(69日目)なんとなくの後悔
入社した会社で社報に載せる新入社員紹介に一言抱負を書いてください、という要望があった。僕は「美しいものを集めて生きていきたい」という趣旨の言葉を書き、そのまま提出した。
あとからその社報を読んだ営業課長が「おまえなぁ・・・そういうのじゃねぇんだよ」と僕に言った。
それを聞いたとき、(あ。僕のこの素直な感情は会社では出してはいけないんだ)と勝手に解釈して、この思いをずっと封印してきた。
社会との距離が一歩遠くなった瞬間だったな、と今でも思う。
今考えると、あの思いを大切にして、自分の気持ちを受け止めてくれる所を真剣に探せば社会人生活は変わっていたかもなぁ、と今でも思う。
自己表現でき、それが受け入れられる。
そんな場所が得られる。それこそが幸せなんだよな、とつくづく。