ドイツ製のフィットネスアプリ「Freeletics」をやってみた
ご無沙汰となりましたが、私は元気に過ごしています。正直なところ、新型コロナウイルスの影響で、書くネタがないといった状態。アジアのレースは軒並み延期もしくは中止になったり、あと秋冬も予定はされているが、日本のフルマラソン大会がちらほら中止の決定がでてきているので・・・大会ができたとしても、渡航できるかどうかも不透明な状態なので。
ということで、しばらくお休みをしていたわけです。が、リモートワークをやっていることもあって、トレーニングをする時間は増えた。といっても、コロナ禍ということもあり、トレイルを走りにいける雰囲気でもないし、外を走る距離や時間は減らして、自宅でのトレーニング(自重筋トレ)をする機会を増やしてみました。4月いっぱいまでは Youtube などの動画を見ながらやってみたものの、正直やりきったーという感じのトレーニングがなく、且つ探すのも面倒くさいなーと感じてました。
ゴールデンウイークあたりに入ってくると、Instagram や Facebook の広告で「Freeletics」という硬派なトレーニングアプリが出てきたので、興味本位でインストールしてみると、見事にハマってしまった。そこから、2週間ぐらい続けてみたのだが、これはええわーということで紹介してみたいと思います。
Freeleticsについて
2014年にドイツ・ミュンヘン発祥の自重トレーニングアプリ。iOS と Android 対応。欧米では大人気らしく、日本には2016年11月に上陸(日本語対応した)。ドイツ製ということで、質実剛健なイメージ。Twitter で検索してみると、割と日本でもユーザが居る感じ。
Freeletics は、AIを使って、個人レベルに応じたトレーニング内容を提案してくれる。トレーニングコンテンツは基本的には有料。3ヶ月、半年、1年一括払いで支払う。もちろん、1年間一括が割引が効くので、週単位での単価を考えると安い。ちなみに、私はネット上で転がっていた20%OFFのクーポンを使ったので、12ヶ月分を購入(7840円、このページの下の方に貼っておきます)。クレジットカードの登録は必要だが、2週間は返金補償があり。
1ヶ月:4200円
3ヶ月:7400円
12ヶ月:9800円
1年一括の場合でも、スポーツジム1ヶ月分の相場と同じぐらいだと思うので、そう考えると安いと感じる。
どのようなトレーニングを行うのか??
トレーニング内容に関しては、トレーニングする目的、日頃のトレーニング頻度、運動レベル(ランニングの場合は走力)によって変わってくる。
目的であれば、減量なのか、筋力強化なのか、持久力強化なのか。。。アプリ使用開始時に、これらの内容を質問されるので、その内容に応じて、トレーニングメニューが提案されます。僕の場合は、「Hybrid Running」というメニューをアプリで提案された。内容は、自重トレーニング、インターバルトレーニング、持久走(6km以上)を組み合わせたトレーニング。
といっても、同じ日に自重トレーニング、インターバルトレーニング、持久走を行うわけではない。トレーニング時間としても、30~70分程度に収まるように設計されている。なので、短時間でも効果がでるように、トレーニングメニューを考えてくれます。また、トレーニング内容は動画で、丁寧に解説されています(下の動画は英語だが、アプリ内では日本語で解説)
また、トレーニング後に、5段階評価でトレーニング強度が自分にあっているかどうかをフィードバックを行います。これにより、翌日以降のトレーニングが AI によって個人のレベルに応じたトレーニングが設定されます。楽だったらきつくなったり、キツすぎたら緩めてくれる。
2週間ぐらい使ってみた感想
Freeletics、良いアプリですよ。トレーニングのモチベーションを維持するにはピッタリなアプリだ。普段自分では思いつかないようなトレーニングができている上に、わずか2週間でも走りに切れが出てきている。いい刺激になっている。仮想的なパーソナルトレーナーがついている感じだ。
トレーニングメニューも毎回違うものが提案されるので、飽きないし、次はどんなメニューを提案されるのか、お楽しみ感もあって楽しい。そして、AI によって自動的にトレーニングメニューを組んでくれるのは楽でよい。練習メニューを自分で考えるのは意外に難しい上に、偏ったりマンネリ化してしまうこともしばしば。特にランナーであれば、割とランニングばかりのひとも少なくないと思う。
が、質実剛健なドイツ製アプリだけあってか、トレーニングメニューはハードだ。僕や、このブログのヘビーユーザーたちは、一般の方よりもトレーニングを積んでいる方なのでなんとかついて行けると思うが、普段運動しない方々にとってはめっちゃキツイという声も聞く。。。
インターバルトレーニングはめっちゃキツイ
自重トレーニングは、個人的にはそこまで負荷は高くない(でも、翌日軽い筋肉痛にはなる)
最初に行ったインターバルトレーニングは、「100m、30秒休憩、400m、3分休憩」を10セット。。。このメニューを初めて見たときは、「おいおい、僕を再起不能にするきか、このアプリはwww」と思ったが、なんとかやりきった。「大変だった」とフィードバックして、翌週のインターバルトレーニングのメニューは「3000m+休憩10分」1セット、「200m+休憩2分」を10セット・・・楽なインターバルトレーニングなんてこの世には存在しないので、頑張るしかない。
自重トレーニングに関しては、僕は比較的まだ楽な方だと感じた。Repの多いトレーニングが中心だ。普段、ケトルベルやダンベルを使ってトレーニングしているので、比較的ラクに感じるが、それでも翌日は軽い筋肉痛にはなる。Hybrid Running は、マッチョを目指すエクササイズではないので、Repの多いトレーニングが多いのだろうか。だが、今週に入ってだんだんキツイメニューが出てきているw
トレーニングの前後に必ずウォームアップとクールダウンが設定される
これも非常に考えられています。どうしても個人で練習する場合、ウォームアップやクールダウンを疎かになってしまう傾向にあるが、やっぱり重要だと改めて感じた。ウォームアップはストレッチではなく、心拍数を上げるためのメニューであったり、筋肉に刺激を入れるための自重トレーニングがメインになっている。
ニーアップ
ランジ
ジャンプスクワットなどなど
これを行ってから、ランニングやインターバルトレーニングを行うと、身体が完全に目覚めた状態になっているためか、いつもよりスムーズに走れているような感じがします。まさしくウォームアップ、文字通りですな。
あと、クールダウンもしっかり行います。クールダウンはストレッチばかりです。普段僕は走ったあとは、軽くストレッチしかしないのだが、この Freeletics のおかげで、毎回深いストレッチを行えるようになった。めっちゃキツイインターバルトレーニングのあと、身体がフラフラの状態になっても、指示通りにクールダウンを行うと、身体の疲労が軽減されて、身体が軽くなった感じになる。
英語だが、ここに走る前のウォームアップの重要性に関して記述されているので、参考にしてほしい。基本は大切だなと改めて感じさせられた。
NO EXCUSE、言い訳はできない。でもメニューは柔軟に調整できる
例えば、時間がなかったり、脹脛の筋肉痛が激しい、今日は外が雨だから走れない、自宅マンションなのでジャンプ系のトレーニングは近所迷惑・・・などなどたくさんトレーニングをサボる言い訳(EXCUSE)が出ることはあるだろう(笑)Freeletics は、そんな言い訳も優しく包み込み、新しいトレーニングも提案してくれる。
例えば、Hybrid Running であれば、外を走ることはあるだろうが、悪天候で走れない場合は室内トレーニングに切り替えられる。もちろん、提案されたトレーニングでは物足りないのであれば強度を強くすることも可能だし、時間がない場合でも短時間でできるトレーニングも提案してくれる。
また、前日のトレーニングでひどい筋肉痛になった場合でも、その部位を除いたトレーニングも提案してくれる(ただし、本当に怪我や故障している場合は、無理せず休もう)
Freeletics のキャッチフレーズの一つに「NO EXCUSE(言い訳をしない)」というのがあって、オリジナルノベルティにも NO EXCUSE の文字をあしらったものもあるぐらいだ(ヨガマットとか)。やっぱり本気で身体を変えたい方は、ちょっとした言い訳は無用だ。
あえて欠点を言っておきます。
アプリに付属している GPS の精度があまりよろしくない。3000mを本気で走ったときに、手元のGPSウォッチ(Amazfit Stratos)で3kmフィニッシュしたのに、アプリではまだ2.4kmしか走っていない事になっていた。。。(笑)近所の公園で一周500mのコースがあるのだが、6周走ったので、間違いない!!あえてそういう設計になっているのかわからんが、ちょっと残り600m走るのは正直辛かった。
あと、アプリの中にオーディオコンテンツやブログみたいなのがあるのだが、基本的に英語のまま。アプリのUIや、一番重要なトレーニングのガイドは日本語化されているので、支障はないと思うが。。。
補足(2020/09/14)
GPS 精度が悪い原因は、スマホをランパンのポケットに入れていたことによるものだと確認ができた。手に持って走って実験したところ、Amazfit Stratos とほぼ同じ距離を刻むようになった。
また、機種によって変動することもわかった。ランパンのポケットに入れて走る場合、Google Pixel3 だと実際の距離よりも短く記録され、iPhone SE(2020年モデル)の場合は少し長めに記録される。まあ、どちらにせよ、ポケットではなく、GPS の電波が届きやすいように配慮する必要がある。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、国内外のレースの開催が不透明な状況である。
日本国内では、秋開催予定だったマラソン大会(福岡、金沢、横浜など)が2020年大会の中止を発表している状況だ。また、トレイルの練習するにしても、自粛ムードがあって、なんか山に行きづらい雰囲気でもある・・・僕の周りでも、やっぱりレースがないとモチベーションが落ちてしまうという感想を漏らす人が大半だ。僕も、好きな台湾や香港に遊びに行けない事自体、結構ストレスに感じている。
といっても、何らかの制限のかかった状態が年内はずっと続くのではないかと考えている。なので、コロナを契機に、いままでやってきたトレーニング方法や走る楽しみ方を変えてみるのも一つだろう。もちろん、いずれレースは開催されるので、それに向けて鍛えてほしい。いま、僕の一つの答えとしては、Freeletics も使って身体を鍛えることを楽しむことにした。
いろいろ語ってみたが、僕の言葉だけでは伝わにくい部分はある。興味が湧いた方は、ぜひ Freeletics をダウンロードして、2週間試してみてほしい(クレジットカードの登録は必要だが、2週間は返金保証あり)。
https://www.freeletics.com/r/126497723
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