ドラゴングライダー 振り返り
TBSテレビ「SASUKE2020」結果は
1stステージ "ドラゴングライダー" リタイヤ
でした。
2本目のバーを掴んだ瞬間に脱線。
あれは運が悪かった、事故だ、気にするな、っていろんな人に言ってもらいました。
でも、終わってから冷静にあの場面を振り返るとやっぱり技術的なミスと慢心から詰め切らずに放置していた欠点がありました。
今回は、本番あの場所で何が起こったのか話そうと思います。
ドラゴングライダー到着〜助走
ドラゴングライダーの前に立ってまず思ったのは、
「練習よりバーが全然低い」
ということ。
「助走もトランポリンの踏切も軽くで良い」
と、判断して助走に入りました。
別に急いではなかったけど、あんまり間は空けずに行ったつもりです。
トランポリンジャンプ
「軽くで良い」
この判断の元、いざ飛び出した所、
「予定よりも低く前に突っ込むジャンプ」
になってしまいました。
このミスが次のレール滑空に大きく影響します。
1本目のバーのレール滑空
バーは練習通り順手と逆手(ジュンサカ)で掴みました。
が、トランポリンからのジャンプで前方向に勢いが付き過ぎて、凄いスピードでレールを滑空してしまいます。
体勢を全くコントロールすることができず、腰と足先がかなり浮きながらレールを滑降。
ずっとこんな体勢でレール滑ってました…
多分これよりもっと腰・膝・足先が浮いてたと思います。レールを滑りながら自分のつま先が常に視界に入っていた事はよく覚えてます
ドラゴングライダーはレールを滑空して行くときは重心を後や下に持って行って、レールの最後で重心を前や上に一気に跳ね上げる事で飛び移ります。
レールの最初から最後まで重心が前かつ高く浮いてた僕はレールの最後で跳ね上げるタメが全くありませんでした。
2本目のバーへの飛び移り
腰・膝・足先が浮いたままレールを下ってしまったので、身体の振りはゼロ。
最終手段として、
バーがレールの終点に当たった後も出来るだけバーを持ち続け、重心が最大限次のバーに近付いたタイミングで無理矢理飛び移る
という方法をとりました。
このタイミングで手を離す。
結果、左右バラバラではあったものの2本目のバーをギリギリでキャッチ…
した瞬間にバーの右側がレールから脱線してバーごと沼に叩き落とされました
おそらく、掴むタイミングが左右バラバラだったこと、無理矢理掴みに行って身体が捻れていたことが脱線の原因と思われます…
反省
ドラゴングライダーに関しては幼い頃から培ってきたSASUKEセンスに物を言わせれば、適当にやっても何とかなるだろうと思い込んでいたのが最大の敗因です。
トランポリンをしっかり踏んで高さを出してバーを掴むという練習はしていて、それに関しては絶対の自信がありました。しかし、実際にレールを下って次のバーに飛び移る練習は収録直前にミスターサスケ山田勝己さんの練習セットで3回やったのみ。
そのときから、レールの滑空中に腰・膝・足先が浮くという悪い癖が出ていることには気付いてました。
が、多少体勢崩れても届くやろ、と、たかを括って詰め切らずに本番を迎えました。
そしたら見事にやられました😭
・トランポリンのジャンプで前に突っ込んでしまったこと
・滑空中に腰・膝・足先が浮く癖を直さずに本番に突入したこと
この二つが敗因です。
今後
ドラゴングライダーに関して、完全に詰め切らずに本番に挑んだことは本当に後悔しました。
次回までには100%成功できるように練習したい。
やっぱり自分はFINALステージ、完全制覇を目指したい。
関西で本格的なドラゴングライダーの練習セットを作っているのはただ一人。即決でした。
競技後、会場を後にする前にミスターサスケ山田勝己さんに直談判しました。
「山田さんのセットで練習させてください」
快く了承してくれました。
これにより、山田勝己さんと黒虎軍団の指導の元、継続的にミスターサスケの自作セットで練習させてもらえることになりました❗️
(山田さん、黒虎の皆さんありがとうございます)
自宅から山田さんの練習場までは車でわずか1時間。既に収録終了後だけで3回行かせてもらっています。
まずはドラゴングライダー単発でレール滑空時の体勢を改善して、それを反復して身体に叩き込む。
そして、通し練習の中でも100%理想の動きが出せるようにする。
最後に、より本番に近いドラゴングライダーのセットを作っている方の所に行かせてもらって完成させる。
この計画です。
手厚すぎる協力。
これで落ちるわけにはいきません。
次回必ずFINALステージに進出します❗️