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TOUCH

機内で
一足先に
日本ではまだ公開されていない映画『TOUCH』を観たが
まさに衝撃作
単なるラブロマンスでもなく
また
ひたすら原爆の悲惨さを伝えるだけの
ありきたりな映画でもない
様々な要素が絡み合う
素晴らしい作品だった

タイトルの『TOUCH』は
言うまでもなく
接触
触れるということだが
ここにも
深い意味が隠されている
主人公のクリストファーと
恋人のミコは
その「タッチ」によって運命を引き裂かれた

被曝者への強い偏見や
ミコの父親
高橋の
過剰とも言える当事者意識
そして
何十年が経とうとも
色褪せない恋
これらがうまく絡みあい
複雑なストーリーが展開されていく

我々自身
いや
自分自身に問いたい
こんな形で恋を諦め
また
新しい命を諦めた
諦めさせられたことは
果たしてあるだろうか
何が善で
何が悪なのか
考えさせられる映画だった

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