見出し画像

カブスのオフシーズンの補強を考える

皆さんこんにちは。CHC担当 Masatoです。
日本語に戻って参りました (笑)

MLBはワールドシリーズが始まり、白熱しておりますが、シーズンが終了した球団は、オフシーズンの補強などの話題で盛り上がる季節となってきました。
カブスは、今年の夏にチームを解体し、チーム再建の準備が整ってきています。
今回の記事は、カブスが今オフにどこのポジションを補強すべきなのか。そしてそのポジションの魅力的な選手は誰かなどを私なりに簡単に考察していきます!

以下で使われる補強優先度指標

超高 : 補強の必要性が明らか。補強以外の選択肢なし。
 : ピースが少なく、超高の次に補強の必要有。
 : 焦って補強する必要はないが、補強の必要は有。
 : 現状駒が揃っていて、そんなに補強の必要が無い。

SP

補強優先度 :  超高

現状のカブスの先発ローテーションの軸は何を隠そう技巧派エース カイル・ヘンドリクス。19年に4年5500万ドルで契約延長し、あと2年間保有権を持っています。しかし、脂の乗っている今、トレード放出される可能性もなきにしもあらずであると考えています。
その他のローテーション候補では、マイナー契約から拾った掘り出し物であるエイドリアン・サンプソン、元プロスペクトのジャスティン・スティールコーリー・アボットなどが候補に上がってきますが、いかんせんデプスがスッカスカすぎる布陣となってしまっております..
そのため、ホイヤー氏も記者会見で話していた通り、このポジションは優先的に、そして積極的に補強をお願いしたいところです。

魅力的な候補としては、NYMのマーカス・ストローマン などが挙がります。

Marcus Stroman



RP

補強優先度 : 

リリーバーは現状そこまで積極的な補強は必要ないかなと私は思います。なぜなら、今年トレードで獲得したコディ・ホイヤーを軸に、3Aから昇格したスコット・エフロスや元プロスペクトのマニュエル・ロドリゲスらの台頭もあったうえ、アルゾレイもオプションの一つとして使えるためです。
他にも、3Aにはイーサン・ロバーツなどの若くてフレッシュな選手もいるため、なおさら優先度は低いという結果に落ち着いたというわけです。。


C

補強優先度 : 

投手の女房役キャッチャー。カブスはここも補強の必要性が高いと考察します。
現状の正捕手はウィルソン・コントレラスですが、来年オフにFAを控えており、トレードされる可能性があるのではと噂が絶えません。昨年末にヴィクター・カラティニをトレードで放出して抜けていた第二捕手のポジションは、37歳のベテラン ロビンソン・チリーノスオースティン・ロマインらがマスクを被っていましたが、いずれも高齢というのもあり、プロスペクトとして台頭が期待されていたミゲル・アマヤもケガやコンディション不良に悩まされており、捕手事情がなかなか苦しくなってきています。
ここも、トレード、マイナー契約など色々方法を模索してオフにはしっかりと補強をする必要がありそうです。。


1B

補強優先度 : 

リゾをトレードでヤンキースに放出して正一塁手にはクレームで獲得したフランク・シュウィンデルがポジションを獲得。来年も彼を軸とする模様です。さらに、3Aから満を辞して昇格した期待の若手 アルフォンソ・リバスも、一塁手として守ることができるため、この2枚でとりあえずは賄えるかなという状況ですので、低査定にしました。
補強するにしても、カブスご自慢の打撃改造メソッドで他球団で伸び悩んでいた一塁手を獲得する方向で良いと思います。

2B

補強優先度 : 

2Bの最有力候補は、今夏トレードで獲得し、来年はケガから復帰できそうなニック・マドリガル。このほかにも, デビッド・ボーティマット・ダフィーなどさまざまなオプションを試すことができるため, 補強する優先度, 可能性ともに低いと言っていいでしょう。


3B

補強優先度 : 

3Bの基本線は、今年大活躍だったパトリック・ウィズダムマット・ダフィーになってくるでしょう。そのため、ダフィーとの再契約ができれば、3B問題は解決できるでしょう。ですのであえてここは低査定にしています。

SS

補強優先度 : 

Javyがトレード移籍して、絶対的な選手が抜けた内野守備の花形ポジションSS. 現状の最有力候補は、ニコ・ホーナー。しかし、彼は極度のスペ体質で、常に全力プレーが魅力的なものの、その代償としてケガのリスクが常に付き纏っており、年間通してSSでのフル稼働はなかなか難しいのではないかと思っており、バックアッパー候補のセルジオ・アルカンタラも、守備はタフなものの、打撃に非常に苦しんでおり、なかなか出場機会を確保できずにいます。ですので、SSは年間通して活躍できそうな選手を補強する必要があるのではないかという判断で、補強優先度は査定にしています。
魅力的な候補としては、LADのコーリー・シーガーで、もう少し格安で済ませたいのなら、NPBの千葉ロッテで現在はプレーするアデイニー・エチェバリアなんかもいいかもしれません。一部報道では、アストロズのカルロス・コレアとの報道も出ていましたが、彼は長期契約を望んでいるうえ、カブスは現在、ジェイソン・ヘイワードとの長期契約中ですので、現実味はなかなか低いと言えます。

Corey Seager



Adeiny Hechavarria



OF

補強優先度 : 

まず結論から言うと、カブスのOFは、補強優先度としては低いでしょう。
イアン・ハップラファエル・オルテガジェイソン・ヘイワードを筆頭に、グレッグ・ダイクマントレイス・トンプソンさらにプロスペクトのクリストファー・モレルやチームNo. 1プロスペクトのブレネン・デービスも満を辞して昇格の可能性があり、駒は揃っているように見えます。この他にも魅力的なOF候補(ハーモシーヨ etc.)はいることが低査定の理由です。
しかし、NPB 広島からポスティングでMLB挑戦の可能性が高い鈴木誠也外野手も、是非カブスで見てみたいという想いもあったりなかったり。。


まとめ

いかがでしたでしょうか。カブスは、チーム解体というムーブメントを敢行したことにより、2022年シーズンのペイロールが大幅に削減されました(1億4460万ドル→約5900万ドル)。これにより、高額選手を引き取っても過剰にペイロールを圧迫しない状態となりました。
ですので、今オフは積極的にFA選手を補強するのではないかと推測していますし、ホイヤー氏もそのように明かしています。
GMに前インディアンスのカーター・ホーキンス氏を据えるなど、フロントが新しくなったカブス。
とにかくまずは、今年大活躍だった掘り出し物たちとの再契約。そして補強優先度が高査定のポジションは是非積極的に補強していただいて、2022シーズンのカブスめっちゃ楽しみだなと思わせてくれるチームづくりを期待しています😉

Masato

いいなと思ったら応援しよう!