来た球を全力で打つこと。自ら球を投げること。みんなで球を投げること。
僕は社会に出てからずっとデザイン業界(?)の片隅で仕事をしてきたのだけれど、僕のしてきたデザインの仕事は、クライアントさんという仕事を発注してくれる人や企業さんがいて、初めて仕事が生まれるというタイプの仕事ばかりだった。いわゆる受注仕事というやつだ。
これは僕がもともと“来た球を打ち返す(=クライアントさんからのオーダーに答える)”のはわりと得意だけれど、“自ら球を投げる(=自らプロジェクトを起こす)”ことには消極的で、ほとんどしてこなかったせいでもある。
ところがこのGO!BO!SO!では僕単独ではないにしろ、自主プロジェクトもあるし、自分がまず動かないと物事が進まないプロジェクトばかりなのである。今までとは頭の回路のちょっと違う場所を使うことになるし、いろんな人が関わって進むプロジェクトなのでそれがとても心地良い。
そして何より楽しいのは、僕らが“来た球を打ち返す”というよりは、“みんなで球を一緒に投げる”というスタイルのプロジェクトがたくさん生まれていることだ。どんな球をどこに向けて投げるのか?をチームであーでもないこーでもないと考えて共に手を動かす。なんかいいんだよね、この感覚。
そのうち一緒に球を投げる仲間や投げる球の種類が増えていくともっと嬉しい。
そんなことをしている間に、日に日に大きくなってゆく夜の虫の音と、頭を垂れた稲穂がそろそろ夏から秋へ季節が変わることを教えてくれる。
さて、今日は #ナイラジ 第二回目の収録だ。どんな話が聞けるか楽しみだ。
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