古き良き時計への想いから誕生したシースルーバックカスタム
19セイコーは通常裏蓋に覆われており、工具を持っていないと開くことはできず、基本的にオーナーが中身のムーブメントを見ることはありません。
昭和4年から46年まで42年間もの長い歴史を持つ19セイコーは、年式により少しづつ変更が加えられています。長い歴史の中でも、昭和35年から42年まで間に生産された15石仕様のキャリバーに厳選し、シースルーバックカスタムを製作しています。
理由としては、コート・ド・ジュネーブの美しい縞模様、7石からグレードアップした15石仕様、セコンドセッティングやダイヤフレックスなど見た目、機能ともに歴代で最も優れている仕様だからなのです。
ゼンマイを巻き、リズミカルに動き続けるテンプ輪は、大型のムーブメントである19セイコーの魅力を再認識させてくれ、ついつい眺めるのが楽しみになる仕様と言えるでしょう。
耳で感じる魅力として、5振動のロービートがアクリルガラス越しになることでさらに際立ち、存在感ある鼓動感を楽しむことができるのはシースルーバック仕様を所有したオーナーならではの楽しみです。