(36日目)心配する親と心配されたくない子供
文春オンラインの燃え殻氏のお悩みコーナーでこんな投稿がありました。
「何もしない息子、心から悩んでいます」
無気力の息子を持つ親に、燃え殻さんが贈る言葉
http://bunshun.jp/articles/-/5865
リンクで紹介されている彼は積極的に人間関係を作ろうとしない、朝起きないなど社会性をはぐくむ努力をまったく行おうとしないと母親から評され、相談対象にされています。
文章を読んでいると、彼の、全てに対してあまり興味を示さず無気力な感じが伺えます。(興味があるにしても、ゲームや漫画など安易に手に入る楽しさや行為に依存している)
普通の親ならきっと心配することでしょう。
この子は生きていけるのかしら?と。
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僕もどちらかというと「何もしない」子だったと思います。
一般的な社会性に関わることがらに熱心にならなかったし、そのかわりに変な興味ばかり持つ子供でした。(今だってそう)
だから、この投稿を読んで、何となく、ああ、いらない心配かけてたよなぁ。けどこれが俺だしなぁ・・・というなんとも複雑な気分になったのでした。
僕は人の親ではないし、この家庭のことは良くわからないけど、こんな言葉を贈りたいと思います。
きっと子供の頃の僕もこう声をかけて欲しかった。そんな気持ちで。
なぜあなたが普通興味を持つ、もしくは努力すべきいろいろな行為を行わないかは、あなたではないし私にはわからない。
ただそういう態度は酷く周りを不安にするし、私自身も心配をしている。
あなたの中にはきっと「なぜできないんだ」「どうにかしたい」という葛藤があるんだろうと思う。
その気持ちはあなたのものだし、あなた自身が解決していかなくてはいけない問題。
けれど、私にも助けられることがあるかもしれない。
少しずつでもいいから、あなたの持っている葛藤や悩みを私に打ち明けて欲しい。
言語化して欲しい。
そうすれば力になれるかもしれない。
私はあなたを理解することに関して努力は惜しまないつもり。
だから「何をやってもむだだ」と、何かをする前から決めつけないで欲しい。
何かをするときには、周りの人が心無いことやあなた自身を否定するようなことを言ってくるかもしれない。人間社会で暮らしていくとはそういうものなの。
それが怖いのかもしれない。それで一歩が踏み出せないのかもしれない。諦めてるのかもしれない。
誰にでも、自分自身を否定されることは辛い。
けどね、覚えておいて。
どんなに辛くても人に言われたことだけをするのではなく、自分の人生をしっかり考えて歩く道を自ら決めなさい。そうやって決めた道なら、私はいつだってあなたの味方だから。
小さなことからはじめて、一つずつ不安なことを解消して、それを実感して自分で決めていくことを学んでいって欲しい。
少しずつでいいの。
がんばって。
「「「応援してるわ。」」」