MacBookAirのバッテリーを自力で交換する

MacBookAirのバッテリーを自力で交換しました。


その際に気づいた、


1. 必要なもの

2. やるべきこと


を記したいと思います。


まず、バッテリーを交換したMacBookAirの情報はこちらです。

※これ以外のモデルでは、必要なものが変わってくる可能性があります。
  ご注意をお願いします。


1. 必要なもの

・バッテリー
Amazonで購入しましょう。
私が購入したものはこちら


このバッテリーには、MacBookAirの裏蓋や、バッテリーを留めているネジを回すための専用ドライバーが付属していました。


2. やるべきこと

・ネジ穴を潰さないよう、ネジを回す



正直、必要なものとやるべきことはこれだけです。(マジで)


え?これだけ?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、
実際にバッテリーを交換した方にはご理解いただけるかと思います。


ここからは、


・私がバッテリー 交換の際にやってしまった失敗

・失敗をどうにかするために購入したもの

・実際にやったこと


を記します。



・私がバッテリー交換の際にやってしまった失敗


【失敗1】Apple正規代理店での修理が不可能だった

"自力でバッテリーを交換するという選択肢を持っておくべき"
でした。


私のMacBookAirは、8年ほど前に購入したもので、
バッテリーがついに機能しなくなってしまいました。

バッテリー残量は0%と表示されており、
常に電源に接続していないと動けない体になっていました。

電源が本体から外れてしまうと、電源が落ちてしまう。

そんな症状になってしまっていました。


「手軽さが売り(?)のMacBookAirがこんな調子じゃやってられん」

と思い立ち、Apple公式HPより、修理を予約しました。

※Apple公式HPより、今日を含めて1週間先までの期間で予約が可能です。
ggると、持ち込み修理と配送修理があるようでしたが、
私は持ち込み修理しか選択できませんでした。

  
予約する際、
例のウイルスのせいで、正規代理店がこぞって休業の状況でした。
そのため、仕方なく遠方のお店を予約しました。(20/4/20時点)



予約当日、
案外重たいMacBookAirと根元が断線しかけているACアダプターを背負い、
片道約1時間かけてApple正規代理店へ行きました。


まずはお店のスタッフに簡単に症状を説明し、MacBookAirを渡し、
症状を診断していただきました。


症状としては、

"バッテリーに問題がある"

とのことでした。


しかし、お店のスタッフ曰く、

「2012年製のバッテリーの正規在庫品は、もう取り扱っておりません。」

とのことでした。



そしてそのお店のスタッフからは、

・自力でバッテリーを交換する

もしくは、

・非正規店で修理を依頼する

ことをご提案されました。


「非正規品ではあるものの、バッテリーはそこまで高価ではないし、交換自体もあまり難しくはないですよ。」


とのことだったので、自分で交換することに決めました。


事前にもっと下調べをし、
自力で交換する選択肢がはじめから頭にあれば、
こんなに時間を無駄にすることはなかったなあ、

と感じた帰り道でした。

ちょっとggれば、こんな記事がすぐ出てきますね。


(正規かつ安全という安心感が欲しかったんや・・・)


正しい症状を診断してもらえたという点では、良かったのかもしれません。



【失敗2】ネジ穴を潰してしまった

"はじめからネジ穴を潰さない工夫をするべき"
でした。


バッテリーを交換するためには、まずはMacBookAirの裏蓋を外します。

裏蓋を外すため、
バッテリーに付属していた専用ドライバーを使って
ネジを外していきました。


裏蓋は、10本のネジで留められているのですが、
あろうことか、10本中4本もネジ山を潰してしまいました。(絶望)

図1

画像2

当然、10本全てネジを外さなければ、裏蓋は外せず、
バッテリーを交換することができません。


まあ大丈夫だろ、と思って何の対策も躊躇もなくネジを外そうとしたことは
失敗だったなと感じました。


・失敗をどうにかするために購入したもの


ネジ穴を潰してしまった時にはどうするべきかggってみると、
いくつか私と同じような失敗をした方の記事がみつかりました。

参考にした記事はこちら達。(ありがとうございました。)


そして購入したものは以下。


●ホームセンター

・輪ゴム(非推奨)

・マイナスドライバー(必要)

・ネジすべり止め液(推奨)

・両刃やすり(必要)



●100均(seria)

・ドライバーセット(非推奨)

・カッターナイフ(非推奨)

・ペンチ(非推奨)

・瞬間接着剤(非推奨)

図2


・実際にやったこと

【成功したこと】

潰してしまったネジをどうやって外したかというと、


・両刃やすり(木柄なしものを購入しました)


で、ネジに一文字(いちもんじ)の溝を堀り、


・マイナスドライバー
(単体で、0.9mm、1.8mm、2.3mmを購入しました)


でネジを回す


という方法でした。



やり方は下の写真の通り。
この方法で、4本中3本外すことができました。
(残りの1本は下に書いています。)


このように両刃やすりをネジにあて、ゴリゴリと一文字に掘っていきます。

図3

もうそろそろいけるかなって思ってから、
その2倍くらいは深く堀った方が良いです。

早とちりしてしまうと、
せっかく堀った一文字の溝さえも潰してしまうかもしれません。


これくらい堀ります。(わかりにくいか)

画像8

一文字が掘れたら、マイナスドライバーを使ってネジを慎重に回します。
力強く押しつけ、ゆっくりと。

無事外れました。

画像9




【失敗したこと】

・輪ゴム(幅の広めのもの)


これはネジ山を潰してしまった際によくされる対処法のようですが、
私の場合うまくいきませんでした。

①ドライバーが細すぎて輪ゴムを貫通してしまった
②ネジ山がほぼ潰れてしまっていた

ことが原因かと思います。



・ネジすべり止め液


これもうまくいきませんでした。
使うタイミングが遅すぎました。


伝えたいことは、

"最初からこれを使っておけ"

ということです。


この製品がどういうものかというと、

ネジの中に1~2滴ほど入れて、
ゆっくり、押しつけるようにネジを回すと、
液体の中の粒子が、ドライバーとネジの間の隙間に入り、
空回りすることを防げるため、ネジが回るようになる、

というもののようです。


しかし、ネジ山がほぼ潰れてしまっている場合は効果がありません。

私の場合、ネジ山がほぼ潰れてしまっていたため、
うまくいかなかったのだと思います。


・瞬間接着剤(100均)

これはやめた方がいいです。

"ドライバーとネジを瞬間接着剤で固め、ネジを回す"

という浅はかな考えでやってみましたが、
ネジを回せるほど強固に接着することはできませんでした。


それよりも、

"ネジが裏蓋と接着され、回すことができなくなる"

可能性があるので、やめましょう。


・ペンチ(100均)

4本中、1本はこれで外しました。

"わずかに飛び出たネジをペンチの先端で掴み、握力で無理やり回す"

という方法でしたが、

裏蓋がめっちゃ傷付きました。
できるだけ本体を傷付けたくない、という方はやめておきましょう。

画像10

そして、
私が購入した100均のペンチは、噛み合わせがとても悪く、
これも傷が付いた原因かと思われます。
ここらへんは100均クオリティーといったところでしょうか。

購入するなら、
ホームセンター等で良い質のものにしましょう。

参考までに、こういうものがあるようです。


・カッターナイフ(100均)

カッターナイフでネジに溝を掘ることはできません。

ネジに一文字(いちもんじ)の溝を掘るために購入しましたが、
無理なのでやめましょう。


・ドライバーセット(100均)

持ち手が細く、ネジを回す力が入りませんでした。

てこの原理を最大限活用するためにも、
ホームセンター等で、持ち手が太いものを選びましょう。


ドライバー先端の幅は、

"18mmまたは23mm"

が丁度良いサイズでした。
できれば両方あると良いでしょう。



【おまけ】

裏蓋を開けるとこんな感じになっています。

画像5

ホコリがめっちゃたまってます。


ケチってエアダスターを購入しなかったので、
綿棒で雑に掃除しました。

画像6

※身体に静電気が帯電していると、電子部品が逝く可能性があるので、
窓のサッシ等に触れてから掃除を開始するようにしましょう。

※強く擦ると、電子部品がもげる可能性があるので気をつけましょう。


バッテリーは、ここを何とかしないとコネクタが外れません。
ここを先端0.9mmのドライバーで潰してコネクタを外しました。
(役に立って良かった)

図6

バッテリーは5本のネジで留められているので、
それらを外していきます。

図7

ここも慎重に回していきましょう。

ここは裏蓋を留めているネジとはまた形状が違います。

こちらはすんなり外すことができました。

心配な方は、ネジの滑り止め液を滴下してから回すようにしましょう。


新しいバッテリーを取り付けます。

まずコネクタを半分だけ挿入します。

画像12


その後バッテリーの位置を合わせてから、コネクタを奥まで挿入します。


ネジを5箇所留め直して、裏蓋を取り付けます。


予備で購入していたネジで、10箇所留めていきます。

画像14



ここも慎重に・・・


そして完了です!

画像13


念には念を、専用ドライバーも購入しましたが、
これは必要ありませんでしたね。
(せっかくなので最後に裏蓋のネジを止める時だけ使いました。)

画像18


このようにわりと大きな傷も付いてしまいましたが、
裏なんて見ないので気にしないことにしました。

画像15

図4


バッテリーのみで駆動しました!

スクリーンショット 2020-04-26 16.13.32



以上、最後まで見ていただいてありがとうございました。

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