ポジションランキング〈5月終了時点〉

 現時点で各ポジションで最高の選手を10人挙げるとしたら?

 前回は (投稿は6月5日になってしまいましたが...)開幕後1か月のランキングを紹介しましたが、今回はどんなランキングになっているのでしょうか?

 なお、このランキングは各ポジションで自身が51%以上プレーしている、且つ少なくとも100打席以上たっている選手から選出しています。

 表示方法は、名前の隣が所属チーム、その隣が先月のランキングになっています。

 ではスタートしましょう!


●捕手

1. Buster Posey (SF)  (3)
2. Carson Kelly (SD)  (1)
3. Salvador Perez (KC)  (9)
4. J.T. Realmuto (PHI)  (4)
5. Willson Contreras (CHC)  (10)
6. Will Smith (LAD)  (6)
7. Mike Zunino (TB)  (8)
8. Omar Narvaez (MIL)  (2)
9. Tucker Barnhart (CIN)  (7)
10. Mitch Garver (MIN)  (ランク外)

 ジャイアンツのBuster Posey は昨年、新型コロナ感染流行で出場を辞退したが、復帰した今年、全盛期のような輝きを取り戻しつつある。34歳の彼は、ジャイアンツの36試合に先発出場し、.315/.403/.585、10本塁打の打撃成績に加え、盗塁阻止率は32%である。

 まだ26歳のCarson Kellyは、141打席で10長打を打ち、.287/.426/.491で間違いなく彼のブレイクシーズンになった。ナ・リーグのキャッチャーのオールスター投票は混戦が見込まれるが、自身初めてオールスターに選出されることができるか注目だ。

 Salvador PerezJ.T. RealmutoWillson Contrerasは毎年のように打撃成績はそれなりによく、フィールド上でもよいリーダーとして力を発揮している。

 Will Smith は12.2%の四球率のおかげで出塁率は.378である。一方、Mike Zuninoは打率こそ.207であるものの、129打席で139OPS+と、12本塁打を出している。ちなみに彼は昨オフにレイズと1年300万ドルで再契約している。

 Omar Narvaez (130 OPS+、1.0WAR)とTucker Barnhart (107 OPS+、0.9WAR)は強力な打撃の上、守備力も高いベテランである。2019年のシルバースラッガー賞受賞者であるMitch Garverは再び長打力を発揮し、長打率.500で135打席で8本塁打を打っている。


●1塁手

1. Vladimir Guerrero Jr. (TOR)  (1)
2. Max Muncy (LAD)  (6)
3. Matt Olson (OAK)  (3)
4. Yuli Gurriel (HOU)  (2)
5. Jared Walsh (LAA)  (ランク外)
6. Trey Mancini (BAL)  (ランク外)
7. Jose Abreu (CWS)  (ランク外)
8. Carlos Santana (KC)  (8)
9. Rhys Hoskins (PHI)  (ランク外)
10. Freddie Freeman (ATL)  (7)

 1塁手のランキングは入れ替わりが激しかったが、首位の座はMVP級の活躍をしているVladimir Guerrero Jr.が譲らなかった。22歳の彼は打率 (.335)、出塁率 (.440)、長打率 (.665)、OPS+(204)、安打数 (65)、本塁打数 (17)、塁打数 (129)でア・リーグ1位である。

 彼のすぐ後ろには野手内のWARランキングで1位のMax Muncy が控えている。彼はOPS+が169、ホームラン数が13、四球数が45、出塁率.428である。守備も1塁と2塁の両方で平均以上に守れる。

 Matt Olson は13二塁打、14本塁打、37打点で、彼の魅力であるゴールドグラブ級の守備力も依然としてある。Yuli Gurriel は.301/.373/.497、22長打、Carlos Santanaは出塁率.387、OPS+130である。Freddie Freemanは昨年のMVP受賞時の成績ほどはないものの、依然としてTOP10に入るだけの実力はある。

 Jared Walshはランク外と書かれているが、前回のランキングでは外野両翼のランキングで4位に入っていた。プホルスが退団した今、Walshはレギュラーの1塁手となっている。.300/.362/.558で12本塁打を打って、今はファーストのTOP5に入っている。

 Trey Mancini (142OPS+、11本塁打、44打点)、Jose Abreu (135OPS+、11本塁打、46打点)、Rhys Hoskins (136OPS+、12本塁打、34打点)が今回新しく入ってきた選手であり、Jesus Aguilar (前回4位)、Nate Lowe (同5位)、C.J. Cron (同9位)、Eric Hosmer (同10位)はランク外になってしまった。


●2塁手

1. Marcus Semien (TOR)  (ランク外)
2. Ryan McMahon (COL)  (3)
3. Jake Cronenworth (SD)  (4)
4. Tommy Edman (STL)  (ランク外)
5. Adam Frazier (PIT)  (8)
6. Jose Altuve (HOU)  (10)
7. Jean Segura (PHI)  (ランク外)
8. Kolten Wong (MIL)  (9)
9. Jazz Chisholm Jr. (MIA)  (2)
10. Ozzie Albies (ATL)  (ランク外)

 Marcus Semien は4月末に.211/.290/.368で4月のランキングではランク外だったが、5月の28試合で21長打を打ち、.368/.429/.702を記録し、5月の月間最優秀選手賞も受賞して2塁手部門1位に躍り出た。

 オールスターでナ・リーグから誰が2塁手代表で出るかも楽しみなものの一つだ。現時点での候補は西地区から2人、Ryan McMahon (111OPS+、13本塁打、32打点、2.1WAR)とJake Cronenworth (120OPS+、17長打、2.4WAR)で、それに加え、カーディナルスのリードオフ、Tommy Edman (18長打、10盗塁、2.3WAR)などが主な候補だ。

 彼がトレードされないと仮定すると、Adam Frazier もオールスターに選出される可能性がある。29歳の彼は安打数 (71) と二塁打数 (19)がリーグ1位であり、彼の打率.335は3位である。

 Jose Altuve (134OPS+、打率.302、1.6WAR)は平均クラスだった2020年シーズンから復活しつつある。Jean Segura (130OPS+、打率.322、1.4WAR)は新たなフィリーズのリードオフである。Kolten Wongはコンタクト能力と堅実な守備力を発揮し続けている。

 ハムストリングの損傷によってJazz Chisholm Jr. は5月に8試合しか出場できなかった。23歳の彼は31試合で .272/.333/.482、11長打、9盗塁の活躍である。

 スロースタートのあと、Ozzie Albies は過去9試合で3二塁打、1三塁打、3本塁打、12打点、.343/.425/.743で全体10位に入り込んできた。


●3塁手

1. Yoan Moncada (CWS)  (5)
2. Rafael Devers (BOS)  (3)
3. Joey Wendle (TB)  (6)
4. Austin Riley (ATL)  (10)
5. Jose Ramirez (CLE)  (7)
6. Nolan Arenado (STL)  (ランク外)
7. Evan Longoria (SF)  (4)
8. Alex Bregman (HOU)  (9)
9. Eduardo Escobar (ARI)  (ランク外)
10. Justin Turner (LAD)  (1)

 Yoan Moncada は昨シーズン不振で今年もそこまで調子が上がるとは自分も思っていなかったが、いい意味で期待を裏切ってくれて、26歳の彼は .301/.429/.432で打っていて、16長打、素晴らしいサードの守備力 (3 DRS、4.4 UZR/150)がある。外見的な面で言うと、四球率が4.7%上がり、三振率が4.2%減少した。彼の2.7WARは三塁手トップである。

 Rafael Deversは52試合で、17二塁打、14本塁打、43打点でキャリア最高の152OPS+だが、彼はまだ25歳で、これからも更に伸びそうな予感。

 1位&2位の成績に圧倒されがちだが、Joey Wendle (143OPS+、23長打、2.2WAR) とAustin Riley (141OPS+、.303/.393/.520、10本塁打) は静かながら、ブレイクの時を迎えている。

 Jose Ramirez (139OPS+、13本塁打)は引き続きインディアンスで重要な役割を担い、Nolan Arenado (136OPS+、11本塁打)はカーディナルスでの出場に慣れ、Evan Longoria (144OPS+、9本塁打)は定期的に休むことで状態を保ち、Alex Bregman (134OPS+)は出塁率.388で彼の減少したパワーを補っている。

 前回は2塁手部門でランクインしたEduardo Escobar は今は多く3塁でプレーしている。彼は平均レベルの99OPS+、出塁率.283 だが、13本塁打とリーグトップの39打点をたたき出している。

 Justin Turnerは4月に13長打に加えて .330/.409/.596で打った後、このリスト上で1位だったが、5月にOPS.632で5長打、打率わずか.213だったので、トップ10から脱落の危機にさらされている。


●遊撃手

1. Fernando Tatis Jr. (SD)  (3)
2. Trea Turner (WSH)  (1)
3. Xander Bogaerts (BOS)  (2)
4. Isiah Kiner-Falefa (TEX)  (10)
5. Bo Bichette (TOR)  (8)
6. Brandon Crawford (SF)  (ランク外)
7. Carlos Correa (HOU)  (4)
8. Javier Baez (CHC)  (7)
9. Miguel Rojas (MIA)  (ランク外)
10. Tim Anderson (CWS)  (6)

 Fernando Tatis Jr. は守備面では14エラーもしているにもかかわらず、打撃面の圧倒的な数字で1位に立った。199OPS+に加えて、わずか165打席で16本塁打とパワーも発揮している。彼はまた、12盗塁を決め、30-30も達成できそうな勢いである。

 Trea Turner (140OPS+、10本塁打、13盗塁) と Xander Bogaerts (149OPS+、10本塁打) はどちらも優れた打撃成績を残している。Turner については守備面でも貢献し、リーグトップの13盗塁である。

 ここで少し驚くが、4位に入ったのはIsiah Kiner-Falefaである。レンジャーズがElvis Andrus をトレードで放出した後、3塁からショートに移動した彼は、DRS (8)とWAR (2.8)は両リーグの遊撃手1位である。しかし、守備だけでなく、104OPS+で17長打を打っている。

 注目株のBo Bichetteは117OPS+で12二塁打、11本塁打、34打点で守備的にも大きく成長した。彼の4DRSは両リーグの遊撃手内でFrancisco Lindor に並ぶ3位である。

 Carlos Correa (129OPS+、2.2WAR) と Javier Baez (123OPS+、1.8WAR)はCorey Seager がケガで欠場している間、FAでの価値を高めるチャンスである。Brandon Crawford (136OPS+、1.6 WAR)も今年がFAイヤーで、ここ数年で最高の打撃成績を残している。

 Miguel Rojas は5月に95打席で12長打、.302/.368/.523を打ち、ランクインした。Tim Anderson も打率.291、110OPS+で10位に入るには十分な成績を残している。


●右翼手&左翼手

1. Ronald Acuna Jr. (ATL)  (1)
2. Nick Castellanos (CIN)  (5)
3. Kris Bryant (CHC)  (ランク外)
4. Jesse Winker (CIN)  (2)
5. Aaron Judge (NYY)  (8)
6. Mark Canha (OAK)  (9)
7. Austin Meadows (TB)  (6)
8. Mitch Haniger (SEA)  (ランク外)
9. Mookie Betts (LAD)  (ランク外)
10. Tyler O'Neill (STL)  (ランク外)

 右翼手に比べて左翼手のレベルが低く、一部の選手は両方の外野を守るため、これらのポジションをまとめた。

 Ronald Acuna Jr. は本塁打数 (17) と得点 (43) がリーグ1位で、165OPS+、.287/.386/.630で打っている。昨年と大きく変わった点は、三振率が29.7%から20.5%まで減少したことである。

 チームメイトのNick Castellanos (173OPS+、打率.361、29長打) と Jesse Winker (164OPS+、打率.341、24長打) は現在、ナ・リーグの首位打者争いの1位と2位であり、レッズは球界で最も素晴らしい外野コンビを持っている。

 Kris Bryant は4月20日以来、3塁を守っていない。彼はまだ3塁で守った時間が一番長い(121.2イニング) が、レフト (91.1回) とライト (103.0回) を合わせると一番長い。今年FA予定である彼は15二塁打と12本塁打でナ・リーグトップの177OPS+を持っている。

 ア・リーグ東地区の強打者である Aaron Judge (162OPS+、13本塁打) と Austin Meadows (155OPS+、13本塁打) が再び打力を上げ、ア・リーグ西地区のライバルであるMark Canha (143OPS+、出塁率.382、44得点) と Mitch Haniger (142OPS+、14本塁打)も同様に調子を上げてきている。

 Mookie Betts は彼にとっては低調なシーズンだが、それでも.264/.378/.451で23長打を打っている。また、彼の1.9WARはライト&レフトで4位に入っている。

 Tyler O’Neill は37試合で156OPS+と12本塁打でカーディナルスの外野での定位置を確立させた。昨年のゴールドグラブ賞受賞者でもある彼は再び強力な守備指標 (2DRS、13.1 UZR/150)を獲得している。


●中堅手

1. Adolis Garcia (TEX)  (ランク外)
2. Mike Trout (LAA)  (2)
3. Trent Grisham (SD)  (5)
4. Ramon Laureano (OAK)  (ランク外)
5. Bryan Reynolds (PIT)  (ランク外)
6. Cedric Mullins (BAL)  (3)
7. Randal Grichuk (TOR)  (ランク外)
8. Dylan Carlson (STL)  (7)
9. Tyler Naquin (CIN)  (9)
10. Michael A. Taylor (ランク外)

 Mike Trout はふくらはぎの損傷で離脱するまで36試合で8本塁打、198OPS+、.333/.466/.624を打っていた。彼の2.1WARは依然としてトップ層にランクインしているが、2021年の成績だけを見ると、センターでトップではない。

 その1位の栄誉はAdolis Garcia にわたった。Alternate Training Site で開幕後10試合を過ごした後、メジャーに昇格し、47試合で16本塁打を打っているルーキーである。そのパワーとセンターでの守備力 (7 DRS、8.6 UZR/150)が合わさって、2.8WARで全野手の中で4位についている。

 Trent Grisham (156OPS+、2.1 WAR)、Ramon Laureano (139OPS+、1.9WAR)、Bryan Reynolds (139OPS+、2.0WAR)、Cedric Mullins (134OPS+、2.0WAR)、Dylan Carlson (127 OPS+、1.4WAR)は全員26歳以下なので、将来が楽しみである。その中にはもちろん今故障中のLuis Robert も含まれている。

 Randal Grichuk はシーズンが始まったときは外野が飽和していてベンチ要員だったが、Sptingerの負傷により、彼が代役でセンターのレギュラーになった。14二塁打、11本塁打、41打点で、.286/.318/.515を打っている。

 Tyler Naquin は昨オフにマイナー契約をした後、113OPS+と11本塁打で良いオフシーズンの契約の一つとなった。30歳の彼は限られた範囲でセンターの穴を埋める重要な役割を果たしている。

 トップ10の最後のスポットはMichael A. Taylor である。彼は守備力に長け、5 DRSは全外野手で5位タイで打撃面でも94OPS+に11長打、4盗塁としっかりとチームの勝利に貢献している。

 なお、Byron Buxton は100打席に到達していないため、対象外としている。


●指名打者

1. J.D. Martinez (BOS)  (2)
2. 大谷翔平 (LAA)  (4)
3. Yordan Alvarez (HOU)  (ランク外)
4. Nelson Cruz (MIN)  (3)
5. Yermin Mercedes (CWS)  (1)

 DHの1位争いはJ.D. Martinez か大谷翔平の2択だろう。

Martinez: 162OPS+、.320/.391/.565、25長打(12本塁打)、39打点、2.3WAR
大谷: 149OPS+、.263/.330/.597、29長打(15本塁打)、40打点、1.7WAR

 大谷の方はパワー面では優れているが、総合的にみるとMartinezの方がわずかながら優位に立っている。

 2020年シーズンの多くを欠場した後、 Yordan Alvarez は.311/.347/.524で打って、長打も20本放っている。彼の四球率が2.8%なのは少々問題だが、まだ高い生産性を残している。

 Nelson Cruz は、1年1300万ドルでツインズと再契約し、今年は40歳のシーズンだが、今もなおOPS+ は140、本塁打数は10本とまた今年も打っている。ツインズが今後も負け越しが続く場合、トレードデッドラインのいいトレード候補になるだろう。

 ルーキーのYermin Mercedesは4月の終わりには.415/.455/.659で打っていたが、5月の106打席では.221/.292/.326で、長打はわずか5本に終わった。投手がMercedesの弱点を見つけ始めたため、それを克服しないと復活できないだろう。


●先発投手

1. Brandon Woodruff (MIL)  (7)
2. Jacob deGrom (NYM)  (1)
3. Kevin Gausman (SF)  (ランク外)
4. Gerrit Cole (NYY)  (4)
5. Tyler Glasnow (TB)  (3)
6. John Means (BAL)  (9)
7. Carlos Rodon (CWS)  (6)
8. Jose Musgrove (SD)  (5)
9. Corbin Burnes (MIL)  (2)
10. Shane Bieber (CLE)  (8)

 Brandon Woodruff は3.9WARで全選手の中で1位であり、71イニングで防御率1.27、WHIP 0.69、83奪三振で、10登板連続でクオリティスタートを達成した。

 一方、Jacob deGrom はまだ10先発しておらず、投球した回数が20イニングWoodruff より少ないことが2位である原因です。51回で防御率0.71、WHIP0.57、奪三振82で彼は完全に支配的な投球をしているが、ケガの影響で今回は2位になってしまった。

 Kevin Gausman (11先発、6勝0敗、防御率1.40、83奪三振、70.2回)は昨オフに提示された1890万ドルのクオリファイングオファーの価値が十分にあり、今オフはそれ以上の額が期待される。

 Gerrit Cole (防御率1.93、WHIP0.83、102奪三振、74.2回)、Tyler Glasnow (防御率2.69、WHIP0.92、106奪三振、77回)、Shane Bieber (防御率3.08、WHIP1.19、117奪三振、79回)が最初に100奪三振に到達した3人だった。

 John Means (防御率2.05、WHIP 0.80、70.1回) のキャリアのスタートは順調だったが、ここまで大きく前進すると期待した人はそれほどいないはずだ。昨オフに一度ノンテンダーFAとなったCarlos Rodon (防御率1.98、WHIP0.82、80奪三振、54.2回) は全くの予想外の選手で、ホワイトソックスにとってとてもバーゲンな買い物になった。

 Joe Musgrove は、WHIP 0.76が規定投球回達成者の中で3位、被打率も.158で5位に入っている。Corbin Burnesはもし離脱していなければもっとこのランキングの中で高いところにいたはずだ。26歳の彼は、52.1回で防御率2.24、WHIP0.73、奪三振数81である。

 ランキングに惜しくも入れなかった選手は、Trevor Bauer、Walker Buehler、ダルビッシュ有、Jack Flaherty、Kyle Gibson、Clayton Kershaw、Freddy Peralta、Julio Urias、Taijuan Walker などがいます。


●救援投手

1. Josh Hader (MIL)  (3)
2. Aroldis Chapman (NYY)  (1)
3. Alex Reyes (STL)  (ランク外)
4. Mark Melancon (SD)  (9)
5. Craig Kimbrel (CHC)  (8)
6. Richard Rodriguez (PIT)  (4)
7. Liam Hendriks (CWS)  (ランク外)
8. Tejay Antone (CIN)  (10)
9. Ian Kennedy (TEX)  (ランク外)
10. Matt Barnes (BOS)  (7)

 リリーフ投手を選出するのはかなり難しかったため、選手を絞るために、今年に少なくとも20回以上を投げたという条件で選出した。

 毎年のように支配的な投球をするJosh Hader は防御率0.83、WHIP 0.79、奪三振率15.4とまさに完璧な投球だ。しかもセーブ機会では12回中12回成功と、まだ失敗していない。

 Aroldis Chapman もセーブ機会13回で12回成功と、かなり良い成績を残している。ヤンキースの守護神の彼は今年、81打席で奪三振42、防御率0.41、WHIP 0.77 でほぼ完全に抑えている。

 Alex Reyes は29回で26四球と、制球はイマイチかもしれないが、27登板で防御率0.62、奪三振率12.4、16セーブでまだ失敗なしなので、このランキングで急上昇した。

 Mark Melancon (23試合、17/19 セーブ、防御率0.74) と Craig Kimbrel (23試合、13/15セーブ、防御率0.78)はMLB史上でもかなり素晴らしいベテランクローザーだが、今年に入ってその全盛期の頃の投球が復活してきている。Liam Hendriks (23試合、13/15セーブ、防御率2.05) は昨オフホワイトソックスと3年5400万ドルの大型契約を結んだが、昨年の最優秀救援投手賞だけあって、今年も好投をしている。

 Richard Rodriguez (21試合、6/7セーブ、防御率1.61、WHIP 0.58)はトレードデッドラインで大きなトレード候補となるだろう。79人の打者と対戦し、打たれたヒットは11、与えた四球は2のみである。Ian Kennedy (20試合、11/12セーブ、防御率1.77、WHIP 0.93)も7月末のトレード候補となるだろう。

 複数イニングを投げられるレッズの新進気鋭の選手、Tejay Antone は28回で防御率1.61、WHIP0.71、奪三振37を記録し、17登板で3セーブと5ホールドを記録している。

 Matt Barnes は13回のセーブ機会で12回成功しているが、防御率2.62であることは上位の9人とは遠く離れている。しかし、彼が10位に入ったのは、24回で、三振 : 四球の比率が 41 : 5 だからである。

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