ヤギ女子の一日(1)
こんにちは。lemonです。
秋は深まり、直売所に並ぶ野菜はすっかり秋冬ものになりました。
きのこが幅を利かせ、南瓜冬瓜、栗も主張しております。
りんごが美味しくなって、体がみかんを求めるように……
さて、ヤギ女子。秋のヤギ女子はどうですか。
今はなんと! オスヤギさんのモニャララをキュッとしてモニャララ……
これはまた別の機会にレポートしましょう!
まずは、ヤギ女子って毎日どうしてる? ちょっと知りたいなぁ。
と近寄りました。
定時出勤、定時退社。 急な残業夜勤あり。
目出度く学生時代から探し続けたヤギだけのヤギ牧場と出会い、ここ睦沢町にお引越ししたくまちゃん。
うら若き乙女の一人暮らしですし、ヤギ牧場の周りは……何もない。
何だったら携帯の電波もない… 。
やはりコンビニもある、夜も明るめの隣町に居を構え、毎日牧場に通う日々が始まりました。
週6日勤務。平日休み。休みの日は社長がヤギのお世話をします。
何事もなければ9時ー5時勤務。
生き物相手なので、病気や出産のときなど、突然の残業夜勤あり。
だから社長は休める時は多めに休ませてくれるそう。
くまちゃんの平均的な1日の流れをのぞいてみましょう。
おんな3人暮らし
朝はゆったり目の8時起床です。
自称テレビ大好きっ子、まずはテレビをつけます。天気予報をチェック。
最初にするのは、なんとぉ!ペットに朝ごはんをあげる!!
ヤギ女子は、ヤギじゃないペットを飼っていた!!
うさぎのリリーちゃんと、セキセイインコのモモちゃんです♪
「リリーちゃんは前の職場で引き取ったアンゴラウサギで、
ふわふわ毛玉ちゃんなんですよ〜。
モモちゃんはヒナから育てたんです〜。LINEの通知音の真似するんです。
ピコピコッって。カワイイんですよ〜♪」
デレデレだ。泣いているヤギの顔が浮かびます。
くまちゃん曰く「ペットはただただ愛を注いているカワイイ〜子たち。ヤギは仕事。でもヤギがズバ抜けて好きなんです」
……深い。
「飼育所」へご出勤
朝ごはんは職場までの車中で済ませます。
職場であるヤギ牧場、まずは「飼育所」へ。
ヤギ牧場には「飼育所」と「放牧場」があり、ヤギのお家は「飼育所」です。
9時に到着すると、まずは部屋の見回り。
くまちゃん「おはよぉ〜」
ヤギ「メェ〜〜」
くまちゃん「おはよぉぉ~」
ヤギ「メェェェェェ~~」
最近朝は特に寒くなったので、ヤギたちは仲良し組でくっついているそう。
くっつく相手は決まっていて、家族同士、兄弟同士が多い。
通称「ヤギ団子」があちこちにできているそうです。
体調を崩したり、怪我をしている子はいないか、小屋に変化はないかなどをチェック。
みんな大好きご飯タイム
1日の餌やりは、朝と夕方の2回。
基本は、前日に放牧場で刈って乾かしておいた草をあげます。
放牧場は飼育所から車で5分程度のところ。
晴れていれば毎日行って、草を刈る、カゴに詰める、軽トラに積む、飼育所に運ぶ
を三往復くらいして、やっと70杯くらい。それがヤギ70頭の一日分の餌です。
その他、近隣の農家さんから季節の葉っぱをもらってきて、おやつ程度にあげています。
今の季節、秋は芋づる。ヤギたち大好き。
いつもの餌では選り好みして、葉っぱだけ食べて固い茎を残したりする不届き者も出るけれど
芋づるは茎も完食するくらい、みんな好きだそうです。
農家さんの畑から出る、廃棄しなきゃいけない困った葉っぱたち、
くまちゃんがどっさりもらいに行って、ヤギたちの餌になる。
採りきれない小さな芋も捨てるだけだというので
「ありがたや、ありがたや」と頂く。
お互いwinwinの関係ができているんだな。
でも、先日もらってきたというパッションフルーツの葉っぱは、
あまりお口に合わなかったようで、朝になっても全部餌棚に残っていた…。
「せっかくの青い葉っぱ、もったいなーい」とくまちゃんがっかり。
餌やりの次は水換え。
昨日の飲み水の余りを捨てて、今日の分の綺麗な水に交換します。
10時くらいには終了し、次は草刈りしに放牧場へ移動です。
to be continuous 続きは次回へ〜