~交番編👮~ 第1話 暗雲
交番の経験を一言で語ることは超難しい。
というかめんどくさい。
なぜなら、仕事内容が多岐に渡りすぎている。
パトロールや犯人逮捕とはまた別に、交通取締り、精神異常者の対応などなど語りつくせない。
その中でも、思い出深い部分を記事にまとめていこうと思う。(2話目から)
一話目は愚痴みたいになるが、許してほしい。
それは僕の交番人生は暗雲の中を進む小鳥みたいに、不安の中をただ必死に、ひたすらに進むしかない苦しい状況だったからだ。
良い経験だったかはわからない。
ただ、こんな形で成長した警察官もいることをこの記事で知ってほしい。
警察学校を卒業したらまず配属されるのが、交番で、警察官のイロハを叩き込まれる。
そこで、僕の上司になったのは、退職前の子デブ巡査部長だった。
警察学校の情熱を保った若手は大抵、熱の冷めた中年公務員の雰囲気のギャップ困惑する。
もちろん、やる気の冷めない先輩もいる。刑事上がりとか若手巡査部長の部下になれば仕事もバリバリ教えてくれるし、若手の考え方の理解も飲み込みもはやい。
ハコヅメの藤部長の部下である主人公河合がどれだけ羨ましいのかわかる人は少ないだろう。
ただやる気のない中年部長や退職手前の初老警察官が上司に就こうもんなら、警察人生暗闇のトンネルからはじまるみたいなものだ。
かなり言い方にトゲがあるかもだが、わかる人にはわかると思う。
仕事は基本後ろ向きで、最低限の仕事を淡々と終わらせ帰宅する。交番は夜勤なので、そんなつまらない上司と24時間過ごさないといけない。
新人はパトロールやら職務質問、犯人逮捕を夢見て交番に出る。
じっとされては、仕事も覚えれないし、全く良いことがない。
これは、20代の若い視点の話で、上司の立場も考えるべきなのはわかっている。
客観的な立場で物事を見れていればこんな愚痴は出てこないが、若いころというのは、突っ走ってなんぼだと僕は思うし、上司や年配者はその背中を押して、支える立場であるべきだと信じている。
昔、某県警の若手が初老上司の後ろから発砲した事件があったが、気持ちがわかる警察官は何人かいるのではないだろうか。実際に発砲する者はいないとしても、。
「ほんと良いことばかりじゃない警察人生だな」と常に不安を抱き、職務に就いていたことは今でも覚えている。
なにせ若手のやる気に上司はついてきてくれない。
それにプレスしてくるかのように徹底した上下関係、最悪だった。
学校を卒業したての新人が何か言おうものなら叱責されることは目に見えていた。
そんな日々が数か月続いたとき、若手の先輩が職務質問に連れ出してだしてくれた…。
それが僕の人生の転機だった。
こんなんが一話目で、すみません<(_ _)>
2話目以降は暗雲に光が入り、人生が一転するきっかけが起きます。
これからが、盛り上がりますのでこれからも何卒お付き合いください! く( ̄▽ ̄ 敬礼