【ネタバレ含む】シン・ウルトラマン観てきたけど非難は初代リアタイで思いれ強い一部だけでは?
こんばんは。
月曜の朝から雨とかテンション上がらないですが、気合で仕事してきました。
行ったらアドレナリン出まくなので、行くまでが問題でしたが、サイワイナ止み間で濡れずに行けたのはラッキーでした。
さてさて、自らの目と耳で昨日『シン・ウルトラマン』観てきました!
観るなら大怪獣も出てくるし、空想特撮映画なので、IMAX2Dレーザーで堪能してきました。
結論から言うと面白かったし、よくできた映画でしたし、確かにウルトラマンでした。
そして庵野組の作るウルトラマンでした。
個人的には満足で、観るかどうか迷っている人は絶対観たほうが良いです!
観て損することはないです。
ネガティブな感想を抱いた人の多くに共通しているのは、初代ウルトラマンをリアルタイムで観ていた世代で、ウルトラマンシリーズへの造詣が深く、思い入れも強い方たちのように思いました。
そういう方たちは初代へのリスペクトやオマージュなどに意識が取られて、本作ならではの要素やストーリー展開を楽しめずに、モヤモヤしてしまうようです。
そして、それを解決したくて二度目を鑑賞してバイアスなしにフラットに観ることで、受け入れ腑に落ち、これはこれで良いと納得している人が多数ですw
もちろん、最初の拒絶で二度目へ行かない人も多数おり、その人達にとっては受け入れ難いもののまま記憶されるわけですが。
私はそういう意味では、初代ウルトラマン世代ではありませんし、物心がつき記憶しているのはウルトラマンタロウとかセブンとかなのと、ウルトラオタクほどの思い入れも知識も持っていないので、1回目からフラットに映画に没入できました。
冒頭は多種多様な怪獣たちが次々と現れ、おおー怪獣映画はこうだよなと思い、昔観た特撮っぽい映像が繰り広げられ、そこに現代っぽい隊員たちのプッと吹き出しそうな会話劇で、これはちゃんと現代の映画なんだという気持ちになり、そしてウルトラマンが突如、空から降ってきて登場。
驚きつつも受け入れ、敵ではないと認識していく人々。
そして落ち着くのかと思いきや、突如、友好的で能力を持つ外星人が現れ、胡散臭いやつだなと思ったら、案の定、暗躍をしこいつがウルトラマンになる人間を拉致。
そして、ウルトラマンに化けて街を破壊し『ウルトラマン抹殺計画』を無能な日本政府に飲ませるのですが、長澤まさみ演じるヒロイン?でもありウルトラマンになる主人公の相棒として、救出に成功しウルトラマンとなった主人公が撃退します。
そこへまた新たなる外星人が現れという形で物語は中盤から目まぐるしい人間ドラマへとシフトしていき、あと50分ぐらいで終わるのか?という感じでした。
結局、後半はけっこう説明が端折られて駆け足展開になり、さらなるとんでもない事態が発生し、それもなんとか解決してラストシーンを迎えます。
が、このラストシーンはどういう状態?と思わせるところで終わっているので続きが制作されることの予兆としても見えますし、この一作で完結してもおかしくはないものになっていました。
興行的にうまくいけば三部作で作られるという構想は持っているようなので、これはそのときのための選択なんでしょうね。
長澤まさみの太ももや尻を触るシーンなどが「けしからん」「意味がわからん」と苛立っている初代リアタイの初老の人たちのコメントをSNSで観ていたのですが、私はキャラ付けとしてのアクションであり噛み付く理由がわかりませんでしたw
それよりも長澤まさみの匂いをクンクン嗅ぐところは、笑いながら観ましたが、リアルで考えるとちょっとキモっと思いましたが、あれも面白みの一つで私は別に抵抗はありませんでした。
庵野監督が脚本を書き、その他、カラーの主要なスタッフである庵野組の人たちが撮影やらいろいろと関わっていて、樋口真嗣監督が作ったウルトラマンだなと思うシーンや演出もあり、大満足でした。
そしてEVAがウルトラマンにも影響されていることがよくわかりました。
そしてそして、やっぱり超デカイ怪獣は最高ですね。
それは劇場の大スクリーンで観ないと損ですw
怪獣が禍威獣と表現されており、なるほどーと思ったりシン・ウルトラマンにカラータイマーが無い理由なども漫画家の島本和彦先生の話を聞いて、ほほーそういう理由もあるのか?と知って楽しかったです。
もう少ししたら音声SNSなどで好き放題、ネタバレありで観た人たちとワイワイガヤガヤしたいなと思います。
そうそう、一つ今作のテーマに密接につながる徹底して行われていたことがあります。
それは「ジュワッ」とか「デァッ」とかウルトラマンは一言も言葉を発しないのです。
そしてストーリーテーマが後半わかってくるとこの意図が理解でき、グッときます。
最後のエンドロールで米津玄師のM八七が流れるところで涙腺崩壊します。
いやほんと素晴らしい映画です。