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占い師になりたい part5

あれ、ちょっと待って。なんか習うって方向に話進んでるけど俺は占いの求人見つけて応募したはずでいつの間にこんな会話の流れになってるんだろう。

占いに興味は人一倍あるが知識量は専門家に遠く及ばない、実技経験もないに等しいがそれは事前に先方へ伝えている内容である。

むむむ。。。。やヴぁい人たちに人生揉まれまくった俺の頭で整理すると多分こうなってる。

占いマジできまっせバリバリできまっせという人以外はおそらくこのまま占い師育成コースという名の有料コンテンツへ出荷されるのだろう。

そして思うに有料コンテンツに出荷された先に待ってるものは量産型無味無臭占い師なんだろう。固定客はつかず、お客さんに書いてもらった生年月日をパソコンにぽちぽち打ち込んでデータを読み上げる業務になるのだろう。占い師というミステリアスな職への旅はさも事務職と変わらない終着点を迎える。この場合ドラゴンヘッドのオポジションにあるのはスネークテイル。そう竜頭蛇尾だ。

やだやだーー!俺そんなんしたくなーい!!

帰るか。。。俺なんて出荷できない荷物みたいなもんだし、お邪魔よね。ってか占いバリバリできるならこんなとこで俺は占いなんてやらんけどね。うーん。なんかうまいこと言っていいとこで切り上げよう。そんな考えが頭によぎる。

しかしだ。人の出会いは大切にしたい。

毒を食らわば皿までの精神は大切にしたい。

蠍座の毒に耐えれた者にのみアンタレスは火星に劣らない輝きで俺たちを導く。

来いよ、おめぇのスカーレットニードルを俺にぶち込んで来いよ!聖闘士星矢大好き少年のコスモが目覚める。


続く


えっ?俺をサポートしたいって?いいぜ。やっチャイナ♪