上から目線に隠れる
あなたに任せます。
上司に言われる。
信頼して任せられたわけではない。
自分の意見を伝えようとしているのに、聞いてもらえず、面倒な感じで言われたのだ。
自分は意見を言ってはいけなかったのだろうか。
さらに、後輩の同僚を手伝おうと思い聞くと、任せますと不機嫌そうに言われる。
私は相手の仕事のやり方を、なるべく邪魔しないようにしたいと思い、聞いただけなのにと、少しイラッとする。
なんだよ、聞いただけなのに。
じゃあ、私は何もしないから、自分達で好きなようにやればいいじゃん。
もう知らんわ。
はいはい、どうせ私なんか、必要ないですよね。
あー、私って嫌なヤツだな、なんて思う。
そんな考え方をしてしまうなんて、そりゃーみんな、そういう態度になるよね。
結局、自分が、相手のそんな言動を作っているのだと思った。
きっと私は、上から目線の考え方なのだ。
ずっとずっと、そうなのだ。
私の意見を聞きなさい!とか、私が手伝ってあげるって言ってるのに!とか、上からものを言う感じなのだと。
プライド?
調子に乗ってる?
結局、私は、いつも誰かに、嫉妬している。
経験が多く、素早く動ける人。
頭の回転が早く、上手に話せる人
甘え上手で、いつも助けてもらっている人。
そんな人達に負けたくない!って思っている。
自分もそうなりたいとか、そうできればなんて思っているけれど、できないのだ。
誰よりも何もできないのだ。
任せるって言われても、動けないのだ。
でも、どんな言い方であっても、任せるって言われた時には、自分の意志をはっきりさせて、行動しようと思った。
これからは、そうしなければと思った。
お客さんのことや、私なりに考えた、相手を助ける行動を取ろう、と。
今、自分が考える、必要だと思う行動を取ろうと。
たとえ間違っていてもいい。
任せるって言われて、オドオドしたり困ったりすることなく、堂々と行動できるように。
何もできないってマイナスな気持ちではなく、謙虚な気持ちで生きていこう。
できないことを隠すための、上から目線や、重箱の隅をつつく発言や行動は、なんだか恥ずかしいし醜いと思った。
堂々と、できないので教えてください!と言える、歳の重ね方をしよう!と、改めて思ったのです。
きっと変われる、変わってみせる!と、強く思ったのです。
自分にとって、本当に必要で、譲れない大切なプライドだけ残そうと、思っているのです。