してもらう。

2.お店が提示してきた通りに色は希望とは違うが、300円割引でそのままニットを買い取る。


しげしげと届いたニットを眺める。

やっぱり希望していた色より薄い。

・・・う〜ん。

合わせようと思っていた服に並べてみる。

・・・悪くないか。

鏡の前でニットを当ててみる。

・・・もしかすると、希望していた色より薄いけど、こっちの方が着回しがきく・・・かも?


もちろん釈然としないところは多々ある。

ただ、それは「絶対に許しがたい」というほどでもないし、争いごとはめんどうなので「まぁ、いいか」と引いた形で、今回はお店の提案を飲もうと思う。

ふぅ。

気持ちを切り換えて。

大丈夫。

これでよかったんだよ。

・・・でも、旦那さんが帰ってきたら、ひとしきり話を聞いてもらおう。

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