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Michigan Wolverines 2024 Week3

「お先にウィンドウォッシャー液」です。
今週は非カンファレンス戦の最終戦 サンベルトカンファレンスのArkansas Stとの対戦です

位置づけとしては来週のUSCまでに、テキサス戦の敗戦からチームを立て直す試合でした。

課題のランとディフェンス全体は復調の兆しですが、OLがイマイチ、そして
QBで問題が深刻化しています。


★ 試合概要


28-18で勝利

Michiganがデイフェンスの主力をサイドラインに下げた後に15点失ってます。チームのバックアップ層が弱いととるか、良い経験を若手に積ませられたと考えるか次第ですね。

新たな課題としてはペナルティ数。
昨年、ペナルティの少なさ全米3位というのが、快進撃を支えた重大要素だったので、ペナルティ、特にアンネサリーな反則は辞めてもらいたいです。

  

★オフェンス 

            ※名前の後の()は今試合のPFFグレード

チームでパス134ヤード ラン301ヤード
ランが復調した代わりにパスが崩壊。

一風変わった記録ですがWarrenは11/14 3INTなので
ある意味全てのパスがキャッチ成立となってます(^_^;)

3週終了時点でオフェンスランキング PFF40位
オフェンストータル 77.8 PASS 74.8 RUN86.3


ポジション別の感想は以下のとおりです。

■ QB

QB1のWarren不調、交代出場のOrji出だし高調も失速。
QB3のベテランTuttleが怪我から復帰の可能性で次戦の先発争い勃発中。

DavisWarren #16 2020 (60.1)
11/14 122YDS AVG8.7 TD0 INT3 QBR 21.8
INT3でゲームを壊しかけました。

先ほども書きましたが、敵味方問わずキャッチしやすいボールを投げる能力だけは凄い模様。

Alex Orji #10 2022 (68.9)
不調のWarrenに代わって後半出場。
2/4 12YDS AVG3.0 TD1 INT0 QBR83.5

身体能力抜群もパスで活躍する姿が、まだ見えない・・・

■ RB 

不安定なオフェンスライン陣により苦戦中。

けどね、開幕前の評価ではRB陣は個人で試合の流れを変えることを期待されるほど評価が高かったんですよ・・・
今ではもう、そんな期待はしないですけど。

あと第4Qで期待の新人 Jordan Marshall#23見たかったな~

Donovan Edwards #7 2021 (77.0)
17回キャリーで82ヤード 1TD AVGは4.8とまずまずのスタッツ。
格下相手だったので100ヤード超えて欲しかったのが本音。

Kalel Mullings #20 2020(87.3)
15-153yards 2TD LNG38 AVG10.2
今シーズン、Donを上回る成績を残しているMullings
とうとう153Yds2TDと爆発しました。

LBからRBに転向した際は、全然期待していなかったのですが、まさかチームのNo.1RB候補になるとは驚きです。

Benjamin Hall #28 2023(71.2)
3-20yards   LNG14 AVG6.7
育成枠ですが中々良い結果を残せましたね。
パワー系のRBなのですが、スルスル動くのが印象的でした。


■ OL

ミシガンのアイデンティティといえばパワーフットボール。
パワーフットボールといえばラインだろって思ってるのですが
OL勝てないですね・・・
CとGのメンバーは試合中に結構いじってましたがRTは固定ですか・・・


RT Evan Link #71 2023 (65.7)
前試合でPFFから最低評価を食らっていたLinkですが、この試合は65.7と及第点をもらってます。が、試合を見てた印象ではパスプロで格下相手にやられまくってた印象。私の評価はもっと低かったです。
Warrenの2回目のINTもLinkがパスプロでやられたのが原因でしたね。

オフェンス陣最多の63スナップをプレー。とにかく経験を積んでくれ~

RG Giovanni El-Hadi #58 2021(73.5)
全開RBLKが47.8と落第点でしたが、この試合は71.5
PBLKは85.4とかなりの評価。

C Dominick Giudice #56 2021(63.4)
前戦同様パスプロでは貢献できていましたがRBLKではイマイチ。
試合途中にCrippennと交代でお互い34スナップとキレイにスナップを分け合いました。

C Greg Crippen #51 2021 (62.8)
元々、開幕前はCrippenがCとして先発予想でしたが、GのGiudiceがCに移動して先発を奪われていました。

LG Josh Priebe #68 2020(65.6)
今シーズン、ノースウェスタンから転校のPribe
相変わらずパスプロPFF85.6は立派だがランはイマイチ64.7。
オフェンス最多の63スナップ。

LT Myles Hinton #78 2020(61.2)
元5★よりの4★でスタンフォード入学→2023Michiganに転校
兄はMichiganのクリストファーヒントン。父はプロボウル7回のChris Hinton

経験・体格から期待しているのですが、この試合も及第点どまり。
悪くはないけど、期待値が高いんですよ。。。オフェンス最多の63スナップでしたが、試合終了後、脚が痙攣しメディカル対応になってました。

■ WR

若手が中心となってるWR陣ですがこの日の主役はMooreでしたね。
ロングパスの試投自体が少なかったですね・・・

Peyton O'Leary #81 2021(68.0)

私、いちおしのオレアリーですが、控えスタート27スナップ
0キャッチでした。ですがブロッキングで活躍してましたね。
ラン、ショートパスでロングゲイン時にオレアリーがブロックを上手に決めてる場面、何度も見ました。
頑張れオレアリー!

Semaj Morgan #0 2023(60.8)
2-3YDS テキサス戦での活躍から一転、活躍できず。
30スナップ

Fredrick Moore #3 2023(80.3)
3-38YDS AVG12.7
数少ないパスシチュエーションで確実に捕球していました。

Kendrick Bell #12 2023(52.2)
先発スタート。31スナップも捕球なし

Tyler Morris(58.1)

C.J. Charleston #5 2019 (62.3)
今シーズン移籍組のベテラン。開幕前に評価が急上場していたが未だ活躍できず。
先発スタート35スナップもキャッチなし。開幕3戦で1キャッチのみ。

■ TE

Colston Loveland #18 2022(84.2)
3-30YDS 前半に肩を痛め、後半開始後、途中退場

Max Bredeson #44 2021(78.7)
ブロッキング職人
こちらも元ウォークオンの苦労人。パスブロック、ランブロックともに高評価。

Marlin Klein #17 2022 (70.1)
4-50YDS
Lovelandが抜けた穴を感じさせない大活躍
もっと評価高くていいです。

Hogan Hansen #80 2024(81.0)
2024入学の4★TE2人組のうちの1人がいきなりの初キャッチ初TD!


★ デイフェンス 

新DC Don Martindaleがブリッツハッピー、ノーポジションディフェンスなどを打ち出していたので楽しみでしたが、テキサス相手には通用しなかったですよね。メディアでも色々叩かれていましたが、格下相手にどう立て直すかが問われた試合。

試合開始直後はとにかく3rdダウンが止められない展開が続きました。
後半巻き返し、相手の3ダウン成功率は7/19
相手のミスでTD,FGがとられなかったですが次戦USC相手には不安が残ります。

また、先発組を下げ、控え中心のメンバーになった途端、失点が続いたこと、1サックしか挙げられなかったことが気になりますね。

■ DT

ミシガンの強み、DT陣ですが相手のラン攻撃25回58ヤードAVG2.3に抑え込みました!

Mason Graham #55 2022 (77.9)
2タックル Grahamにしてはもの足りないですが、まぁまぁ。

Kenneth Grant #78 2022 (77.5)

2タックル 

Rayshaun Benny #26 2021 (66.9)
ローテーション要員のBennyですが、若干怪我している様子。

Enow Etta #17 2023 (64.8)
来年の主戦候補 Ettaは 20プレー 1タックル

■ DE

DE陣ではサックできず・・・
ハッチンソンーオジョボ コンビ以来EDGEでの苦戦は続いています。

Josaiah Stewart #00 2021(70.1)
1タックル 
23年コースタルキャロライナより転校

Derrick Moore #8 2022(56.7)
0タックル 28スナップ
格下相手にこれはキツイ。

■ LB

Jaishawn Barham #01 2022(60.8)
2024メリーランドより転校
4タックル(ESPNでは7)

Ernest Hausmann  #15 2022 (76.0)
2023 Nebraskaより転校
5タックル(ESPNでは7)1サック TFL1

最近話題のLB Cole Sullivan #31 2024(63.7)
4プレー 記録なし

■ DB

テキサス戦では狙われなかったWill Johnsonが再びターゲットにされる展開。弱小校相手だとエースWR対Will Johnsonという構図ができちゃうので仕方ないですね。

Will Johnson #2 2022(66.8)
4タックル PD1 9回もターゲットにされてました

Zeke Berry #10 2022(64.3)
35スナップでターゲット1回、0キャッチに抑える

Jyaire Hill #20 2023(64.8)
47スナップ ターゲット7回 4キャッチ 39YDS

Makari Paige #7 2020(76.3)
1タックル 1ターゲット0キャッチ 1INT 1PBU

Quinten Johnson #28 2018(59.0)
4タックル 2ターゲット2キャッチ 24YDS 

ポジションレスディフェンスというだけあってCBとセーフティーがごっちゃになってる印象ですけど、上手く行ってるとは言い難い現状が続いています。

★ スペシャルチーム


キッカーのDominic Zvada(63.2)
エクストラポイントのみ 4/4

パンターTommy Doman #19(61.5)

★ 最後に


とうとうオフェンスラインの修正に乗り出したHCムーアさん
しかし、彼が手を付けたのはCだった。

来週からカンファレンス戦がスタート
初戦のUSC戦が待っています。
対戦相手どうこうというより、まずは自分たちのフットボールを確立してもらいましょう!

頑張れミシガン GO BLUE!。

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