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【Honda FC vs.横河武蔵野FC】試合後コメント

JFL第30節/Honda FC 1-1 横河武蔵野FC(2024.11.24)
62分 石原幸治(武蔵野)
83分 岡崎優希(Honda)


池上寿之監督(武蔵野)

Q.ぎりぎりでしたが残留が決まりました。今日の試合は、特に前半の我慢に我慢を重ねた粘り強い守備と、最後まで諦めずに戦い続けた選手たちの頑張りに尽きると思います。試合を振り返ってお願いいたします。

「前節のソニー仙台戦からシステムとやり方を少し変えて、最終節に臨みましたが、とにかくよい準備ができたと思います。前半からコンパクトな守備が意識できていて、ボールへの反応もとても速く、ルーズボールもよく回収できていたと思います。とにかく選手の集中力が高かったので、しっかり戦えていたと思います。

ハーフタイムには3つ指示を出しました。守備において、1つはサイドの守備について前半同様に厳しくやること、もう1つは縦パス、クロスが入ってくる際のボランチのプレスバックの部分です。攻撃においては相手がドリブル、スピードを嫌がっているような感じがあったので、前線の選手にボールを奪った後にとにかく早く仕掛けて勝負するようにと伝えました。

後半は押し込まれることは想定していましたので、どれだけ粘れるかなというところでしたが、良い守備からカウンターでPKを獲得して先に点を取ることができました。その後もやり方を変えず、追加点を狙いながら試合を進めていた中で、うまく2点目を取るチャンスがありましたが決めることができず、その後同点に追いつかれてしまいました。この時点では浦安対ミネベアは同点ということは分かっていましたので、点を取りにいかなければいけないということは頭にありましたが、ミネベアさんは退場者が出ていましたので、浦安さんが点を取る可能性があると思っていました。こちらはあまり早く動きすぎると失点する可能性があると思っていましたので、直感的にギリギリまで待ったほうが良いと思い、失点のリスクを避けて、短い時間で点を取りに行くことを選択しました。

43分に京介を入れるときにシステムを変えて点を取りに行きましたが、その数分後に浦安さんが得点をしたという情報が入りましたので、システムを戻して、ボールキープに入るように指示をしました。もちろんミネベアさんが得点をしてしまえば終わってしまうのですが、キープという判断をした大きな要因はミネベアさんに退場者が出ていたということです。そこが私が全てを判断する大きなポイントになりました。退場者が出ていなかったら全ての判断がもっと難しかったと思います。

結果は引き分けではありましたが、今シーズンベストゲームだったと思います。最後に意地を見せてくれた選手に感謝したいです。また、残留が確定して、とてもほっとしました。」

Q.今シーズンの武蔵野は、天皇杯の都大会優勝以外、リーグ戦では成績が低迷していて、まさに火中の栗を拾うような形で9月の第20節からの監督就任でした。監督ご自身としても、今日まで全く簡単にはいかない日々だったと思います。振り返っていかがでしょうか。

「まずは私が監督を引き受けるにあたり、家族へ負担がかかること、少年サッカーの監督もやっていましたので、子供たちの指導が100%できなくなること、いろんな方々にご迷惑をおかけすることになりましたが、全ての方々が私を応援、サポートしてくれましたので、自信を持って現場に入ることができました。

一番初めに選手に伝えたことは、私が監督になっただけで、中身(選手)は何も変わらない。自分たちで変えていかないとこの状況は乗り越えられないということを伝えました。私のミッションは最終的にリーグに残留するということでしたので、残留に向けて、やれることは全てやったつもりです。つまらないサッカーになったとしても、周りから何を言われても、選手にどう思われようが、とにかく残留できればよいと思っていました。

最初の2週間くらいはいろんなことを整備する必要があり、とても大変だったなと感じています。自分自身も久々の現場で、目がついていかなかったり、選手の名前が出てこなかったり、段取り忘れていたりと、とにかく苦しかったです・・・。特に苦しかったなと思うのは途中でセンターバックの2人(中川、鳥居)が怪我してから、守備のバランスを整えるのがとても難しく、いろいろやりましたが、なかなか戻すことができず、ここはとても悩みました。

結果的にリーグ残留が決まりましたが、一番の要因は選手が最後まで信じて戦ってくれたことです。複数失点でうまくいかなくなった時期もありましたが、とにかく信じてやり続けてくれました。」

Q.これで今シーズンの全日程が終了となります。今日もたくさんの武蔵野ファミリーの皆さんが、アウェイの都田まで応援に来てくださいました。最後はみんなで笑顔で終わることができて、本当に良かったです。ファミリーの皆さんに是非、メッセージをお願いいたします。

「1年間チームをサポートいただき心から感謝いたします。今年1年、皆さんにはご心配をお掛けしましたが、来年は残留で喜ぶのではなく、上の順位にいって皆さんと一緒に喜びたいと思います。来年は新しい体制になると思いますが、引き続きサポートいただけますと幸いです。」

石原幸治選手(武蔵野)

Q.聞きたいことたくさんありますが笑、まずはPKを決めて、みんなのところに走って行ったときの気持ちを聞かせてください。

「そうですね、PKを取った瞬間、自分で蹴ろうか、大地に譲ろうか迷ったんですけど、大地から蹴ってこいと言われたので、そこはもう、自信持って蹴るしかないと思って。あとはもう、決まった瞬間は本当に嬉しくて、勝手に身体がみんなのところに行きましたね。ああいう形で喜べて良かったなと思います。」

Q.本当に良かったです。試合全体としては、前半はみんな我慢して我慢してよく守って、後半、結果的にはPKの1点だけでしたが、最後まで諦めずに戦えていたと思います。

「Hondaさんはやっぱりボールを扱うのが上手いですから、なるべく間を通させないようにというところで、うまく後ろの選手を中心にみんなハードワークして、危ないチャンスも前半は特になくパーフェクトな45分だったと思います。ただ、いつも後半はやっぱりね、立ち上がりとか特にすぐ失点してしまうところがあったので、今回そこは円陣の時に、立ち上がりで集中するというところはみんなで声をかけ合って。なので、90分通して、もちろん危ない場面もありましたし、失点もしてしまいましたけれども、今までに比べれば、本当に全員が集中してハードワークできたゲームでした。それが結果的にね、残留につながったのかなと思っています。」

Q.現役生活10年、いちばん印象に残っている試合などがあればお聞かせください。

「Hondaに限って言えば、4、5年前に3対2で逆転勝ちした試合が、自分も2点獲って勝ったので、やっぱり思い出しますね。あと、ソニー相手に前期後期合わせて7点獲ったことがあったんですけど、それが今のところぱっと思いつく思い出深い試合かなと。」

Q.今後は社業への専念という形になるのかなと思いますけれども、またどこかでプレーしている姿を見られたりするんでしょうか?

「今のところはまだ考えていないですけど、身体のことを考えるとね、ちょっと運動はした方がいいかなと思うので。子どももサッカーやってるので、そこにちょっと顔を出したりとかしながら、何かしら関わるかなとは思ってます。」

Q.引退を決断したのは、新潟に転勤するというのがきっかけになって?

「そうですね、そこが主な決め手ですね。体力的にはあと数年ぐらいはまだ行けるかなというところではあったんですが、社業が第一の優先ではありますので、そこはしかたがないかなと。」

Q.そうですか…。本当に寂しくなりますが、最後に、武蔵野ファミリーの皆さんにメッセージをいただけますか?

「はい、まず10年間ですね、ご声援ありがとうございました。本当に今シーズン、昨シーズンもそうでしたが、なかなかこう厳しいチーム状況で、その中でも遠方にも本当にね、多くの方々に来ていただいて。以前もお話ししましたが、横断幕もね、すごくいっぱい飾っていただいて。うん、ほんとに、なんて言うんですかね、言葉で表せないほど、本当に感謝の気持ちでいっぱいだったので。なんとか今日もね、勝って喜び合いたかったですけども、なんとか残留できて、来年度もこのJFLという舞台で戦うことができるので。サポーターの皆さんの力というのは選手にとっては本当に大きいですので、引き続き来年度も応援していただければと思います。」

小林大地選手(武蔵野)

「いや疲れましたね笑。疲れたっていうか、なんでしょうね、老けましたね、完全に。でも最終的に、本当に苦しいシーズンでしたが残留できたので、もう終わり良ければ全て良しです。
 来年は、2年連続で降格争いをして、本当に苦しい2年間だったので、もう軽々しく優勝とかあんまり言えないんですが、常に上位に食い込めるような、3年前のような見ていて楽しいサッカーを展開できればいいなと思います。来年もよろしくお願いします。」

寺本剛瑠選手(武蔵野)

「自分は出場機会が少なかったんですが、監督が代わって出場機会が増えて、まずはチームに関われたことが嬉しかったです。来年は残留争いより優勝争いに関わっていきたいなと思っています。」

平野右京選手(武蔵野)

「思ったようなシーズンにはならなかったんですが、結果はこうして残留することができて、今はほっとしています。自分は大学院もあって来年は2年生で、サッカーでも結果を出さないといけないですし、大学院でも結果が求められてくるので、来年もこのチームで結果というところにこだわってやっていこうかなと思っています。」

川戸大樹選手(武蔵野)

「チーム的にはこういう流れで、最終的に残留を決めたというのはすごく大きいことですが、ただこれを来シーズンは払拭できるような形でチームとしてはやっていかないといけないなというところになると思います。個人的には怪我の復帰から後半戦は夏以降、全部出場することができたことはできたんですが、結果としてみると全然、得点は獲れていないし、そういう意味でチームに貢献できなかったことは非常に悔しいです。このことも、個人的には来シーズンも続けることがあれば、しっかりやっていきたいなと思います。
 チームがどうなっていくのかなというのはありますが、個人的には来シーズンも全然、やりたいと思っていますし、仕事のことは正直、僕も先が読めないところではあるんですが、やっぱりサッカー人生の方がより短いと思っているので、やる方向で常に考えてはいます。来年、同じことを繰り返さないために、まずは個人が良いパフォーマンスを出せることがチームの結果にもつながってくると思っていますし、そういう意味では得点という目に見える結果をやっぱり求めていきたいなと思っています。」

金田拓海選手(武蔵野)

「もちろん満足するようなシーズンではなかったなと思います。サッカーがどうとかという問題ではなくて、やっぱり毎試合毎試合、今日ぐらいの強度と気持ちで取り組まないと。JFLも5年目になりますが、レベルも上がっていて、あれぐらいやっても今日も勝ててないですし、本当に勝つっていうことが難しいなというのを感じたシーズンでした。
 来年、このチームで続けるのか、そもそもサッカーを続けるのかというのは、まだ自分もわからないですが、何をするにしても後悔しないような1年にしたいなと。今年は振り返ってみると、もっとできたなと。こういうサッカーだからとか、周りのせいにしてしまったりというのが自分の中でもあったので、もっと自分にできることを全力でやる、何をするにしてもそういう1年にしたいと思います。」

鈴木裕也選手(武蔵野)

「非常に苦しいシーズンだったなというのは間違いなくあるとは思うんですが、僕自身ももっとこう、コンディションの部分だったり、後期に監督がガミさんになってから得点だったりアシストという部分で、もっと目に見える形で貢献できたかなというところもありますし、シーズンが始まってからのタイミングでもっともっとできていたら、ここまで苦しむことはなかったのかなとも思ったりしているので、そこは反省しているところではあります。
 来年のことはちょっとまだ決めていないんですが、仕事や家族とのバランスだったりもあって、いろいろ考えながら、最終的にどうしようかなと今は迷っているところです。できることであればやりたい気持ちはあるものの、どうしても業務量が増えてきてしまったり、そこのことで練習に出られる時間が少なくなってきてしまったりする中で、チームの方針もあるので。いろいろ考えながら決めたいなと思います。」

大桃海斗選手(武蔵野)

「僕は今年からの加入だったんですが、去年1年間そんなにサッカーをやっていなくて、今年からちょっとコンディションが心配でしたけど、結果的に幸治君がやっぱり違いを見せてくれて残留できたので、お疲れさまですって感じです。(一度引退してまた復帰しようと思った理由は)そんなたいした理由もないんですけど、先に東京で普通にサラリーマンをすると決まって。ここは早稲田の選手も多いじゃないですか、大地君、裕也と拓海とかもいるんで、もしやれるなら、ちょっとそこでもう1回やりたいなという想いもあって、話をしてもらって入団したという感じです。
 来年のことはまだわからないですが、僕も今年、サラリーマンをやりながらサッカーするというのを初めてやって、気持ちの面で、なんだろうな、こう、高いものを保つっていうのはすごく難しいなということを感じた1年間だったので、来年は、より浮き沈みがないように、高いモチベーションをキープして、仕事にもサッカーにも取り組めるようにしていきたいなとは思います。はい。」

山﨑舜介選手(武蔵野)

「今シーズンは序盤からなかなか勝てなくて、本当に苦しい1年だったんですが、なんとか残留できてほっとしたというのがいちばんの感想です。
 来年のことは、これからいろいろ考えて決めていきたいとは思っております。今年は残留のことで頭がいっぱいいっぱいで、大地君も言ってたんですけど、自分も5歳ぐらい老けたと思うので、来年はちょっと、もうちょっとのびのびサッカーも楽しんで、プライベートもいろいろ余裕のある1年にしていきたいと思っております。」

末次敦貴選手(武蔵野)

「個人的にも去年と比べて出場数が減ったりとか、失点数が増えたりとかで苦しかったんですが、結果的に残留できて良かったなと、安心したなというのが今シーズンの感想です。
 来年もサッカー選手を続けることは、もう自分の中では決めているので、もっと上手くなって、もっとチームの勝利や勝ち点に貢献できるような選手になっていきたいと思います。もっと上手くなれると思いますし、もっと努力したいなと思っています。」

森田礼選手(武蔵野)

「前期からなかなか勝てませんでしたが、最後に無事に残留という形で終われたのは良かったかなと思います。ただ、個人的にはちょっと怪我も続いちゃったんで、もっとチームに貢献したかったなというのはありますね。
 来年は、まず今年ちょっと怪我に悩まされたので、怪我なくしっかりワンシーズン通してやり切るというところ、それからもっとチームに対して力になれるようにプレーしていきたいなと思います。」

山田梨功選手(武蔵野)

「スタートから出たのも1試合だけですし、去年と比べて出る機会は少なかったですけど、その中で自分が出たときに何ができるのかというのと、練習の中で、試合に出ている選手にどれだけプレッシャーを与えられるかというのが自分の役割でもあったと思うので。そういったところで、最終節まで来て残留となりましたが、やっぱり個人の未熟さというか、まだまだ足りない部分が多かったかなというのはすごく感じたので、またここから冬を挟んで来シーズンが始まりますが、その期間でしっかりと体と心を含めて鍛えていきたいなというように思います。」

鈴木龍之介選手(武蔵野)

「ここに来て1年目のシーズンでしたが、最初は出て、中盤はちょっと出られなくて、最後2試合だけ出たり出なかったりで。監督も交代したし、求められていることも変わったり、難しいところはたくさんありました。生活自体も新しくなりましたし、チームどうこうじゃなくて、自分のパフォーマンスを、もっと個人にフォーカスして上げていかないと。結局、数字も今年はリーグ戦では残せてないですし、そこもちょっと、個人のレベルアップも来シーズンに向けて今からやっていかないといけないと思います。チームとしては本当に、正直結果オーライな部分は大きいですが、最後はひとつになって残留をつかみ取れたことは良かったです。安心しました。」

田口光樹選手(武蔵野)

「個人としては、開幕前の手術をして、前期はすごくチームに迷惑をかけた分、後期はチームも低迷していたし、監督が入れ代わったタイミングで、どうにか得点という結果で貢献したかったんですが、なかなか数字が残せなかったのは、すごく悔しいシーズンだったなとは思います。今日も結果的にはやっぱり引き分けで、他会場の結果を受けて残留はできたけれど、点を獲らなきゃいけないタイミングで自分が選ばれないというのは、まだまだ自分に足りないものがあるんだなというのを痛感した試合でもありました。
 第1回からずっとJFLにいる武蔵野は、やっぱりずっと門番として戦い続けないといけないと思うので、また来年に向けて、自分もどうするかまだ決めていませんが、まだまだ自分もできると思うし、もっとサッカーで点を決めてみんなで喜びたいから、その辺ももう少し考えて、ちょっと答えを出したいなと思います。」

山崎稜介選手(武蔵野)

「最終的には残留争いという厳しい形になってしまったんですけど、サポーターも含めて全員でできたっていうことはすごく良かったなというように思います。
 来年は、もちろんこのチームの選手たちは本当に良い選手たちがそろってると思うので、来年どういうメンバーになるか分からないですが、残留争いじゃなくて少しでも上位を目指したいと思いますし、個人としても、長い怪我からやっと復帰できたので、このシーズンでコンディションを上げていって、良いパフォーマンスでチームを勝たせられる存在になりたいなというように思います。」

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