【中止】Fuji100 | 中国人オーガナイザーによる富士山を舞台としたトレイルレース
今回は当サイトでは珍しく日本のレースを紹介します。でも、日本もアジアなので当ブログでも扱っても大丈夫なはず。ただ、日本のトレイルレースの情報は、MTSNさんや、RUN+TRAILさんにお任せしたほうが良いので、あえて書いてませんでした。
さて、富士山100(FUJI 100)というトレイルレースをご存知でしょうか?もちろん、UTMFのことではありません。実は、中国のオーガナイザーが主催する日本のトレイルレースです。
※ 2020年3月27日更新: 主催者より中止が発表になりました
富士山100に関して
私が調べた限りでは昨年(2019年)に第1回が開催されたようだ。主催は中国で「江南100(Jian nan)」というトレイルレースを運営しているオーガナイザー。実は江南100は、今年4月に開催予定であった(新型コロナウイルスの影響で11月に延期)。
レース概要
開催日:2020年7月17日~19日
スタート/ゴール:鈴川海浜スポーツ公園(静岡県富士市)
距離:100km(26,000円)、62km(19,000円)
エントリー期間:3/14~4/13
宿泊先:東横イン
参加人数:150名
参加要件(中国語サイトより翻訳)
過去12ヶ月で50km以上のトレイルレースを完走したことを証明できること
長距離の山での経験とそれに応じたトレーニング
低温、強風、雨雪問題を対処できる能力および裝備
GPSのセルフナビゲーション能力および関連する能力を有すること
ルール(中国語サイトより翻訳)
トラックファイルは、2020年6月30日に登録メールアドレスに送信されます。
CP3-CP4はトレッキングポールの使用を禁止されています(上り坂での登山に使用できます。他の人を傷つけやすく、使用できません)。
補給物資は自分で購入し、組織委員会に配送して各SPに出荷する必要があります。
アーリーチェックインの場所とミーティングは個別に発表されます。
消費されているかどうかに関係なく、保管された補給物資は、閉鎖後にスタート地点に集められます。
強制装備品は特になし。6/30に装備のアドバイスメールを送信します。
熊鈴とラウドスピーカーの使用は、レース全体を通して禁止されています。ゴミは持ち帰る必要があります。
輸送手段の使用は禁止されています。交通ルールの違反は禁止されています。
コース上で消耗品を購入することができます。
登録が成功した後、払い戻しは受け入れられず、グループの変更は許可されません。
ハイカーを優先するという原則に従い、ハイカーに近づいて怪我をしないように速度を下げます。
登山道路の外を歩くことは禁止されています。
溶岩、動植物、落書きを収集することは禁じられています
その他の未解決の問題については、組織委員会がコミュニケーションと説明を担当します。
コースは、スタート地点から富士山の山頂まで走って戻ってくるレース。海抜0mから日本最高峰の3776mまで走る、まさにSea to Summitなレースだ。また、日本語サイトには掲載されていないが、参加要件やルールも注意が必要。運営がどこまでしっかりしているか不明だが、基本的にはセルフレスキューができることが前提。装備も具体的な指定はないが、7月の富士山を登ることを前提とした装備は持つべきだろう。また、CPでの補給食などは自分で用意して、大会組織に預ける必要があるようだ(詳細は不明)。
コースやスケジュールなど詳細な情報に関しては、オーガナイザーのHPを参照。日本語ページはざっくりしたことしか書かれてないので、詳細は中国語のページを見たほうが良いだろう。
■日本語サイト
■中国語サイト
日本国内で中国のトレイルレースを楽しめる??
昨年の参加者のブログを紹介しておく。私が調べた限りでは、日本人の参加者は昨年はゼロだった。中国大陸から来た中国人もしくは日本国内に在住している中国人ばかり。完走率は100kmで56%。昨年は雨だったので、それで完走率が低くなった可能性もあるだろう。
◆完走率などが書かれている
◆NINOMARU VILLAGEさんのブログ(CPとして場所を提供されたそうです)
今年は日本語ページもあり。支払いもクレジットカード、銀行振り込み、PayPalに対応。おそらく今年は日本人の参加者が現れるであろう。ただ、オーガナイザーが中国人ということもあるので、おそらく日本語は通じない可能性も。。。まるで日本に居ながら中国のトレイルレースを楽しめる。FUJI100(富士山100)は、少し不思議なレースだ。
2020年3月22日 17:22更新
当サイトの読者より「本大会は、自治体への使用許可などの申請は行えているのか?」と問い合わせを頂きました。原則、当サイトでは、大会開催に伴う手続きの各国当局への申請状況確認は行いません。
なお今回は、日本国内のレースということもあるので、特例で当サイトより自治体に問い合わせをさせていただきます(ただし、回答が得られる保証はございません)
当サイトで掲載されているトレイルレース情報に関して、詳細に確認する場合は、ご自身で主催者もしくは各国当局にお問い合わせください。
2020年3月27日 22:30更新
主催者側より、2020年大会は中止と発表になりました。
理由は、新型コロナウイルスの収束が見えないこと、および東京五輪が延期になったことも影響しているとのことです。
エントリーされた方は、全額返金しますとのことです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?