見出し画像

私は悩んでいる、面会交流パート2

そうだ、そうそう。

子供の中の父親像を決して壊さないために、そのために私は、これまで培ってきたんだ。

0歳8ヶ月の時に、父親と離れた娘。

モラハラ人間の元夫とは、それから娘と一度も会っていない。

だけど…。

私にとっては悪魔でも、彼女の中でも悪魔にしてはいけない。

小さい頃に会うことは叶わないかもしれないけど、いや、叶えてあげられないかもしれないけど、だけど、いつか、会う時。

父親という存在は変わらないのだから。

それを私が奪ってはいけないのだから。

だから、

離れてすぐにそう思ったんだ。

彼女の中の父親像を壊してはいけないと。

だから、憎い、黒い、そういう感情を押し殺して私は、練習をしたんだ。

まだ赤ちゃんの時から、練習していたんだ。

いつか、うちにパパはいないの?って聞かれた時。

不意に訪れるであろうその瞬間に、ちゃんと受け答えができるように。

ママにいけない事を聞いてしまったのかな?

コレって触れちゃいけないのかな?


って、娘に気を遣わせないため。

そう聞かれたらこう答えようと決めていた。

「ん?パパ?いるよ〜。お仕事してるよ〜。今度行ってみる〜?」

そんな、かるぅ〜い感じで、そういう感じで返事をするって。

なんの事はない。

他愛のない事。

ありのままの事だ。

こちらの胸中を悟られることのないように。

いつだって会えるし、あなたのお父さんは居るということを伝えたかった。

そう。

そうやって。




そして、実際にそれが出来たんだ。

彼女が少し成長してきた頃。

不意に訪れたとある日のお風呂で。


パパは?

そうやって聞かれたんだ。

そして私は達成したんだ。

ちゃんと練習の成果を発揮できたんだ。

そして、いつでも会えるよー?行ってみるー?という問いに、娘はNOと答えたのだ。

でもそれからも、事あるごとに、それを貫いたんだ。

父親は居て、そしていつでも会える、そして、あなたの事を想っている、私たちはあなたが大好きなんだと、ずっとずっと伝えできたんだ。


そして今だ。

今を迎えているんだ。

だから成功したんだ。


彼女の中の父親像を決して壊してはいない。

ミッションを成し遂げているんだ。

そう思わなければ。

いや、そうなんだ。


そして、これからを考えるべきだ。

あくまでも彼女のため。

父親像を壊さずに、でもストレスにもならないように、不安にも、悲しくも、ならないように…。


そうやってまた考えていけばいいんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?