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note感想🌟 木の実を拾ったら人生変わった



大学3年の夏。京都への一人旅。

1番の理由は苔を見に。
2番目の理由は復縁を願いに。

鼻息荒く出発した21歳のセンチメンタルジャーニー(感傷旅行)。


物語のはじまり、はじまり♫



プロローグ↓



一人旅…のはずが、60代、パワフルな女性陣に囲まれた賑やかな旅に。

人生、思うようにはならないものですね😂


初夏の緑。

冬の間、貯め込んだエネルギーを燃やして懸命に天へ手を伸ばす新緑。

青空ちくわさんもそう。

これからの人生。

生命力にあふれた新緑のように運命は伸び伸びと動き始める。


リーンリーンと高く澄んだ虫の音が、私達を迎え入れる。書院は想像以上に広く、テーブルにはお茶と「寿々むし」と書かれたお茶菓子が置かれていた。前方には木製ケースが並び、音色とともに、灯りに照らされた鈴虫たちの様子を見ることができる。



鈴虫寺とは?

鈴虫寺は、京都の人気観光スポット嵐山にある臨済宗の禅寺です。1723年に学僧の鳳潭上人が創建し、その後臨済宗に改宗しました。本尊は大日如来で、年間5万匹もの鈴虫が鳴くことから「鈴虫寺」の愛称で親しまれています。恋愛成就や縁結びの祈願で有名で、黄色いお守りも人気です。美しい自然に囲まれた寺院で、京都の代表的な観光スポットの1つです。

AIリートン



浄化
カタルシス
心が洗われる

なるほど。それらはまさに、このことか、と実感した。若葉の緑も、澄んだ虫の音も、ご住職の説法も、すべてが有難い。


心から美しくなって、恋の天使ががんばってくれそうですね💞



鈴虫寺の“お地蔵様”の説明が始まる。
「鈴虫寺のお地蔵さんはワラジを履いていて、皆さんの所まで歩いて願いを叶えにやって来てくれます。」

お!それはすごい!
心の中でガッツポーズする私。


鈴虫寺の恋の天使は、ワラジを履いたお地蔵様でした🙏



具体的な個人より、自分とふさわしい相手。

煩悩よ、去れ〜〜〜


同時に、私の小声を聞き逃さなかった諸先輩方から即座に質問される。

「お姉ちゃん、お願いしたい人でもおったの?」
「はい。復縁したくて。」
「ダメダメ。追いかけてくれる人を探しなさい。」

説得力がある。


女性は、追いかけるより、追いかけられたほうが良いとのこと。

わかる〜(おじさんのつぶやき)



その1週間後。

なんの前触れもなく、当時同じサークルに所属していた男友達に告白されたのである。大学1年の時からの友人なので付き合いは3年目。「なにを、いまさら?」それが正直な感想だった。


恋の天使のお地蔵様、グッジョブです👍✨

京都から歩いてきてくれて…お疲れ様でした。


その彼は、青空ちくわさんの夫になる。



「あのさ、大学3年の頃。急に付き合うことになったじゃん?あれ、なんで?」

「あー。」

少し間があって、夫はこう答えた。

「木の実拾ってたから。」

木の実……??


縁結びのきっかけは、木の実でした。



あの日、シイの実を見つけた私は夢中になって拾っていた。そしたら、通りかかった60代くらいの女性が2人加わって、3人で楽しい木の実あつめの時間になった。

その横を自転車に乗った友人(夫)が、通りかかったのである。


ラブストーリーは、突然に。

王子様は、木の実を拾う姫に心を奪われたのであった。


「何しとんの?」その質問には答えず、
「コレ、フライパンで炒めると美味しいから。家でやってみて。」
そう言って、なかば強引に、私は友人にその木の実を渡したのである。


面白い女性。

そして、家庭的なイメージを連想させる。

強引なところも、尻にしかれたくなる頼もしさ。

恋に落ちたのは、青空ちくわさんとの未来を想像してしまったから。



片膝をつき、手には指輪の箱

ではなく、チューリップの球根。
え?球根?

「求婚します」


夫になる彼からのプロポーズ。

木の実拾い=植物好き

球根でイケると思った。

笑いのツボが合うから。

面白がって、ずっと、ネタにできるから。

結婚してからも、その話で、2人で笑いあえると思ったから。



早いもので、2人の間に生まれた娘は今年、小学2年生になる。

この夏、娘は「種を植えてみたい」と自分の食べたスイカの種を植えた。昨年育てた朝顔の種も植えた。ヒマワリも。とにかく種を次から次に植えまくっている。「そこに種があるから」と言わんばかりに。

その様子を夫は今日も微笑みながら見つめている。


植物は、命。

命を大切にする人は、安心する。

命を守り、育む力は女性ならではのもの。

青空ちくわさんを選んだ彼の目に狂いはなかった。




青空ちくわさん、素敵な記事をありがとうございました♫



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