ニューハーフ好きのおじさんにサポートを申し出られたときの話

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、乳桃みゆさんのコラムです！「女性に戻って、結婚したい」そんな目標に向かって頑張る彼女の姿をお届けします。今回は、マッチングアプリで乳桃さんがモヤッとした話！

こんばんは、乳桃みゆです。
マッチングアプリを利用していたある日の話なんですけど、私に対していいねの通知が来ていたので見てみると、経営者の50代男性の方からでした。

しかも普通のいいねではなくメッセージ付きのいいね（限られた回数のみ送れる）。その内容はというと「私のプロフィールにトランスジェンダーと書いてあるのと、写真を見て気に入ったので話してみたいしサポートしたい。過去にニューハーフの人と交際したことがあるので偏見や抵抗もない。」といったもの。

"ニューハーフの方と交際したことがある"という人のいきさつが単純に気になったから、聞けるなら聞きたいなと思ったのと、なによりも「サポート」という曖昧で怪しいにおいのする、含みを持った言葉が気になりすぎてマッチングを成立させメッセージすることにしました。

その人はプロフィール写真がなくて、マッチングしたあとに自ら顔写真を送ってきていました。恰幅がよく年相応って感じのおじさん。

挨拶もそこそこに、どういう経緯でニューハーフと交際することになったのか聞いたら、飲み屋で知り合って仲良くなったということでそれからそのニューハーフの人が転勤で遠くの県に行くまでサポートしていたらしい。

サポートとは。

察しはつきつつも聞かないでいたのだけど、向こうから「私のこともサポートして、どんどん綺麗にしていきたい」という申し出がありました。

サポートとは。（2回目）

その代わり"大人の癒しのサービスをしてほしい"と言われて、「サポート」とか「大人の癒し」とか、言い回しがいちいち癪に触るなと思いつつ、「具体的にどういうことですか？」と確信に迫る質問をしました。

予想通り、体の関係を持ってほしいということが書かれていて「最初はお試し価格で20~30万円でどうかな？笑 」と最後についていました。

ムカつき×ムカつき

クソクソクソ。まじでムカつく、舐めてんなこいつ、人を金で買おうとしやがってって、って私はそのとき思ったんですよ。

人にそんな大金渡してもなんら支障のない生活ぶりも悔しくて、なんらかの方法で懲らしめてやりたい！って思ったけど、できることも思いつかなくて「そのくらいの金額なら既に稼いでるので結構です」て送ってやりました。強がり&あまりパンチの効いてない攻撃。

それでも可愛げのない憎たらしいやつとは思わせられたと思う。

援助交際の持ち込みは規約違反なのでついでに通報でもしてやろうかと思ったら、マッチング解除されててもうやりとりできなくされてました。ちくしょう。

ただのニューハーフ好きなクソジジイやないかいって。

まず第一に、そういうのは大抵口だけで本当にお金出してくれるか分かったもんじゃないですよね。信用するもんじゃない。

仮に実際にお金を出されたとして、それで整形やら性転換したら、その人にずっと「その顔は、その体は、鼻は、目は、…、全部俺が出してやったんだぞ」と言われ続けることになるじゃないですか。自分の脳裏にもその人のことが頻繁に出てくるかもしれないし、大きな力関係が生まれ対等な関係ではなくなりますよね。相手の要求も大きくなり、従わなければ金を渡さないだとか周りにバラすとか、弱みに付け込んできていいように使われちゃうっていうのが予想できちゃいますよね。

自分自身で働いてやり遂げたほうが達成感も誇りも生まれます。私のやるべき事に、素性の分からないおじさんなんか関わらせてやるもんか。て気持ちなんです。あくまでも私は、の話です。

世の中には稼ぐ方法はなんでもいいからお金が欲しいって方もいますよね。お金と寝るという覚悟を決めてやってる人もいますし。本人が良ければ良いと思いますし、そのことが悪いとかそういうことが言いたいわけじゃないです。

そのおじさんも過去にそういう関係が成立してたから味をしめて相手探ししてたのだろうし。

私は自分の中でお金より屈辱の方が勝るけど、そうでない人もいるし、その人にとったらすごいラッキー案件！仕事！て思ったかもしれない。

おじさんも好きなニューハーフを近くにおいて、性行為をしたりオモチャのように好きに扱って楽しみたいってだけでなく、お金をあげて感謝されることによって「人を助けてあげてるんだ」「プロデュースしてあげてるんだ」って自尊心満たしたいのかもしれないし。

もしかしたら今頃、望むことが一致する者同士でマッチングしてウィンウィンな関係を築いてるかもしれませんね。

自分のやるべきことには自分でお金を出すぞって姿がかっこよすぎる乳桃さん！もちろんお金の集め方は人それぞれ。しかしパパ活女子という言葉が流行っていたとはいえ、自分の仕事に誇りを持ち、一筋縄ではいかない女子も増えています。こんな話を聞くと「簡単にお金で買えると思うなよ！」と、見返してやったような、スッキリとした気持ちになりますね。

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