
【ヴァンガード:時空創竜】ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン “THE BLOOD”【Dスタン】【紹介・解説】

1.はじめに
記事概要
いつもお世話になっております。
本記事では「時空創竜」で強化される『ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン』デッキを紹介します。
今回追加された「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン “THE BLOOD”」やサポートカードを組み込むことで得られる新たな挙動やゲームプランを詳しく説明、解説します。
なお、本記事は既存デッキの強化内容を扱うため、ヴァーミリオンの基本知識がある人向けに、記載する文章や手順について若干の省略をしている部分があります。ご了承ください。
デッキテーマの再確認
『ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン』デッキは、 相手リアガードへの同時攻撃 による盤面制圧と、 ガードを無視してダメージを与えるバーン能力 が特徴です。
また、リアガードをバインドすることでカードの再利用を妨害し、特定のシステムカードを利用するデッキに対して除去以上のアドバンテージを得ます。
ここまでは既存のヴァーミリオンの話です。
今回、新カード「THE BLOOD」により、従来まで必要だったカウンターブラスト消費が不要となり、点止めの影響を受けづらくなりました。また、クロスライドによるパワー上昇と、後攻時のクリティカルアップにより、後手からでも相手に大きな圧力をかけられるようになっています。
この変化はとても大きく、またカシンの登場により先3時にラフクルハンマー以上に実践的な数値と、ベリコウスティによりG2ターンにCBに寄らない手札枚数増加の動きと、山を掘る動作が追加されています。
デッキの特徴
ヴァーミリオンデッキは、バーンダメージで相手のガードプランを崩し、ダメージレースの主導権を握る 非常に攻撃的なビートダウン。
効果によって相手のガードに関係なくダメージを与えるため、対戦相手のプランを乱しやすく、実質的なゲームテンポのスキップによりリソースを削りながらプレッシャーを与える動きが強力です。
実際の手数をバーン効果で水増しし、防御行動を誘発させた結果として相手の管理する手札をむしり取る、 総じて攻撃行動によってリターンを取るデッキです。
以前は枚数アドバンテージを取る動作がほとんどなく、単純なリアガード削りにすら困らせられ、さらにそれが結果的にVの動作始動の遅延になるせいで序盤のゲームテンポを取ることが実質的に出来ませんでした。
今回、それらの弱点はほぼ解消されています。
目指すゲームの方向性
テンポアドバンテージが命であるため『時空創竜』においては、以前より更に、どう早期から点を詰め、相手のガード行動を誘発させるが重要となります。
このデッキでカードを出し渋ってテンポを取れないくらいなら、しっかりカードを出した上で負けたほうがよいでしょう。
環境における立ち位置
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?