Dribble Speed ~減速しない極意~
ドリブルで相手を置き去りにする。
ドリブルは多くの人を魅了します。
それが出来たらたくさんの可能性が生まれます。
シュート・パス・ビルドアップ...
ドリブル中に相手のプレッシャーを受けながらでもボールを失わない選手は多くいます。
そんな選手たちを紐解いてみて何が見えてくるか。
そこからどんなトレーニングが生まれるのか見ていきたいと思います。
減速しないドリブルとは
ドリブルしている間に減速しないとはどういうことか。
バルセロナ所属のデヨングの運ぶドリブルのように前への推進をするために極力スピードを落とさずにドリブルを行う。
一方、怪物ロナウドはボールを奪いDF2人を交わしながら一気に加速してゴール前まで達する。
当然ですが、ドリブルを行う目的は局面局面によって大きく変化します。
ただ、ドリブルスピードが早ければ良いというわけではありません。
sunnyさんの記事にもあるようにプレースピードの緩急をつけることで相手との間合いをとることで自身をフリーにすることが可能になります。
フリーな状態であればあるほど多くの選択肢が増えると言えます。
こういった背景がある中で、ここではドリブルおいてよりノーマルなスプリントスピードに近いドリブルを行うことが出来ることを減速しないドリブルとします。
究極はウサインボルトのスプリントにボールを添えた感じと思ってもらえればと思います。
デヨングのドリブルから
まずはデヨングのドリブルを分析してみます。
進行方向を急激に切り替えてから加速するまでのスピードはものすごく速い!と言えます。
加速して2人の間を割り抜くまでの間にドリブルスピードは落ちることなく加速したまま抜いていることがわかります。
DFは戻る形でのランニングになったため、やや遅れていますがそれでも2人を同時に振り切ることは容易とは言えません。
この場面では加速局面から抜き切るところまでで3回ボールを触っています。
この場面からスピードを極力落とさずに抜き切るまでに必要な要素が浮かび上がります。
シンアングル(すねの角度)
胸郭
<シンアングル>
まずはシンアングルからみてみましょう。
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