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#1 ゴブリンモードな夜に

ゴブリンモード(「ゴブリン」とは、ヨーロッパの民間伝承に登場する伝説の生物・悪魔。気難しく悪さばかりする)はその延長線上にあり、深夜にSNSを延々とスクロールしながらポテトチップスを食べるような自堕落なスタイルのことを指す。

Lobsterr Letter vol.154

私は人より圧倒的に寝付きが悪い
5分、30分、1時間、布団の暗がりで眠れない時間を過ごす

ついには布団の中を出て
5分、30分、1時間、PCの明るい画面の前で時間を過ごす

不眠症というほど眠れないわけではない
朝の5時とか6時になると嫌でも眠れる

深夜12時から朝の6時までの1/4日の間、何をしているのかというと。
Twitterのタイムラインを流し、TVerでバラエティを見たり、YouTubeで新しい音楽を探したり。ゴブリンモードで過ごしている

今に始まったことではない。自覚しているのは15歳、高校生の頃から、スマホをPCを手に入れた頃からだと思う

漫画、映画、音楽、小説。インターネットの世界には自分が好きなものの情報が溢れていた。好奇心の赴くままにゴブリンとして、クリック・スクロール・クリック・スクロール。完璧なほどに意味のない時間を過ごしている

私はゴブリンモードに関しては人より玄人だと思っている
「休日何している?」と聞かれれば、「何もしていない」と答える
記憶に残らない程度のことしかしていない、何もしていない時間が幸せなんです

意味のある時間ばかりを過ごしていると疲れてしまう
でも、歳を追うごとに、仕事の時間もプライベートの時間も意味を持つことが多くなってきた

世の中の平均年収よりお金を多く稼いだ
欲しいものがぱっと思いつかなくなるほど、好きにものを買った
結婚を見据えてパートナーと一緒に生活した

人並みの幸せを求めて、意味のある時間を多く過ごした
完璧だったと思う、完璧すぎるほどに

正直辛かった
続けられなかった
楽になるための一線を越えることを自分に許した

社会に出て自分の努力で手にしたもののほとんどを手放すことにした

後悔が無いといえば嘘になる、後悔しかない
もっと上手く完璧に過ごせたら良かった

それでも、私はこの世界で生きていくしかない

ゴブリンモードで高みは目指さず、穏やかに

全く構成を考えずに、ただツラツラと書きなぐった文章ですが
やはり書くことで楽になることはありますね

(ある特定の状態に名前がつくことで、その状態を受け止められるようになることってありませんか?何もしない夜が多く増えていたときに、ゴブリンモードという言葉を教えてくれたLobsterr Letterに感謝しています)

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