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【ラインメール青森】2025プレシーズンインタビュー(高知県黒潮町キャンプ)
原崎政人監督
Q.まずは今シーズンのチームとして掲げている目標と、監督がどのようなサッカーを皆さんにお見せしたいと考えていらっしゃるのか、お聞かせください。
「優勝して昇格するというのはクラブの絶対目標ですので、そこは達成できるようにやっていきたいと思っています。自分たちが能動的に、主導権といいますか、イニシアチブが握れるようなサッカーをしましょうという話はミーティングでもしていて、それをどのように進めていくかということを、今はトレーニングをしながら段階を踏んでいるというところです。」
Q.大雪の青森で始動して3週間、キャンプインしてここまで2週間弱ですが、高知県にもかかわらず想定外の雪も降って、今年は本当に雪に翻弄されていますよね。
「いやでも、プログラム的には雪で若干滞った日が1日あったぐらいで、なんとかできています。地元の皆さんの協力もあって、やりたいことはほぼ、今のところできているかなという状況ですね。」
Q.そうでしたか。今シーズンのキャプテンと副キャプテンの任命は、まだこれからになりますか?
「これからですね。選手が30人いる中で、一緒にやったことがあるのは貫だけなんですよ。あと29人は対戦したこともないので。青森では体育館を使った練習を1週間やっただけですし、今回キャンプに来て、面談をやったり選手と少し話したりして、パーソナル的にも選手たちを把握できればと。しっかり見極めて決めていきたいと思っています。」
Q.ここまで新加入選手が14人、選手補強はどういったところがポイントでしたか。
「僕が監督の話をいただいた時には、この選手は残りますという選手が半分ぐらいいて、そのリストをもらって、ポジション的に補強しなければいけないポイントを絞って選手を獲得しました。トライアウトを見に行ったり、試合を見に行ったり、あとは紹介された選手に対して映像を見て絞っていったという形です。」
Q.このカテゴリーは初めての経験でいらっしゃると思いますが、JFLというリーグに対してはどのような印象をお持ちでしょうか。
「やっぱりタフな選手が多いかなという印象は受けますね。Jリーグで始動していたときも、練習試合などで対戦したことがありますが、活力があって元気で、ハードワークする選手が多いかなという印象はあります。オフにラインメールの試合も含めて映像を見た限りでは、やはりサッカー自体もタフなゲームになるなという印象ですね。」
Q.開幕まであと1か月、初戦がアウェイで横河武蔵野戦、2戦目もアウェイの沖縄戦で、ホーム開幕戦は第5節のいわてグルージャ盛岡、というところまで現段階では決まっています。これはもう雪国のクラブなので仕方がないことですが、今年は開幕から第4節までアウェイが続きますので、このアウェイ連戦をどう乗り切るかがリーグ序盤のポイントになってくるかと思います。それも踏まえて、これから1か月、どのような準備をしていきたいと考えていらっしゃいますか。
「監督のオファーを受けて青森に行くと決めたときに、開幕からアウェイが続くという情報も入っていました。ただ、これは僕自身の考えですが、それほどアウェイに対してネガティブな印象は持っていません。逆にそこをうまく乗り越えられれば、ホームの試合が続く時期もあるわけなので。元気でフレッシュなうちにアウェイで多めに試合をしておいて、リーグ中盤に疲労が溜まってきた時期にホームが続いた方が、僕としてはね、いいんじゃないかなとは思っています。ただ、移動の面では大変なことは間違いないですから、そういうのも含めてコンディションのところは大事にしながら、キャンプではタフにというのは意図的にやっています。」
Q.そうですね、JFLは夏の暑い時期も昼間に試合があることが多いので、そこでホームで連戦できるのはポジティブなことだと思います。ですが、やっぱり移動は辛いのと、春先の沖縄戦はここ数年、毎年苦戦しているんですよね。私もフォトで行きますから実際に体感しましたが、あの気候の差がどうにも堪えるんです。なので、今年も第2節のアウェイ沖縄戦は、ひとつのポイントかなと私は思っています。
「まあでも、夏の本当に暑い時期にやるよりは僕はいいかなとは思いますが、このキャンプではそういった体力的なところも含めて、どこまで上げられるかというのは非常に大事にしています。」
Q.わかりました。Jリーグ昇格に向けては年間3万人の入場者数を集めなければいけません。集客に対して、監督や選手、現場のチーム側としては、どういった働きかけをしていくご予定でしょうか。
「そこはクラブ側ともよく話していますが、クラブとしてはイベント等含めてどのように入場者数を増やすかということはいろいろと考えてくれているので、僕らが現場でやれることは、また見たいと思っていただけるような試合ができるかどうか、そこだと思っています。まずいちばんは勝つこと、2つ目に、そういう魅力のあるサッカーができるかどうか。サポーターの皆さんはゴールが見たい、勝つ瞬間が見たいと思っていらっしゃるでしょうから、我々としては、勝利をしっかり見ていただいて、もう一度足を運んでいただけるような環境を作りたいなと思っています。」
Q.3月8日(土)の開幕戦では、青森でのパブリックビューイングもありますし、東京での試合なので関東在住のサポーターの皆さんもたくさんスタジアムに来てくださると思います。楽しみにしてくださっているファン・サポーターの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「応援してくださっている方々が、次の試合もまた見たいと思えるような戦い方をしたいなというように思っています。そのために選手たちはいま、本当に必死に取り組んでくれているので、あと1か月でしっかり形にして、自分たちの形をしっかり作って、喜んでいただけるようなゲームができるように頑張りますので、一緒に戦ってもらえれば嬉しく思います。応援よろしくお願いいたします。」
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山口和樹選手
Q.ラインメール青森でプレーするのは3年目ということになりました。去年はキャプテンを務めていらっしゃって、ホーム最終戦後の記者会見のときに、こういう結果で終わってしまったことに責任を感じている、というようなことをおっしゃっていましたけれども、改めて昨シーズンを振り返っていかがでしたか。
「そうですね、うーん、難しい1年だったというのがまずいちばんにありますね。勝ち切ることができなかった試合も多かったので。」
Q.新しいシーズンが始まって、キャンプインして2週間弱ですが、ここまではいかがですか。
「雰囲気良くやれていると思いますし、監督がやりたいサッカーというのを、徐々にですが、みんなが理解してやっていけていると思います。まだまだキャンプは続くので、もっと突き詰めて、いい状態で開幕を迎えられたらなと思います。」
Q.今年のキャンプの部屋割は、誰と同部屋でしょうか?
「遠藤元一選手と、田村陸選手ですね。げんいち君は長野でやっていたことがあって、僕と被ってはいないんですけどね、なので長野トークとかしたりはしますよ。去年は僕の上はキシくん(岸田翔平選手)しかいなかったんですが、今年は3人(中原秀人選手、有田光希選手、遠藤元一選手)入ったので、うん、だいぶ助かってます…笑。」
Q.そうなんですね笑。今シーズンのチームとしての目標はもちろんJリーグ昇格ということになりますが、個人としての目標があればお聞かせください。
「チームがJリーグを目指す上で少しでも力になることですね。年齢も上の方になってきたので、今まで経験してきたことを若い選手にしっかり伝えるのと、あとはやっぱり怪我をしないことが大事だと思っています。」
Q.開幕戦を楽しみにしているファン・サポーターの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「去年とはまた違ったサッカーになると思いますし、見ている人に楽しんでもらえるようなサッカーができるように、まずはキャンプでいい準備をしてやっていきたいなと思います。今シーズンも応援よろしくお願いします。」
中原秀人選手
Q.鹿児島ユナイテッドからJリーグ289試合出場という経験豊富な選手の加入で、若い選手が多いチームですし、とても楽しみにしています。よろしくお願いいたします。始動して3週間、ここまでいかがでしょうか。
「はい、怪我もなく、順調にできていると思います。」
Q.キャンプインして2週間弱ですが、同部屋は?
「有田光希です。部屋の中では、僕は本を読んだり、嫁や娘と電話したり、携帯見たりとかしています。1か月のキャンプをするのは初めてなので、どんな感じか正直わからなかったんですが、リラックスしてできていますね。」
Q.ご自身としてはどのようなところが持ち味で、青森の皆さんにどんなプレーを見てほしいというように思っていらっしゃいますか。
「常に動きながら、攻撃も守備もチームが上手く行くように、自分たちの流れに持ってこられるようにみんなに働きかけができるところと、ゴールに直結するような形のパスというのが自分の武器だと思っているので、そこを見ていただけたらと思います。」
Q.ここまで北九州、福岡、鹿児島といろいろなチームを経験してきて、今年ラインメール青森に加入して、まず印象としてはいかがでしょうか。
「みんな真面目で、練習にひたむきに取り組む姿勢というのはすごいところだなと思いました。」
Q.JFLというカテゴリーについては、どういった印象をお持ちでしょうか。
「正直あまり試合を見たことはなかったんですが、今ここで1か月ぐらい一緒にやった選手たちを見ていると、本当にレベルが高い中で試合ができそうだなという印象ですね。」
Q.今シーズンの個人的な目標をお聞かせください。
「試合に出続けることです。」
Q.では最後に、青森の皆さんにメッセージをお願いいたします。
「今年はJリーグに昇格するということ、チームとしても個人としても、青森の皆さんにとっても、本当にそのひとつだけだと思うので、そこに全力を注ぎたいと思います。良いときも悪いときもあるかと思いますが、一緒に頑張りましょう。」
有田光希選手
Q.Jリーグ362試合出場、中原選手と同じく鹿児島ユナイテッドからの加入ですね。ようこそ青森へ、とても楽しみです。始動して3週間、ここまでいかがでしょうか。
「最初はコミュニケーションをとりながらというところでしたが、キャンプを重ねるにつれて徐々に、サッカーの特徴だったり、キャラクターのところだったりというのはわかってきて、練習試合もこれから入ってきますし、開幕に向けてまたチームとしてもう1段階、2段階上がっていけたらいいなと思います。」
Q.ここまでJリーグでいくつものクラブをまわっていらっしゃったかと思いますが、JFLというカテゴリーの青森については、チームに合流してどういった印象を感じましたか。
「そうですね、JFLは今までなかなか見る機会がなかったので、青森に限らず他のチームにもイメージが全くなくて。選手個々では何人か名前を知っている選手がいて、その選手についての特徴とかはわかるんですが。でも今回、合流してみて、若い選手が多いですし、伝えられるところを伝えてあげられたらなと思っています。自分が今まで経験したことというのは自分の中で財産にもなっているし、それをやっぱり若い選手やチームに還元することで、その選手やチームが今後大きく発展していくんじゃないかなと思うので。可能性がある選手が多いと思いますし、これからどんな成長をしていくのか楽しみだなと、上に立つ年齢の選手として素直にそう思いますね。」
Q.先ほど中原選手にも伺ったんですが、キャンプでは中原選手と同部屋だということですね。
「はい、鹿児島で3年一緒にやっていて、サッカーだけじゃなくプライベートでも、家族同士で仲が良かったですし、ご飯行ったりとかも多くあったので。今回、青森に決まったときに、秀人くんが先に決まってたのは連絡取り合って知っていて、うちの妻も秀人くんの奥さんがいるの心強いって言ってたので、そういった面でも本当に良かったかなと。」
Q.なるほど。じゃあいま同じ部屋でお互いにリラックスして過ごせている感じですね。
「逆に新鮮味はないですけどね笑。」
Q.そうですか笑。FWということで、もちろん得点力というところが期待されているかと思いますが、ご自身としてはどういったところが強みで、ファンの皆さんにどういうプレーを見てもらいたいか、お聞かせください。
「当然FWなので、ゴールという分かりやすい結果がどうしてもついてくるポジションで、そこに関してはこだわりたいですし、もちろん自分が点を獲るのもそうですが、自分が周りを生かすというのも今シーズンはやっていきたいと思っています。チームとしての得点のバリエーションや、点を獲る選手がたくさん増えるようにプレーできたらいいなと思います。」
Q.今シーズンの個人的な数字の目標などはありますか?
「そうですね、昇格というのが目標なので、そこに対して自分のゴールで勝ち点につなげられるように。負けている状況で点を獲るというのはもちろんそうなんですが、自分の1点で勝利につながるという、1点1勝ぐらいの感じで自分の中では思っているので、そういうように決められたらいいなと思います。」
Q.最後に青森のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「はい、今シーズンから加入しました有田光希です。ポジティブな明るい雰囲気でチームを引っ張っていくので、今シーズン応援よろしくお願いします。」
遠藤元一選手
Q.FC岐阜からの加入ですね。よろしくお願いいたします。ご出身が稚内で雪には慣れているとおっしゃってましたが、それにしても今回、青森でも高知でも雪ですね。始動して3週間、ここまでいかがですか。
「そうですね、最初はみんな探り探りやっていたところが、どういう人間かというところもお互いに分かって馴染んできて、今は非常にポジティブな空気の中でやれているなと思っています。」
Q.キャンプの部屋は、さきほど山口選手に同部屋だと伺いました。3人部屋であとは大卒の田村選手だと。
「そうそう、カズキと一緒です。部屋の中では、動画を見たり、僕、子ども生まれたばっかりなんで、テレビ電話してっていう感じですかね。それが息抜きになってますね。」
Q.ポジションはDF、ご自身のプレーの特徴やストロングポイントはどういったところでしょうか。
「統率する部分であったりとか、チーム全体を組織する力みたいなものが、自分の中で強めようと思って今までやってきたことです。特に今年は、J3ですけどひとつ上のカテゴリーから来て、またそのJリーグを目指す中で、アリくん、秀人くん含めて僕らの経験が間違いなく必要になってくると思うので、自分の強みでもある統率力というような部分は生きてくるんじゃないかなと思っています。」
Q.JFLというカテゴリーは初めてになるかと思いますが、どういった印象をお持ちですか。
「うーん、正直な話、やっぱりJリーグにいたときに、結果を含めてあんまり見てこなかったので。どちらかというとJFLで注目するのは、J3に昇格してくるチームはどこなんだろうというところでした。なので、そういう意味で言うと、やっぱり勝たないと見てもらえないリーグだなというのは個人的には思っています。どれだけ良いサッカーをしようが、どれだけ良いプレーをしようが、勝って昇格しないとやっぱり名前は出てこないなというのは思ってはいましたね。」
Q.なるほど確かにそうですね。ですので、今シーズンはチームとしての目標はもちろんJリーグ昇格、その上で個人としての目標の数字などあればお聞かせください。
「やっぱりDFなので、30試合で30失点。難しい数字ですけど、目指す価値はあると思いますし、それができれば、自ずと勝ちが増えてくると思うので。難しい目標ですが、30試合30失点以内でというのを目指していきたいなと思っています。」
Q.では最後に青森のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「はい、JFLは観客動員数などにも昇格へのハードルがありますから、まず僕らがしっかり勝つこと、良いサッカーをすることは大前提ですが、皆さんが一緒に戦ってくれることが昇格への近道だと思うので、ぜひスタジアムに来て一緒に戦ってほしいなと思います。」
廣末陸選手
Q.ラインメール5年目ということになりました。去年は、秋の大事な時期に怪我で1か月ほど離脱ということもありましたが、改めて昨シーズンを振り返っていかがでしたか。
「そうですね、柴田監督の3年目で、柴田さんのやりたいサッカーというのは徐々に浸透しつつはあったんですが、やっぱりなかなかこう、肝心なところで点が獲れなかったというのが大きかったかなと思います。必ず勝ち点3をとりたい試合でとりこぼしてしまうというのが非常に多かったなと。それに尽きるかなと思いますね。勝ち点の部分では、本当に昇格まであと1歩というところまで行けている部分もあったんですが、なかなかそこからプラスアルファのものが発揮できずに3年間終わってしまったかなと思います。」
Q.私も柴田監督の3年間はずっと見てきて、大事な試合で勝てずに悔しい思いをするというのを何度も経験しましたが、廣末選手としては、どういったところに原因があったと思っていらっしゃいますか。
「本当にちょっとしたことだと思うんですが、勝負というのは本当に細かいところで変わってきてしまうものなので。なんて言うんですかね、チーム内での戦術の共有というような部分では、すれ違いが多かったかなとも思います。前線の攻撃陣と、守備陣のやりたいサッカーに少しギャップがあって、そこにお互いストレスを抱えながらサッカーをやっていたのかなという気はしました。チームとしては同じ方向を向いているんですが、その中でも多少のズレがあったりはしたので、そういうところかなと思います。」
Q.柴田監督からは、リクの勝利に対するメンタリティーは人一倍強い、というお話を伺っています。去年は特に若い選手が多いチームでしたし、チーム全体の勝利に対する気持ちの強さというようなところも少し足りなかったかなというように私は見ていました。
「うん、なんだろう、最近の若い選手というのは、今は海外サッカーとかも当たり前のように携帯で見れたりしますし、自分がこういうサッカーをやりたいという理想があって、自分はこういうプレーをしたい、こういうサッカーで試合に勝ちたいっていうのが先に来ちゃうんですが、僕の場合はやっぱり勝たないと何も意味がないという気持ちでずっとサッカーをやってきたので。どんなに汚いサッカーで1点決めようが、逆にどんなに綺麗なサッカーで1点決めようが、1点は変わらないわけで、そこの部分の泥臭さというのは、もう少し若い選手たちにも持ってほしいかなという部分は感じています。勝利を第一に考えて、自分が汚れ役になってでも、チームの勝利を最優先できる選手がそろえば、JFLというカテゴリーでは頂点に近づくのかなと思うので、そこは非常に大事だと思います。」
Q.なるほど。今シーズンは、また新しいチームになりまして、キャンプインして2週間弱ですが、ここまではいかがですか。
「大雪もあって青森でサッカーができなかったぶん、みんなのびのびとサッカーを楽しそうにやっているし、雰囲気としても非常によくできているのかなと思うので、このままの調子で戦術もどんどん落とし込んで、みんなで共通理解を持ってやれればなお、いいんじゃないかなと思います。」
Q.キャンプの部屋割は、誰と同部屋でしょうか?
「斉藤諒と平尾泰雅です。3人部屋とは言いつつ、他の後輩たちがめちゃめちゃ部屋に入ってくるんですよ笑。部屋割はあってないようなものなんですけど。夜はもう、どんちゃん騒ぎです。でも仲良くできてると思います。」
Q.そうなんですね笑。今シーズンの個人的な目標があればお聞かせください。
「去年が30試合で26失点、失点率が0.86とかだったんですが、今年はチームの戦術も変わりますし、攻撃的なサッカーになるかなとは思うので、失点率を0.9以内に抑えられれば昇格できるんじゃないかなというように個人的には思っています。なので、0.9という数字を僕は念頭に置いて、そこを目標にやっていきます。」
Q.それから、5年連続のゴールもみんな期待していると思いますので笑、決められたらいいですね。最後に、青森のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「新しい監督のもと、また新たな1年が始まるので、毎年言っていますが是非スタジアムに足を運んで力になってもらえればなと思います。また1年間よろしくお願いいたします。」
松本拓海選手
Q.ラインメールでは2年目のシーズンになりました。去年はリーグ22試合出場、秋に怪我で2か月近く離脱していて、その時期はチームもちょうど勝てなくなっていた時期で。私は、これまでずっと出ていた松本選手がいなくなったことで、少しリズムが狂ってしまっているのかなと思ったりしながら見ていました。ご自身では、改めて昨シーズンを振り返っていかがですか。
「まず、その時期について話すと、外から見てももどかしさは感じていましたし、自分が入ったときの想像もしながら見てはいましたが、怪我をしたのも実力なので、そこは自分に力がなかったなと。あの時期、一時期は3位までいきましたよね。昇格するチームというのは、秋ぐらいに連勝するチームが毎年上がっているという印象なので、今年はその時期は大事にしたいと思っています。」
Q.青森に加入する前はソニー仙台で4年プレーしてらっしゃいましたけど、その時期も含めて怪我で長期離脱という経験はありました?
「いや、離脱自体が5年やって初めてでしたね。」
Q.そうですよね、鉄人のようにずっと試合に出続けているという印象でしたから、怪我で離脱はチームにとっても誤算だったと思いますし、今年は本当に身体は大事にしてがんばってください。さて、今シーズンはまた新しいチームになりまして、ここまでいかがでしょうか。
「監督も替わって、選手も半分以上入れ代わっているので、2年目という意識はなくて、また1年目みたいな感覚でやれていますね。チームも良い印象はありますし、僕より上のベテランの選手が3人入ってきて、みんなとても気さくでフレンドリーで。ただ締めるところは締めてくれて、今その3人の存在はすごく大きいですね。」
Q.キャンプ中の部屋は、同部屋はどの選手でしょう?
「宇高(魁人)と住永翔です。年齢的には僕がひとつ上なんですけど、みんなごちゃごちゃ言い合って、同期みたいな感じです。基本みんな部屋にいます。仲いいっすね。」
Q.そうなんですね、今後ピッチ上でのプレーにも活きてくるといいですね。今シーズンの個人的な目標をお聞かせください。
「具体的な目標というのはあまり考えていなかったんですが、優勝と昇格するために、どんな状況でもどんな立ち位置でも自分がやるべきことをやり続けること。あとはそうですね、うん、怪我せず25試合以上出られるように。数字はいま決めました笑。」
Q.はい、じゃあそういう目標で笑。最後に青森のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「ここ数年悔しい思いを共にさせてしまっているファン・サポーターの方々に、今年こそはまた魅力あるサッカーをして結果を出して、来年は必ずJリーグで一緒に戦いたいなと思っていますので、シーズン最後まで一緒に戦いましょう。」
住永翔選手
Q.ラインメールでは今年で3年目になりますね。去年11月にお子さんがお生まれになって。アウェイ三重戦の前日でしたよね。遠征の飛行機の中で生まれたと伺いました。
「そうです、予定日は三重の試合が終わって帰ってきた次の日だったんですが、試合前日、練習が終わって出発する前に、破水したかもしれないから病院に行ってくると連絡があって。俺はメンバーにも入ってたし、時間だからと出発して、でもさすがに生まれるとしても夜になってからだろうなと思ってたら、飛行機から降りたら写真がいっぱい送られてきてて、生まれてました笑。」
Q.そうだったんですか笑。でもあの三重戦は、良い試合でしたよね。わたし写真撮ってましたけど、ゆりかごダンスもして、最後にみんなで撮った集合写真でもゆりかごやって。あの試合、柴田監督の3年間の中でいちばん思い出に残ってます。最後の失点以外は、柴田監督がやりたかったサッカーってこういうサッカーだったんだなと思いました。
「そうでしたね。内容的にも結果的にも、ああいう形で点を獲ってというのが柴田さんの理想だったと思いますから。そのゲームがシーズンの最後の方にしかできなかったのは、選手としては最初から監督が求めるようなサッカーができれば良かったんですが、そこは残念なところでした。」
Q.個人的な成績としては、一昨年は全試合出場、去年は26試合出場なので、試合数的にはじゅうぶんにご活躍なんですが、ちょっとゴールが少ないのがご自身でも物足りないんじゃないでしょうか。失礼ながら私は、青森山田時代のことは知らないんですが、青森ゴールの記者さんとは仲良くさせてもらっているのでよくお話しするんですけど、高校時代は本当にすごかったと伺いました。
「そうですね、高校時代は大事な場面で点を獲ったりしていましたから。うん、でもチームの中で監督が求めるサッカーによって、点を獲れる選手というのはけっこう変わってくるので、去年と一昨年の柴田さんのサッカーの中では、自分がゴールを決めるというよりは、黒子役というか。ボランチは、去年は蘭くん(町田蘭次郎選手)が1本決めて、一昨年は雄大さん(岩間雄大選手)がたぶんミドルシュート1本決めたと思いますけど、ボランチが点を獲るのはなかなか難しい状況で。求められている部分は、どちらかというとゴール以外が重要視されていたので。個人的にはどんどんゴールを狙いに行きたい気持ちはありましたけど、それはある程度バランスも崩れるというところもあって、僕は後ろでリスク管理をするという場面が多かったので、今年からはゴールのチャンスがあれば狙っていきたいなと思います。」
Q.なるほど。新しいチームになって、キャンプインして2週間弱ですが、ここまでいかがですか。
「選手も半分ぐらい変わりましたし、監督やコーチングスタッフも変わって、やっぱり求められることも全然違うので。去年や一昨年からここにいる選手だから、というようなことは通用しませんし、全部が新しい状況なので、僕も新しいチームに移籍してきたような感覚ですね。若い選手も多いし、見ている人が楽しいサッカーになりそうだというのはやっててもわかるので、それプラス、試合に勝つためのすり合わせをこのキャンプでやっていきたいなと思っています。」
Q.部屋割は、さっき松本選手にも伺いましたけど、宇高選手と松本選手との3人部屋ですね。
「そうです、ウタとまっつんです。まっつんがいちばん先輩なんですけど、ある意味みんな同期みたいな感じで、気をつかうこともないし、仲良くやってます笑。」
Q.うん、さっき松本選手も同じこと言ってました笑。
「サッカーの話もサッカー以外の話も含めて、コミュニケーションをとる機会が他の選手に比べて同部屋だから多いので。ウタとも大学時代とかに一緒に選抜活動でやったことがあって、プレーの特徴とかも分かってるので、少しでも早く合わせてチームの勝利に貢献できるようにしたいなと思います。」
Q.個人としての今シーズンの目標があればお聞かせください。
「個人の目標としては、怪我なく全試合出場するという気持ちでキャンプに入っています。あとは、最低でも5ゴール5アシストしたいなと。」
Q.わかりました、楽しみにしています。最後に青森のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「選手だけが頑張っても昇格できないところが、昇格ルールのいちばん難しいところなので、やはり青森のサポーターの皆さんや地域の皆さんに少しでもスタジアムに足を運んでいただけるような試合を、毎試合提供するのが自分たちの役目だと思っています。ホームの試合は特に、多くの皆さんと共に勝利を分かち合って、Jリーグに初めて昇格するという感覚を共に味わえたらいいなというように思っています。アウェイは、来てくださいとはなかなか軽々しくは言えないんですが、ホームの試合でいっぱい足を運んでいただけるように、アウェイでもしっかり勝ち点3を持って帰ってくるという強い気持ちで戦うので、ホームの15試合、共に熱く戦っていただければと思います。」
宇高魁人選手
Q.FC大阪からの加入ですね。ようこそ青森へ。始動してここまで3週間、手応えはいかがでしょうか。
「大阪には3年半ぐらいいたんですが、久しぶりにチームが変わって、全員ほとんど初めての人たちなので、楽しいですね。環境が変わってのサッカーで、まだキャンプインして2週間ぐらいなので、積み上げの段階だと思うんですが、楽しくやれています。」
Q.FC大阪がまだJFLにいたころからプレーしてらっしゃいますから、久しぶりのJFLということになりますね?
「そうですね、大学卒業して最初の2年間はJFLだったので(最初の半年はヴェルスパ大分所属)、それ以来です。」
Q.JFLもJリーグもどちらも経験して、いま現在JFLというリーグについてはどのように感じていらっしゃいますか。
「JFLとJリーグにそれほど差があるかと言われたら、別にそうは感じなくて。選手のクオリティも高いですし、Jクラブでやっていた選手も多いですし。みんなタフなイメージがありますね。」
Q.キャンプの部屋割は、住永選手と松本選手との3人部屋だと聞いています。
「はい、カケルとは大学時代から面識もあって、久々の再会で同じチームになりました。タクミくんは自分の大阪時代のチームメイトのひとつ上の先輩で、面識はあったので、身近な2人と同じ部屋で、最初からそんなに気をつかうこともなく、しっかりリラックスできる部屋になってます。」
Q.ご自身ではどんなプレーが持ち味で、青森のファンの皆さんにどういうところを見てほしいと思っていらっしゃいますか。
「自分は攻撃の選手なので、やっぱり数字の面はいちばん見てほしいし、自分に求められていることだと思っています。得点とアシストが求められるし、必要なことだし、自分の持ち味にしていきたいと思っているので、ドリブルや前への推進力で特徴を出しながら、数字のところは自分も求めていきたいと。そこに注目してみてほしいなと思います。」
Q.具体的にはどれぐらいの数字を目標にしていますか?
「いちばんの理想は得点だけで2桁ですが、得点とアシストの合計で2桁、それよりもっとさらに獲れればチームもJ3が見えてくるかなと思います。」
Q.今年からはおそらく攻撃的なチームになるんじゃないかなと思いますので、その推進力になるような活躍を楽しみにしています。最後に青森の皆さんにメッセージをお願いいたします。
「青森には、行って1週間ぐらいでキャンプインしてしまったので、まだサポーターの方々と触れ合う機会というのは今のところなくて、自分のこともまだまだこれから知ってもらう段階です。やっぱり試合がいちばん自分を知ってもらえるし、いちばんのアピールできる場所だと思うので、まずは試合に出て活躍して、青森のサポーターの方々にも認知していただいて、愛されるような選手になりたいと思っています。」
斉藤諒選手
Q.いわてグルージャ盛岡からの加入ということで、同じように東北で雪も降る地域だったかと思いますが、始動して3週間、ここまでいかがでしょうか。
「最初の1週間の立ち上げは体育館でやっていたんですが、キャンプで高知に来てやっとピッチレベルでサッカーができるようになって、徐々に選手同士の特徴もわかってきたので、良くなってきてるのかなという手応えはあります。」
Q.キャンプの部屋割は、さきほど廣末選手に伺いましたけど、平尾泰雅選手との3人部屋だと。年齢的にはみんな近いかと思いますが、どんな感じで過ごしてらっしゃいますか。
「みんな楽しくやってます。夜はグランメゾン東京とか見たり笑。ほんと暇すぎて、みんなでポケモンのゲームしたりしてます。」
Q.さっき廣末選手に聞いたら、いろんな選手が来てどんちゃん騒ぎしてると言ってました。よくあるキャンプの部屋の突撃インタビュービデオとか、私ではさすがにできないのでチームにやってほしいですね笑。さて、プレーの持ち味としては、ご自身ではどういったところがストロングポイントで見てほしいと思っていらっしゃいますか。
「対人の守備の部分だったり、あとゴール前の守備やヘディングだったりを見てほしいなと思います。」
Q.JFLというリーグについてはどういった印象をお持ちですか。
「自分、1年目はJ2で、2年目と3年目がJ3だったんですが、JFLとJ3はそこまでレベル的には変わらないなと。だから、本当に何かのきっかけがあれば絶対に昇格できると思う。昇格したいです。」
Q.個人としての今シーズンの目標をお聞かせください。
「リーグ最少失点というところにこだわってやっていきたいのと、あとはベストイレブンに入れればと。目に見える結果が出せれば良いなと思っています。」
Q.最後に、青森のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
「昇格するので、全員で青森を盛り上げて、応援よろしくお願いします。」
2025年2月8日収録/聞き手:石川美紀子
トレーニング画像
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