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【かけこみ開催報告】事業承継ノートを書いて共有する会

かけこみ開催報告!

この企画では、長らく開催の報告ができていなかったイベントについて年内中の完了を目指します。
少しでもGOBOの中について知っていただけると幸いです。

「農家の事業承継ノートを書いて共有する会」について
GOBOではこれまで、「今日からはじめる農家の事業承継 2万人の跡継ぎと考えた成功メソッド 」の読書会や、「書き込み式でよくわかる 農家の事業承継ノート」の活用検討会、年末年始をきっかけに事業承継について話し合う会を開催してきました。
そして今回、事業承継支援に熱心に取り組まれるている竹本彰吾さん、伊東悠太郎さんに全面的なフォローをいただきながら、農家の事業承継ノートを一周書いてみるチャレンジイベントを全4回で開催しました!
本来は渡す側、継ぐ側、支援者で書き進めていくものではありますが、今回はひとまず一人でも書いてみる、ということに軸を置き、「継ぎたい」「渡したい」の当事者にとっては、事業承継に向けて一歩踏み出すきっかけと共有の場に。「支援したい」関係者の方にとっては、当事者のお声をもとに「自分だったらどのような形で何ができそうか」を考える場として、活用いただきました。
(参考に、参加者の方には「継ぎたい人」「渡したい人」「支援したい人」のどこに該当するか表明いただきました。)
この会では、毎回開催までに「ノートのこの部分を書いてくる!」という宿題があり、書くにあたってどうだったか、書けなかった場合は何がネックになっているか、ということを参加者で共有していく時間を作ります。

第1回3/13(水)
第1回は、「気持ちを伝えるシート」について共有を行いました。渡したい側は「農業を始めたきっかけ」「誇りを感じているところ」「ここだけは譲れないところ」「後継者へのメッセージ」、継ぎたい側は「どんな農業経営を目指していくのか」「継ぐにあたっての不安や悩み」「元経営者からのバトンパスあとにどうあってほしいのか」などの問いを中心に、改めて自分の気持ちを掘り下げる時間を過ごしました。

第1回のようす

第2回4/3(水)
第2回は、「ライフプランシート」「歴史やルーツ(家系図や沿革)」について共有を行いました。過去から未来まで、自分や世帯員の年齢を書き込み、就職や車購入等、起こりうるライフイベントの書き込みを行うことで、ライフイベントに伴うお金の動きについて考えを深めました。合わせて、家系図や系譜を探して読んでみることで、家の農地はいつから脈々と受け継がれてきているのか、これまでどのようなことが起こってきて今があるのか。改めて先代から続いてきた歴史の重みに思いを馳せるきっかけとなりました。

第2回のようす

第3回4/17(水)
第3回は、「農業経営状況で把握したこと」「(事業承継に向けて)やることリスト」を共有しました。該当ページが30ページ以上の大ボリュームだったので、できるところから取り組みいただき、主に継ぎたい側の方が「農業経営において、改めて知らない部分、分野がある」ということを実感する時間になりました。また、参加者の中から、これからの農業経営を把握、記録するためのツールを悩んでいると話題が上がったので、主に使用しているツールについて共有、比較する時間となりました。目的を見定め、仮説を立て、検証に必要な数字を拾っていくために適切なツール選定を行うことが大事だと、各種記録ツールを見ながらわいわい盛り上がりました。また、やることリストは一人で考えるより、みんなで共有しながら作成する方が楽しくぐんぐん進むことがわかりました。

第3回のようす

第4回5/1(水)
第4回は「事業承継計画」の共有でした。第3回に作成した「やることリスト」をやる順番に並べていきます。全4回の会も終わりになるため、ノートの進み具合や、ネクストアクションについて意見交換し、最後は修了式も行いました。

第4回のようす

おわりに
農業者の皆様におかれましては、農繁期に差し掛かっていたにも関わらず、ご参加をいただき、本当にありがとうございました。また、運営側(支援したい側)としても当事者の皆様の生のお声をお聞きする非常に貴重な機会になりました。既に事業承継支援を行っている方や、普及員の方が今後の支援イベントを検討、議論する一歩にもなったみたいで本当に嬉しいです。
継ぎたい方、渡したい方、支援したい方、それぞれの方の次の一歩に繋がりましたら、これほど嬉しいことはないです。

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