『数字で見るYouTuber』〜登録者3万人YouTuberが毎日投稿してみた結果〜
こんばんは、レッツゴーなぎらです。
株式会社GOAL-Bという会社で働きながら、YouTuberとして活動しています。
今回の記事では、タイトルの通り「登録者3万人のYouTuberが1ヶ月間毎日投稿してみた結果」を共有します。この記事を読むことで”小学生がなりたい職業ランキング第1位”の実態がザックリとわかります。
・これからYouTubeを頑張りたい人
・YouTubeの広告効果が気になる人
・広報、PR、マーケ界隈の人
・「YouTuberとかマジ草」と斜に構えている人
この辺りの人には役に立つと思います。
まずは簡単に、僕が運営しているチャンネルを紹介させて下さい。
簡単にまとめると『ゴリラっぽい一般男性が日常を公開している地獄みたいなチャンネル』です。
では早速、本題に入っていきましょう。
3月にやったこと
毎日投稿という名の通り、3月は31本動画を投稿しました。内訳は以下になります。
「通常動画のみで毎日投稿するのがYouTuberの本懐では?」と思う方もいるかもしれませんが、僕にはちょっとキツかったです。企画、撮影、編集、サムネ作成、タイトル考案、概要欄の整備、コメント管理...YouTubeは結構やることが多いです。ここはひとつよしなにお願いします。
アナリティクスデータ
YouTubeで見れるアナリティクスは以下4つの大項目からなります。他にも細かい項目はありますが、今回は割愛します。
①リーチ
リーチとは、シンプルに「動画がどれくらい世間に届いたのか?」という指標です。以下3つの項目があります。
■インプレッション数『867.5万回』
インプレッションとはYouTube上に動画(サムネやタイトル)が表示された回数のことです。画面上に1秒以上サムネが表示されたときに1回としてカウントされます。僕の場合、1日平均で27万回くらい表示されたということになります。
■インプレッションのクリック率 『7.0%』
これは表示されたサムネがどのくらいの割合でクリックされたかを表す指標です。僕のチャンネルだと”100回表示のうち7回はクリックされている”ということになります。他チャンネルの基準を知らないので、この数字が良いかどうかは判断しかねますが、ググってみると5%が及第点で、10%を超えると優秀っぽいです(ソースは不明)。クリック率が顕著に低い場合は、サムネやタイトルの改良が必要になります。
■視聴回数 『133.7万回』
YouTuberのバロメーターとも言える視聴回数。この数字は3月に投稿した全ての動画の視聴回数を足したものになります。僕の場合、動画1本に換算すると約4.3万回再生。トップYouTuberが1本の動画で100万回再生を記録することがありますが、あれはマジでスゴいんです...。
②エンゲージメント
エンゲージメントとは「動画やチャンネルに対する視聴者のリアクション」のことです。以下2つの項目があります。
■総再生時間 『4.7万時間』
1ヶ月間の再生時間をトータルした数字です。4.7万時間を24時間で割ると約1958日分になります。僕のチャンネルにこれだけ多くの時間を割いて頂いていると思うと非常に恐縮です。もはや申し訳なくなってきました。
■平均視聴時間 『2分7秒』
この数字は視聴1回あたりの平均視聴時間です。通常動画とショート動画を合算した数字なのであまり参考にならないです。
③視聴者
■リピーター 『26.5万人』
読んで字の如く、期間内に僕のチャンネルを複数回見てくれた人数のことを指します。26万人というと東京都港区の総人口くらいです。そして、日本の人口は1億2千万人なので、日本人の450人に1人くらいが僕の動画をリピートしてくれたようです。ありがたい反面、日本の行く末が心配になってきました。
■ユニーク視聴者数 『43.5万人』
ユニーク視聴者というのは、期間内に僕の動画を見てくれた視聴者の総数です。43万人というと神奈川県藤沢市の総人口くらいです。これも同じく日本の人口から計算すると、日本人の270人に1人くらいが僕の動画を見てくれたということになります。ありがたい反面、日本経済が衰退している理由が何となくわかってきました。
■チャンネル登録者数 『+891人』
1ヶ月間でチャンネル登録者数が891人増加しました。僕のチャンネル登録者数から算出すると約3.6%の成長率になります。これはマレーシアの2021年第四半期の実質GDP成長率と同じくらいです。レッツゴーなぎらはマレーシアに負けない速度で成長しています。この数字から、僕にはまだまだ伸びしろがあることがわかります。
■年齢と性別
ちょっと番外で、僕のチャンネルの視聴者の「年齢と性別」を見ていきましょう。
パッと目につくのは男性視聴者の比率ですね。なんと96.7%が男性の登録者ということになります。ここは男子校ですか?
年齢の分布を見てみると、18〜24歳が33%で、25〜34歳が50%となっています。合算すると18〜34歳で約83%を占めているので、視聴者の多くが働き盛りの男性であることがわかります。(これからも一緒に頑張りましょう!!!)
④収益
ここは気になる項目かと思いますが、ハッキリとした数字はいやらしいのでぼかしを入れます。どうかご理解を。
3月の収益を例えるならば、
という感じになります。
いつもより動画を多く投稿してこのくらいの報酬です。動画の投稿数や視聴回数(視聴時間)、動画の尺によって大きく変動する数字なので、あくまで参考程度にして下さい。
まとめ
以上、登録者3万人のYouTuberが1ヶ月間毎日投稿してみた結果でした。簡単にまとめると「日本人の270人に1人が動画を見てくれて、新卒サラリーマンくらいの報酬を得ることができる」という感じです。
数字の受け取り方は人それぞれですが、僕は悪くないと思っています。YouTubeを伸ばすには時間と手間がかかりますが、誰でも無料で始めれるし、条件をクリアすれば「好きな発信をしながら報酬を得れる」というチートモードに入れます。まさに「好きなことで、生きていく」ですね。
ただ、登録者3万人でやっと生活できるかどうかの水準なので、広告収入だけで生きていくのは正直厳しいです。案件を引き受けたり、自分の商品を持つなど、やり方を工夫すれば十分な報酬を得ることはできると思います。
そして何より、1ヶ月で43万人に動画を見てもらえるということが最大の価値だと思います。僕のような冴えないゴリラでも、日本人の270人に1人が動画を見てくれています。これが登録者100万人超えのYouTuberともなると、日本のほぼ全員が視聴者という状態になります。完全に社会現象の領域です。YouTuberは市民権を得ているので、一周回って軽視されがちですが、こうして数字で見るとかなりの影響力を持っていることがわかります。
今回、簡単に3万人YouTuberの実態に触れましたが、これまでの過程を振り返ると「YouTubeは楽して稼げて最高!」とは全く思いません。僕の場合、動画を300本投稿して何とか生きていけるという状態です。ハンパない労力がかかっています。「好きなことで、生きていく」を発案したコピーライターが目の前に現れたら、絶対にデスマッチを申し込みます。このキャッチコピーを僕なりに翻訳すると、「好きなことで生きていくためには、死ぬほど時間をかけて歯を食い縛りながら試行錯誤を繰り返し、どんな手段を使ってもいいから上位数%に食い込まないと無理だよ」というニュアンスです。本当に世知辛い世の中です。チクショウ。
今後やりたいこと
僕は大きい野望やビジョンを描いて生きていくタイプではありませんが、人生の中で一つだけやりたいことがあります。それは弊社代表AKIOBLOGのチャンネル登録者数を凌駕し、ドヤ顔で見下すことです。
AKIOBLOGは現在登録者数が12.8万人ほどです。10万人の大台を超え、銀の盾も所有しているのでYouTuberとしては立派な部類でしょう。ただ、少し調子に乗っているのも確かです。
自分が上裸で雑談するだけの動画が世間に需要があると勘違いしています。まるで芸能人かのような立ち振る舞いです。プチ整形とか知らんがな。
決してイケメンではないし、身体もデカくない。筋トレ系YouTuberのくせにコンテストの実績は何ひとつありません。それなのになぜ12万人も登録者がいるのでしょうか。僕には到底理解できません。甚だ遺憾であります。
この現状を覆すには、数字で証明するしかありません。この資本主義では数字が全てなのです。僕は戦い続けます。僕の手で”最高の1日”に終止符を打ちます。
ということで今回はここまで。この記事が「役に立ったよ!」という人はハートボタンをポチッと押してくれると嬉しいです。(引用RTしてくれた方にはコメントに伺います👍)
以上、ありがとうございました!