パッケージデザイン四方山話
最近パッケージデザインのご依頼を複数頂いてまして、店頭商材ではないのでこれには該当しませんが、いい視点だなと思います。
昔、チャーミーグリーンという食器用洗剤のCMが流れておりましたが、おじいちゃんとおばあちゃんが仲良く踊ってるシーンがとても印象的で、その部分が取り上げられることは多々あったのですが、子どもながらに別の部分が引っかかっていました。
それは、お買い物帰りのおじいちゃんとおばあちゃんが手に持っている買い物袋が明らかにアメリカ映画に出てくるような茶色い紙袋だったこと。
取手がないので持ちにくそうだなということはさておき、やたらオシャレに見えたものです。
そしてこの手のシーンの場合、だいたいむき出しのバゲット(フランスパン)が刺さってるんですよね。
こんなハイカラなお買い物シーン、日本にはないだろうと疑問に思いながらも憧れたものです。
何が言いたいかって、やっぱりパッケージって大事だなってこと。
コテコテのネーミングにガツンとクるデザインの缶ビールは、これぞサラリーマンの労働の癒やし!という気もしますが、コジャレたい女子だけの部屋飲みでは、なーんとなくオッサン臭が漂うもの。
(ここまで書いてて恐縮ですが、私はガチ下戸なのであくまで印象論です)
ここに出てくるのはアルコールではありませんが、女子飲みウケしそうだなと思いました。
雰囲気のいいパッケージでお持たせなんて、ただの愚痴飲みがちょっとトレンディドラマの主役気分になれたりしそうですよね。
こういう視点でのデザインの有用性、もっと深めていきたいなーと思いました。