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【ラインメール青森 vs.横河武蔵野FC】試合後コメント

JFL第18節/ラインメール青森 4-1 横河武蔵野FC(2024.09.01)
6分 村上弘有(青森)
9分 村上弘有(青森)
23分 ベッサ(青森)
26分 ベッサ(青森)
52分 川戸大樹(武蔵野)


石村俊浩監督(武蔵野)

Q.前半は悪夢のような展開で4失点でしたが、まずは失点シーンについて、振り返ってお願いいたします。

「失点シーンはもちろんあるんですが、ちょっとイージーミスのところで相手に悪い形でボールを取られて、そうなると守備の形を維持するのが難しくなってくる。そこでまずリズムを崩してしまった。局面のところはやっぱりボールにもうひとつ寄せるだとか、していれば相手のクロスの精度も少し悪くなるので、中も守りやすくなるんですが、ひとつひとつが全部緩くなってしまったという結果があって。もともと向こうの18番は打点はあったんですけど、やっぱりあれだけ簡単にサイドを変えられてしまったり、クロスを上げられてしまうと難しいのかなというのがあったので、もう一度、ボールに寄せる、切り替えて守る、ポジションに早く戻るといったところを詰めていくことですね。球際も相手にボールが行っていたシーンが多かったので、そういう強度をまずは高めていくところかなと。個人戦術のところをもう一度見直そうと思います。」

Q.ラインメール青森は、特に守備には非常に特徴のあるチームで、だからこそ先にこちらが失点してしまうのは非常に良くない展開だったと思います。それも早い時間帯に失点してしまったことで、監督の考えていたゲームプランは崩れてしまったとは思うのですが、最初に失点しないために、どういった対策を考えていたのかお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

「そうですね、前節の滋賀のゲームはそんなに悪くなかったので、やっぱりボールをこっちがちゃんと握ってという、攻撃は防御というような発想もあって、そこでまずうちの時間で時計を動かそうという話をしていたんですけども、6分でまず1点取られてしまったと。で、そのままのフォーメーションでやっていたんですが、なかなかサイドのところがうまくいかなくなってしまい、プランは崩れましたね。4-4-2にして最後もう少しアプローチにいけるようにと選手主導でやったんですが、なかなかちょっと4点というのは…、後半1点返しましたけど、プラン通りにはいかなかったですね。」

Q.前節を見ていて、例えば守備の際のセットプレーの部分は、前期リーグに比べると随分再構築されたように思いましたが、今日は攻撃面で特に、きっちり固めてくる相手チームに対して、せっかくのセットプレーがチャンスにつながっていかないという印象を受けました。バリエーションがもうちょっとほしかったなと。

「まあ言われたように、そんなに数多くは用意してはいないんですが、もちろんこっちに来る前に、何パターンかあるのはトレーニングして来たんですけど、ボールの精度とか、最後が叩けなかったりとか、そういう部分はありましたね。バリエーションの部分、そうですね、そこは課題になってくるのかなとは思います。なかなか流れで点が獲れないんであれば、やっぱりセットプレーでというのは、構築した方がいいですね。」

Q.次節からホーム2連戦ですので、そこは必ず勝ち点を積み上げていきたいところだと思います。意気込みをお願いいたします。

「1週間という中で、ゲーム中でもそうですが、負けが続いているチームなのでちょっとしゅんとなってしまう場面もあるんですが、断ち切っていい場面もあるんでね、そこは伸ばしていくので、修正をかけていくということで、選手とスタッフ一丸で構築して、次の試合なんとか勝ち点を取りたいと思います。」

後藤京介選手(武蔵野)

Q.前半早い段階での4失点でしたが…、試合全体を振り返っていかがでしたか。

「(廣末)リクのキックは飛ぶというのは分かっていたことですけど、相手選手のターゲットからのセカンドボールの処理が、僕たちのやり方はミスマッチでした。僕の脇がどうしても空いちゃうところがあって、そこでセカンドボールを拾われて起点を作られているところはあったので。まああとはクロス対応のところで、ボールしか見えていない選手も多いので、それに関してはもう経験で積み上げていくしかないと思います。でも後半、もう割り切ってやるしかないという話はして、その中で(伊藤)龍世も何本も止めてくれましたし、そういう中で大樹の得点は貴重な1点だったと思います。点を獲るチャンスはまだまだあったので、そういうところは決めきらないといけないですね。」

Q.4失点した後ですね、ピッチ上で選手たちみんな集まって少し話をしていて、あの後は失点はありませんでしたが、あれはどんな話をしていたのでしょうか?

「セカンドボールの部分と、うちのポゼッションの部分でミスマッチのところがあったので、ちょっと明確にしようと。最初はスリーバックにしようかなと思ったんですけど、メンバー見て4-4-2の方がいいのかなと思ってそういう形にしました。そこから自分たちの時間も来ましたし。でも前半で試合を壊してしまっているので。先週に比べると、最初の入りの部分から少し緩さはあったと思います。そういうところは改善していかないとアウェイで勝てないと思うので。全員でやっていかないといけません。」

Q.本当にいつもどんな試合でも責任持ってプレーして試合後コメントもしてくださっていて、司令塔としての責任感からなんだろうなと思ってみています。

「遠い青森まで来てくださっているサポーターもいますし、メンバー外の選手もいるので。前半で4-0なんて、たぶん東京にいるメンバーは信じられないと思うし、試合に出ている選手たちはそういう責任を感じてプレーするべきですから。負けたとしても、このメンバーだけど負けたと胸張って言えるようなモチベーションでやらないと。そういう部分で相手の方が上回っていた部分はあると思います。僕たちがその部分で上回っていかないと勝てないと思う。気持ちが大事だと思います。」

Q.そうですね。来週からホームが2戦続きますから、しっかり戦いましょう。

「やっているサッカーは悪いサッカーではないと思いますし、これで自信を失う方が、チームとしては良くない方向だと思うので。気持ちの部分でも毎回継続して積み上がっていかないというのは、今のうちのメンタルの弱さでもありますね。みんなで同じ方向を向いて強い気持ちを持ってやっていかなければと思っています。」

川戸大樹選手(武蔵野)

Q.まずはゴールシーンを振り返ってください。

「(石原)幸治くんがいい形でボールをくれて、前が空いていたところにもう走り込むだけだったので、はじめ引っかかりましたけど、(後藤)京介くんのところにうまくこぼれて、僕もそこで準備するだけでした。あとはもう、ファーストタッチで冷静に、シュートコースは空いているところに打ち込んだという感じでした。」

Q.ゴールはいつ以来になりますかね?

「去年の開幕戦と2節目だったので、1年以上ですね。」

Q.良かったです。復活のゴールになりましたね。試合全体としては、前半はああいった展開でしたが、いかがでしたか。

「チームとして立ち上がりは、今週詰めてきたことをやろうとした結果、ちょっとうまくいかなかったなというところも含めてですが、そこはフォーメーション云々よりも単純にやっぱり強度の部分で相手の方が上だったなというのは感じましたね。その中でちょっと遅かったですけど、自分たちで修正してフォーメーションも少しいじったりして、そこからはうまくいくようになりました。ただ点が入らなかったというところ、僕自身もチャンスがあった中で逆に1点しか決められなかったというというのは課題かなと思っています。」

Q.4失点の後のピッチ上やハーフタイムで、フォーメーションのこともですが、メンタル面でモチベーションを上げるような話も出たのではないかと思います。どんなことを話していましたか。

「相手はやることが明確になってる分、フォワードに向けてターゲットで当ててくるところのセカンドボールだったり、そういうところがはっきりしていました。僕たちはそこがうまく拾えず、そこから起点になって失点していた部分があったので、そこを埋めるためにフォーメーションというか立ち位置を自分たちの中で変えていこうという話をしました。4失点したところで、もうやるしかないというのは明確になって、ちょっとリスクを負いながらも前に前にという攻撃的な意識は強くありましたね。」

Q.来週からホーム2連戦ですので、抱負をお願いいたします。

「基本的にもう僕たちは追い込まれている状況で、下が今つまずいている部分もあったりはするんですけど、下を見るんじゃなくて、やっぱり上を見ないとと思います。そこは少しでも上の順位に上がるためには必要なことですね。いま課題に挙げたように得点を奪えないと勝てないので、そこも含めてしっかりとチームでまた1週間積み上げていきたいと思います。」

小林大地選手(武蔵野)

Q.辛い負け方をしたときに、どうしてもキャプテンにコメントをお願いしがちで申し訳ありませんが、試合を振り返っていただけますか。

「いやちょっと前半の4失点が全てで、後半に取り返しに行くぞという気持ちではありましたけど、さすがにそれをひっくり返すまでの力はなくて。試合の入りで既にちょっと決まっちゃったなという感じでしたね。」

Q.ただ、4失点後にピッチ上でみんなで集まって話をしたあとは失点もありませんでした。キャプテンとしては、ハーフタイムでもロッカールームでみんなの気持ちを上げる話をされたのではないかと思うのですが、どういったお話をしたか伺ってもよろしいですか。

「そうですね、もう吹っ切ってやるしかない、暗くなってももう何も意味がないと。そこは前向きに、1点でも多く獲ろうと。遠くから自分の時間を犠牲にして来てくださっているサポーターの方たちが、自分たちのね、チームのために応援してくださっているというのもありますし、そういった方たちに悲しい思いだけさせて帰らせるわけにはいかない。1点ずつでも点を獲って、戦っている姿を見せようというところは共有しました。」

Q.ここまで応援幕もたくさん持って来てくださって、時間もお金もかかることですし、本当にありがたいですよね。このあとはホーム2連戦です。必ず勝ち点を取りましょう。意気込みをお願いいたします。

「今日の大敗で、チームとしても、うーんなんだろう、ちょっと迷っちゃったりとかというところもあるかもしれませんが、本当にもう、戦術的にもいろんな面でどっちつかずになってしまったら本当にダメだと思うので。中断期間に積み上げて来たもの、滋賀戦でしっかりピッチで表現できたものというのを、もう一度、1週間さらに突き詰めていくような形で、次のホームは絶対に2連勝して、応援してくださっている方々と喜びを分かち合いたいと思います。」

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