ヤギ女子ができるまで
こんにちは。lemonです。
今日は発見したヤギ女子について探ってみました。
ヤギ女子の名前は「くまちゃん」。ヤギだけどクマ。名前の一部です。
現在20代半ば。ツヤツヤウキウキときにはしっとりのヤングです。
そして、千葉県睦沢町にあるヤギ牧場で、70頭のヤギを飼育するお仕事をしています。
現場です。現場でヤギを生かしています。「飼育員さん」というより、何というか……ヤギのドン。
なんせ現場は全てひとりでやっているのですから!
人はクマのみ! あとはヤギだけ。
初恋はエイティーン。
くまちゃんのヤギとの出逢いは、18のとき。
エイティーン。
動物好きが高じて入った専門学校で、研修で行った観光牧場。
そこでそう珍しいわけでもないヤギに、ドキュン! ハマってしまったそうです。
本人曰く「何でだろう? 自分でも分からないなぁ。なんか……よくないですか??」
そうですね、いいですね。
それからは毎週ヤギに会いに行くバイトをはじめる。
いや、ヤギの世話をするバイトをはじめます。
仕事内容は、ヤギ散歩をしたいお客さんにヤギを貸し出したりとか、だそうです。
しかもそれだけにとどまらず、
色々なヤギ牧場に電話をかけては、押しかけ研修を繰り返していたとか!
研修という名の押しかけ…… うら若き十代の乙女が、知らない牧場に押しかけては、ひとりヤギの世話をしてウフウフしているという……なんというレア度。
就職希望は、ヤギらしいヤギのためのヤギしかいないヤギ牧場! が良かったけれど、なかなか人を雇える規模のヤギ牧場は少ないそうで、タイミング合わず断念。
決めたのは、千葉の大きな観光牧場。
地元は九州。就職先は実家から遠く関東。遠くを選んだのは、ひとり暮らしをしてみたかったから。
うむ、若者らしくてヨロシイ。
でも初彼は……
大きな観光牧場には、色々な動物がいらっしゃる。
くまちゃんの初彼… いや初担当は「うさぎ」。
もちろんうさぎも良い。日々うさぎと向き合いうさぎのお世話。
しかし、その間も上司に「ヤギがいい~」という呪い、もといメッセージを発し続け、次の年にはめでたくヤギ担当に!!
しかし、くまはそれだけでは満足しなかった! ヤギ担当になってからも、ヤギらしいヤギのためのヤギしかいないヤギ牧場の職場を探し続けていたのだぁーーー!!
ということで、めでたく現在のヤギ牧場の飼育員募集を見つけ、今の社長と出会い、70頭のヤギたちと苦楽を共にする日々が始まったのです。
社会人になってから3年。異例の速さで睦沢ヤギのドンへ駆け上がったクマ。
次回からは、ここ千葉県睦沢町にくまちゃんが引っ越してきてからの日々を綴っていこう。
多分。