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【台湾】XTERRA TAIWAN 2023 に参加してきた
台湾の最南端にあるリゾート地・墾丁(ケンティン)にて開催された XTERRA TAIWAN 2023 の TRAIL RUN の部(2023年4月16日開催)に参加してきた。XTERRA TAIWAN は、2018年にも参加したこともあり、約5年ぶりの墾丁となった。2022年11月のフォルモサトレイルに続き、アフターコロナから2度めの台湾渡航になる。
今回の台湾渡航は、単にレース参加だけでなく、人生初の海外でのワーケーションも含めての渡航となった。ワーケーションの記事に関しては、別途作成予定ではあるが、今回の記事ではレースと旅路にフォーカスした記事となっている。今回の旅は、メインがワーケーションとなってしまい、レースはあくまで余興だw
旅路
関空 → 高雄便はまだまだ高い・・・
本来であれば、関空→高雄で飛行機で移動して、そこから墾丁行きの高速バスを使うのがベストだったのだが、まだまだ便数が回復していない影響で、めっちゃ高い。私が調べた限りでは、往復で10万円以上もして、流石に飛行時間3時間程度でこの金額は出せないということで、台湾桃園国際空港(台北)経由での旅路となった。関空→台北は、往復で5.5万円で航空会社はピーチ。
これが、結構ハードなスケジュールとなってしまい、移動だけでもかなり疲れたのが本音。朝7:50の関空発のピーチで移動して、レース会場に到着したのは午後4時ごろ。レース受付が午後5時までとなっていたので、時間的にギリギリになると予測していたので、昼ごはんは台湾新幹線の中で取ることになった。
関空→桃園国際空港(飛行機 約3時間)
桃園国際空港→高鐵桃園桃園空港MRT約20分
高鐵桃園→左營(高雄)高鐵(台湾新幹線)1時間35分
左營(高雄)→墾丁高速バス2時間10分関空から墾丁までの移動手段
今回の移動はイレギュラーだと思うが、平常時は関空から高雄まで飛べば比較的アクセスのし易い場所だと思う。
台湾では 4/16 までは、マスク着用は必須
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微妙なタイミングで台湾に渡航したのだが、4/16(日)までは台湾で電車やバスに乗るときはマスク着用が必須(義務)となっていた。私が台湾に入国したのは、4/15(土)で空港内は私のような外国人が多数いたので、マスク着用していない人が多かったのだが、いざ桃園MRTに搭乗しようとすると駅員に中国語でマスク着用してくださいと注意された。
なんかの記事で台湾もマスク着用は不要になったと読んだので、「まだマスクは着用しとかないとあかんのか?」と思っていたのだが、調べてみたら4/17(月)から病院を除く場所ではマスク着用の義務が撤廃とのことだった。中途半端なときに入国したもんだww
4/17から解禁なのか。さっき、桃園MRTに乗ろうとしたら、駅員にマスク付けろと注意された。 https://t.co/5vi93zjPu3
— つつみけんじ | GO ASIA TRAIL (@maro_kt) April 15, 2023
台湾新幹線の中では、食事中はマスクを外してもOKだったので、食事は出来たが、バスやMRTはマスク着用してなければ、罰金とのことだった。
なお、4/17(月)からはマスク着用しなくてもOKで、台湾の人はマスクは外すのだろうかと思っていただが、墾丁から左營に向かう高速バスでは、早速若い人がマスク外した状態で乗ってきたので、「ああ、大丈夫なんだ」と思って私もマスクを外した。それ以降は、台南と台北に滞在はしていたのだが、まだまだ電車やバスの中でマスクを外している人はあまり居なくて、これは日本とよく似た状況だなと感じた。
XTERRA TAIWAN に関して
5年前とはコース、スタート地点、メイン会場が変更
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昨年からコースからメイン会場から、あらゆるものが大幅にリニューアルされたようで、あと距離も最長距離が21kmから35kmまでに変更となった。前回のメイン会場は「救国団墾丁青年活動中心」ということろで墾丁のメインストリートから割とアクセスしやすかったのだが、今回は「墾丁石牛渓農場」という牧場というところに変更になった。
歩いて行ける距離ではないのだが、墾丁の中心部から約2kmぐらい離れていて微妙にアクセスが悪くなったが、シャトルバスが中心部から出ているのであまり気にするレベルではない。中心部から会場までの道が、建物やお店がない道を歩くのだが、そこに野犬を1〜2匹見かけたので、シャトルバスでの移動をおすすめする。
レース当日の話
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私が参加したのは、35km の TRAIL Marathon の部門。天候は、曇り時々晴れで、最高気温30度。湿度は高め。台湾だとまだまだマシの気候だそうだが、朝は12~13度、昼間の最高気温20度を超える日本からやってきた私にとっては、結構キツイ気候であった。特に、蒸し暑さは堪える。
スタートは午前6時。スタート地点は曇っていて、そこまでめっちゃ暑い感じではなかったが、経験上、1時間〜2時間もすれば、かなり暑くなると予測していたので、終始ローギア気味で走ることにする。今回は、あくまで余興なので、記録を気にせずに、先日購入した Osmo Action 3 を撮影しながら走ることにした。
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レース序盤は曇り
レース前半は、気温は高かったものの、ずっと曇りだったため、比較的走りやすかった。XTERRA TAIWAN のコースは、基本的には木々が生い茂ってなく、直射日光をもろに受けてしまう環境ではあったので、正直なところ助かった。これで、かんかん照りだったら、もうたいへんやったな・・・
エイドの配置が前半に偏りすぎ問題
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5年前の大会だと、2〜3kmごとにエイドが配置されていたので、その気分で装備も準備。で、レース前日のときに配布されたビブの裏に高低表が印刷されていたのだが、なんと14.7km→28.4kmの 約14km エイドなし区間があり・・・・www
日本からはソフトフラスク 500ml の一本しか持ってきてなかったので、流石にこの気温で 500ml は危険だと感じたので、ノベルティで頂いた XTERRA オリジナルボトルもザックに仕込んで走ることに。ただ、21km 地点あたりに水だけを補給できる簡易エイドがあったので、最終的には 500ml でも良かったのだが、まあこのビブを渡されたときは焦ったよ。(21km地点に水補給ができるエイドがあることは書いておいてほしかったな・・・)。ただ、この区間は、運悪く太陽が出てきて、カンカン照り状態で走ったので、まあー辛かった。
上のコース表を見るとわかるが、35km のレースにしては累積標高が 1000m 程度なので、日本の気候だったら、ほぼ高速レースになったが、台湾の最南端は暑かった。この気候で日本と同じ感覚で走っていたら、間違いなく DNF だったと思う。終始ローギア気味で走って、補給も塩熱サプリや 2RUN を持ち込んだおかげで、痙攣もなくゴール出来た。ここは、やっぱり経験値が物言うので、ペースコントロールは上手になったなと実感w
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ゴール後
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タイムは 6時間20分でゴール。多分日本と同じようなコースだったら、5時間台でゴールは絶対出来ていたコースプロファイルだったと思う。暑い国で走ることは、そういうこと。ここは課題だなと改めて感じた。
ゴール直後は、飯を食べられる状態ではなかったが、飯は無料というのは知っていたので、とりあえず取りに行って頂いたのは、これ。米粉にムール貝や海鮮系のものを炒めたもの。「辛くない」と説明されたが、食べてみると結構辛かったwww左のドリンクは冬瓜茶という、台湾で良くみる冬瓜ベースのちょっと甘めのドリンク。
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ちなみに、今回はあまり iPhone でカメラ(静止画)をあまり撮影してなくて、メインは Osmo Action 3 での動画撮影ばかりになってしまったので、あまり写真はございません。現在、あまり慣れない動画を編集中であるが、そのうちどこかにアップロード予定。
墾丁夜市へ・・・
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レース後は、墾丁夜市に行ってきた。多くの宿は、この夜市沿いに点在しているため、宿を出るとすぐに夜市といった感じだ。墾丁には多数の海岸があり、昼間は海、夜は夜市といった楽しみ方が可能だ。街も非常にコンパクトで、どこでも徒歩で行ける。
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墾丁夜市は、リゾート地ということもあって物価はリゾート地価格。他の夜市と比較するとちょっと高いような気がする。ちなみに、焼きとうもろこしが130台湾ドル(約600円)と台湾の物価を考えると結構高く、130台湾ドルなら台北などの大都市圏で牛肉麵や台湾のコンビニで弁当を余裕で購入できる価格。ただ、上の写真の焼きとうもろこしは超絶美味だった。粒がしっかりしていて、甘辛いソースがめっちゃ美味い。ここは炭火焼きなので、口に頬張ると炭の香りが漂う。130台湾ドル払う価値はある。
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あと、5年前にもドナルド・トランプのメンチカツのお店があったのだが、2023年4月も健在。5年ぶりの再開ということで、記念撮影ww ちなみに、ここのメンチカツも結構ええ値段してまして、確か80台湾ドル(360円)もしたので、まあやっぱり観光地価格だなーと思った。
まとめ
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5年ぶりの XTERRA TAIWAN、墾丁は超絶楽しめた。暑さは置いておいて、やっぱり気軽に参加できる大会だなーと感じた。キッズレースもあったりなど、家族連れでも楽しめる大会ではないかと感じた。
レース中は暑くて「あー、21kmにしておけばよかったかなー」と若干後悔しながら走ったが、なんだかんだで走りきったので良かったと思う。あと、4〜5年ぶりに台北在住の日本人トレイルランナーのF氏とも会場で偶然お会いできて、お話できて良かった。
移動は台北入りで当日弾丸移動は失敗。いくら一般の人より体力があるといっても、自宅からの移動考えると約11時間も移動に時間を使ったのは流石に疲れた。移動もレースの一部と考えて行動せねばならんね。
今回の XTERRA はサブで、メインは台南でのワーケーション。ワーケーションのことも記事にする予定なのでお楽しみにw