SUPER JUNKY MONKEY 〜最愛のバンドと過ごした日々 第2話
2008年12月2日 @渋谷 O-East
1989年に発表されたNYハードコアの大名盤『START TODAY』のレコーディング・メンバーで初来日したGORILLA BISCUITSをメインアクトとして開催された『REBIRTH OF HARDCORE PRIDE』に出演するために、一夜限定で再結成したSWITCH STYLEのライブを観に、O-Eastへ。
会場で、3rd Stone From The Sunの小林由紀夫さんに遭遇。
小林さんが代表を務める3rd StoneはSUPER JUNKY MONKEYの所属事務所で、前澤友作氏がドラムを叩いていたSWITCH STYLEも在籍していたことがある。
小林さんは開口一番に「来年の6月にイベントをやるから!」と言った。驚きはなかった。彼がそう言わなければ、こちらから「やらないんですか?」とたずねただろう。
10年目となる2009年にみんなが集結することを信じていた。ずっと。
毎年、2月5日(睦ちゃんの命日)の前後はSUPER JUNKY MONKEYばかり聴いている。
彼女達と過ごした日々を思い出しながら。みんなで会える日を待ちながら。
2009年6月20日 @恵比寿 Liquidroom
『SUPER JUNKY MONKEY presents "Songs Are Our Universe"』
ジェイソンズ、WRENCHという、これ以上は考えられない最高の組み合わせが実現した。
フロア前方には知った顔がたくさんいた。そして最後に登場してきた3人の姿を見て涙腺が緩んだ。
ヴォーカルは主にKEIKOちゃんが担当。しのぶちゃんも歌っていたし、つつ!!(まつだっっ!!)も少々。
3人が出した音は10年ぶりとは思えないタイトなものだった。
私にとって、このバンドが昔も今もこれからもナンバーワンであることを再認識した。
* * *
2009年9月20日
『SUPER JUNKY MONKEY presents "Songs Are Our Universe"』からちょうど3ヶ月後。睦ちゃんに会いに、友人達と彼女の故郷に行った。
睦ちゃんの墓前に立ったのは8年ぶり。長いこと顔を出せなかったことを詫び、いろいろなことを報告した。
脳裏に数々の思い出がよみがえった。去りがたかった。
その後、睦ちゃんのご家族が経営する「海賊料理 舟小屋」へ。
久しぶりにお会いしたお父さん、お母さん、お姉さんが、とびっきりの笑顔で迎えてくれた。
有名店(全てが絶品)、しかも連休ということで大変お忙しい中、お母さんとお姉さんは、睦ちゃんやSUPER JUNKY MONKEYのメンバー、関係者のエピソードをたくさん聞かせてくれた。
お母さんから手紙をいただいた。睦ちゃんが書いたものかと思ってしまうくらいそっくりな文字で綴られていたその手紙には、USツアーに同行した際に睦ちゃんと一緒に撮った写真がプリントされていた。
こぼれ落ちそうな涙を必死にこらえた。
* * *
2010年6月23日
前年の復活ライブや貴重な過去の映像を収録した『LIVE WE'RE THE MOTHER of MEATLOAF! HYPER COLLECTION』がリリースされた。
発売記念ライブがクアトロで開催されることになり、さらにフジロックにも出演決定。
『LIVE WE'RE THE MOTHER of MEATLOAF! HYPER COLLECTION』 DVD+CD (2010)
2010年8月3日 @渋谷 Club Quattro
フジロックには行けなかったが、クアトロの発売記念ライブにはもちろん参加。まさかに2年連続でSUPER JUNKY MONKEYのライブを観ることができるとは。
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2015年12月25日 @恵比寿 Liquidroom
アメリカに住んでいるKEIKOちゃんの里帰りに合わせ、5年ぶりのライブ。
共演バンドは、SxOxBxとWRENCH。
DJとしてキャブレターボーイズのカトキチこと加藤敦慎氏、DJ ISHIKAWA a.k.a. TIGER HOLE、 GMF時代にSUPER JUNKY MONKEYと何度も対バンしているDevilockの遠藤憲昭氏が参加。
(つづく)