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子どもは宿題はしないのはごく当たり前

お母様方からの心配事でよく聞く話は、「子どもが宿題をしたがらない」「練習が足りない」「やったと嘘をいっているようだ」など。

子どもは宿題はしないのはごく当たり前、と知っておく。そして、子どもは親に褒めてもらうのが何より好きということを知っておくとこと。

「宿題やった?」ではなく、「宿題はなに?」「どれくらいある?」「何分くらいでおわりそう?」「いつやれそう?」と聞いてあげる。リビングで宿題をするときはテレビを消す→みているときは終わるまで待つ、子ども自身が自分で消せるとベスト。

最初は子供さんが宿題をしているときは、お母さんも本を読むとか、家計簿をつけるとか、レシピをPCで検索しプリントするとか、事務的な仕事を一緒にして机につく。または、料理など家事をして、そばにいる。わからないときは一緒に考える、難しいねと共感する。できたら褒める。できなくても、ここまでがんばったと褒める。

一緒の部屋を嫌がったら、目の届く隣の部屋などを提案する。

子どもが宿題をしたがらない理由

1.宿題がわからない・・・子供がそのことを自覚していない場合もある  2.宿題に関しての親子のやりとりの質による・・・親が子どもに宿題しろ、とプレッシャーをかける。子どもがそれに抵抗する。親が叱りだす。子どもも怒ったり、傷ついたりする。このようなやり取りが何回も繰り返されると、宿題という言葉を聞いただけで、極端にいえば、吐き気がするという状態ができあがります。今までに宿題に関して、親と嫌な経験が多いと宿題をしながらない理由になる。

2.の状態になる代わりに、子どもが宿題に関して、よい助け合いやある種のサポートをいつも経験したらどうでしょう。宿題が何であれ、それが親子関係につながるのであれば、子どもは宿題を楽しむようになります。宿題を通して、親子関係の良いところが何回も表現されることになります。子どもは宿題をこなしてしまうだけでなく、親子の経験を通して、心の成長を図ることもできるでしょう。

「宿題やった?」と聞くより、「宿題できた?」と聞く方が良い。「宿題できた?」という言葉には「あなたならきっとできる」という意味が含まれている。親だって家族から「ごはん作った?」と聞かれるより「ごはんできた?」と聞かれる方が良いに決まっているし、「何時ごろできる?」と聞かれた方がいいし、「いつまで作らない気なの?」と言われたら完全にやる気をなくし、戦闘態勢になるだろう。

宿題をしなければならない=自由な選択権がない               これが人間にとっての最大の苦しみ、自由を奪われる苦しみ。        反対に「今ここで絶対に遊びなさい」といわれても苦しみを感じる。    人間は自分で選択することで意欲を取り戻すことができる。

「宿題をしなければいけない」という強制は変えられなくても、そのほかの点で選択肢を見つけ出し、自己選択することはできる。           いつからやるのか、あと何分でできそうか、ゲームをしたらできるか、場所は、など。強制されることへの抵抗がでたら、小さな選択肢をたくさん与える。

自由って勘違いされやすいのが、                     干渉されたくない、                               型なんていらない                             教えはいらない                             自分の思い通りにしたい                          というもの。                        

それは自由を欲しがるあまり、逆に不自由な現実を引き寄せる体質へと変容していくもの。

本当の自由って                             型とかルールとか、干渉とか                       そういったものに対して、とらわれないで                 それらを                                自由に学び、自由に活かすこと                       

週1回の習い事の宿題など(問題を解く系のもの)は、週のうちのいつするかを決めておくのをお勧めしている。金曜の夜、とか土曜の朝とか。土曜の朝は子どもは早起きしてくる場合が多い。テレビなどゆっくり見ている、まずは1つくらいしたいことをして、朝ご飯ができるまでにするなど、だいたいの時間を決めておくと、保護者のイライラが減ると思う。カレンダーにマークなどしておくのもよい。宿題が終わるまで毎日ガミガミ言わなくて済むのは大変よいことだ。ただし、その約束の日や時間にできなくても怒らないこと。「あれ、時間すぎてない?いつやれそう?」と聞いてあげることが大切。そのうちリズムができてくる。うまくいかなかったら、また別のやり方をお子さんと考えたらいい、それだけだ。

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