
【CHC】Rossよ。Nicoをどうしたい?
またCHCファンにとっては首を傾げるようなニュースが報じられました。
CHCのデビッド・ロス(David Ross)監督ふくめたフロント陣が、すでにオフシーズンの計画を立て始め、FAでトップレベルのショートと先発投手を獲得しようと画策しているとのことでした。
ん? ショート?? CHCのショートってニコ・ホーナー (Nico Hoerner) がいるじゃんて思った方。
私もそう思った1人です。
今シーズンは、昨年のトレードでCWSから加入したニック・マドリガル (Nick Madrigal)の復帰にともなって、ニコ・ホーナーがSSのポジションを守り抜き、ここまで125試合に出場し、打率.291・9本塁打・18盗塁・OPS759 (OBP.338, SLG.421)・WARも4.0という抜群の成績を残し、体質的になかなか難しかった1年間をSSで戦えたんですよ。
なぜニコがここまで今シーズン飛躍できたのかについては、過去にイサシキさんがnoteにまとめてくださってるので、ぜひこちらを見てみてくださいね。(私から補足することは0。)
この現地報道を聞いて、率直な感想として、元絶対的遊撃手だったバイエズが抜けて、ホーナーがその遊撃手のポジションをフルで守り抜いてきてCHCのSSレギュラーを掴みかけていたところにあっさりと1年でコンバートする話が出てくんのかよと。
ロスは一体ニコをどうしたいのか。彼中心のチームを作ると言っておきながら、その扱いはなんだと正直複雑な気持ちを隠せません。
ホーナーは、今シーズンSSとしてレンジとアームは平凡程度ではあったものの、DRSが11、OAAが13とリーグ屈指の成績を誇り、目の前のアウトをほぼ確実に取るソリッドな守備( 送球が若干。。)を見せていて、他球団にも自慢できるシカゴのSSを1年でコンバートしてまで、大物SSをFAで狙うする必要がどこにあるよ?と。
平均程度あるいはそれ以下のレンジやアーム、ケガしがちな体質を鑑みると、2Bが彼にとってはベストフィットなのかもしれません。
しかし、そうすると、「じゃあせっかくトレードでもらった貴重なマドリガルをどうすんねん。彼もケガ体質で特に両足鼠径部、ハムストリングを頻繁に故障するほど足が脆いのに外野とかに回して余計に負担かけて選手寿命縮めるんか?」と。
色々と?マークがつかざるを得ません。
その後、報道をざーっと読み漁った感じで調べてみたんですが、
【1】ニコの良いところは、首脳陣が頼んだことは何でもやってくれる責任感の強い選手であるということ。
【2】CHCがこれからNLCのディビジョン、あるいはその先のポストシーズンでコンテンドをするとなると、ショートとインパクトのある先発投手が必要だと。
【3】2023年のMLBのルール改正に伴う守備シフト禁止を受けて、内野に正真正銘のアスリートを加えたいのだと。
大体こういったような背景(ざっと読んだ感じなのでもっと他の理由もあるかも。)があり、ニコがいるにもかかわらず、SSをFAで狙うんだふーん。ということが見えました。
しかしこれらの理由を述べられても、せっかくSSのレギュラーを掴みかけている選手をSSから1年でコンバートするかもしれないという話が出るのはお前らそれは正気の沙汰なのかと言わざるを得ません。
◼️ CHCの今オフの主要ターゲット
カルロス・ロドン (Carlos Rodon・RHP)

カブスが狙っていると噂される代表的先発候補としては、今年もやはりこの方。カルロス・ロドンさんです。
21年のオフにSFGと22年オフのオプトアウト条項付きの2年総額$44Mで契約しました。
今シーズンは、ここまで28試合(162.2イニング)に登板し、12勝8敗・防御率2.93・212奪三振・WHIP1.05・WARも5.4と抜群の安定感と好成績を残していて、CHCの先発ローテーションの補強にはうってつけの存在です。
◼️ トレイ・ターナー (Trea Turner・SS)

今年のFA市場にはオプトアウト権を行使して、ザンダー・ボガーツ (Xander Bogaerts・BOS) や、カルロス・コレア (Carlos Correa・MIN)が出てくるかもしれませんが、地元有識者らが揃って口にするのはこのトレイ・ターナーでした。
21年途中にトレードでLADに加入し、22年は1年AAV $21Mのエクステンションを結びました。
今シーズンはここまで正遊撃手として140試合に出場し、打率.305・20本塁打・24盗塁・OPS.838 (OBP.350, SLG.488)・WARも5.7とまさに打てて走れて守れる選手で、今シーズンのLADのディビジョン優勝に大きく貢献しました。
いや、この選手が仮に取れるならそりゃ内野のアップグレードにはなりますよね。ええ。
ノースカロライナ州大時代の同級生を狙ってるんですねシカゴ・カブスさんは。
◼️ 最後に
このオフシーズンに、CHCがトップレベルのSSを狙うことが計画されていて、実現すれば、ニコが来年にコンバートされるのではないかとの現地報道に関して、超絶ザックリと所感を書きました。
しかし、これらの報道は現時点では地元有識者らの推測などに過ぎず、これらのターゲットを獲得できるなんて保証は微塵たりともありません。
しかし、計画通り、これらのポジションを獲得し、デプスを増やすことに成功すれば、ディビジョンやあるいはその上のコンテンドを競えるチームになれるかもしれないのは確かです。
まだオフシーズンまでは先の話になります。
オフシーズンになってから、CHCがどのように積極的な動きを見せるのか。
動向に目が離せません。
CHCの正遊撃手は絶対にニコ・ホーナーです😤
〜Masato〜