【すぽきゃすTV】なぜスポーツが人生を変えるのか?|ゲスト:佐藤健一郎(GODAIグループ理事長)【前編】
GODAI note編集部 です。
GODAIでは、「タメになる健康エンタメ」をコンセプトとしたYouTubeチャンネル「すぽきゃすTV」を開設しました。
「Lifestyle with Sports」を掲げるGODAIグループでは、この「すぽきゃすTV」で、さまざまなゲストとのトークを通じて、一生ものの健康とスポーツの話をお届けしていきます。
その第1回のゲストは、佐藤健一郎・GODAIグループ理事長。自身のスポーツ体験や取り組み、「すぽきゃすTV」の開設に込めた思いなどを語ってもらいました。その一部を記事の形でお届けします!(今回は前編です)
自動車とスポーツの2つの領域で「教育サービス事業」を展開
早川 今日は第1回目のゲストということで、「すぽきゃすTV」にお越しいただきありがとうございます! せっかくの新番組なので、「佐藤理事長」ではなく……何かニックネームはありますか(笑)?
佐藤 そうですね(笑)。「サトケン」かな? 「サトケン」でいいですよ。
早川 ありがとうございます(笑)! では「サトケンさん」で。
サトケンさん。初めに、このGODAIグループとはどんな会社ですか?
佐藤 GODAIグループは、1932年、私の祖父が神奈川県横須賀市に創業した自動車教習所から始まりました(※その後、横浜市に移転)。そこから自動車教習所、車の整備、板金塗装などを教える自動車整備士の専門学校へと、自動車の領域で事業を広げていきました。
自動車を中心に事業を展開する中で、法制度の変更もあり、横浜・白楽にあった教習所が、国の指定を受けるための面積が足りなくなりました。それならば、ということで私の父である佐藤武昌(現・GODAIグループ会長)が、「健康」をキーワードに新しい事業を始めようと考えた。そして、当時海外で流行っていた「テニス」に着目して、1978年にテニススクールを立ち上げました。
このテニススクールをきっかけに、テニスからゴルフ、ダンス、ゴールデンキッズ(子どもの運動神経向上スクール)と、スポーツ事業が自動車事業と並ぶ事業の柱として成長していきました。そして、この2022年で創業90周年を迎えることができました。
いろんなことをやっている会社に見えますが、大きくは「自動車」と「スポーツ」で、両者に共通しているのは「教育サービス業」であること。「教育」とサービスを融合した事業を90年間やってきているんです。
子どもの頃からマルチにスポーツを経験
早川 サトケンさんの、スポーツとの出合いは? お父さまから何かスポーツを勧められたとか?
佐藤 おっしゃるとおりで、父の会社がテニススクールをしていたこともあり、父もスポーツ好きだったので、僕も自然とスポーツを好きになりましたね。小学校に入学したタイミングで白楽のテニススクールがオープンしたので、テニスももちろんやりましたし、水泳もやりました。友達とサッカーもやっていました。中学校での3年間はラグビーに打ち込みました。
子どもの頃からいろんなスポーツを経験したことが、後に出合うことになるアメリカンフットボールにも活かされましたね。また、さまざまな運動神経(陸上系、球技系、ダンス系)を向上するプログラム「ゴールデンキッズ」のアイデアにもつながったと思っています。
高校・大学と打ち込んだアメリカンフットボール
早川 小学校、中学、高校といろんなスポーツを経験してきたんですね。その中で、特に力を入れたスポーツは、というと……。
佐藤 やっぱり高校・大学と7年間打ち込んだアメリカンフットボールですね。ヘルメットとショルダーをつけてぶつかり合う男らしいスポーツです。今日も、実はヘルメットを持ってきていますよ。
早川 これがヘルメットですね。意外と重いですね……。入るかな?
佐藤 ヘルメットを横に広げながら、頭に入れていくんですよ。
早川 被ってみます……痛い痛い! YouTube的には面白いかもしれませんが(笑)、けっこう締め付けられますね。サトケンさん、入りますか?
佐藤 いや、そういうものなんです。頭を保護する意味で、けっこうピッタリしているんですよ。
石﨑 理事長……もとい、サトケンさんが被ってるの、初めて見ました。僕も高校の時にアメフト部の同級生につけさせてもらったことがあります。これを被って動くって、尋常じゃないですよ! 重いし、方向感覚がわからなくなるし、視界も遮られるし……。
佐藤 ヘルメットの重さが約8キロ、ショルダーと合わせると20~30キロにもなります。重りをつけて走っているようなもので、最初はものすごく違和感がありました。でも、そのうち慣れてきますよ。
週末はフラッグフットボールのコーチに!
早川 現在は、サトケンさん自身は普段どうスポーツと向き合っていますか?
佐藤 アメリカンフットボールに似た「フラッグフットボール」という競技があります。「防具をつけないアメフト」で、小さい子どもでもできる競技です。その小中学生のフラッグフットボールのコーチを務めています。
毎週末の土日の早朝や夕方に、小学校のグラウンドなどで指導にあたっています。自慢じゃないですが、僕のチームはこれまでに4回日本一になりました。フラッグフットボールを経験した子どもたちが、その後も高校、大学とアメリカンフットボールを続けてもらいたい。その思いで指導を続けています。
(フラッグフットの写真があれば)
石﨑 フラッグフットボールは、フィジカルやフットワークなどの動きももちろん大事なんですけど、かなりの時間を割いてるのは、実は「戦術」。この場面では誰がどう動くか、チームで話し合って戦術を立てているんです。
プレー中にも、子どもどうしで話し合う声が飛び交うんですね。僕が聞いても理解できないんですけど(笑)。とにかく、ものすごく「考える」スポーツです。
佐藤 確かに、フラッグフットボールは「戦術」に特徴のあるスポーツですね。普段練習しているだけでも約80通りのプレーがあります。それだけでなく、自分たちでプレーを考えたりもします。子どもどうしで作戦を練り、「こういう状況だと、オフェンスから見るとディフェンスの選手は何をしてくるだろう?」と相手の出方を予想する。平たく言えば「じゃんけん」みたいな感じで、「うちはチョキ出すけど、向こうには『グーもくるんじゃないか』と思わせよう」といった“騙し合い”をするんです。これがアメリカンフットボールになると500~1,000通り……大げさでなく、それくらいの数があります。
早川 1,000通り! つくづく「考える」スポーツですね。
「挑戦」のマインドを忘れずに
早川 サトケンさんが仕事において大切にしていることや、心がけていること、座右の銘を挙げるとしたら何でしょう?
佐藤 私たちGODAIグループの社是でもある「挑戦」のマインドは常に大事にしていますね。人間というのは基本的に楽したい生き物。物事がうまくいっている時は「今のままでいいじゃないか」と立ち止まってしまいがちですが、そんな時でも「もっといいもの、新しいものをお客さまに提供しよう」と追求をする。その挑戦の気持ちを失ってしまわないよう、常に意識しています。
挑戦というのはもちろん成功ばかりじゃなくて、失敗もいろいろあります。でも、失敗を怖れずに挑戦ができる環境こそが、その人を成長させる。GODAIで働く社員スタッフにとっても楽しい職場になる。そう思いながら、私自身も日々仕事しています。(後編に続く)
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