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【横河武蔵野FC vs.高知ユナイテッド】試合後コメント

JFL第24節/横河武蔵野FC 1-0 高知ユナイテッド(2024.10.12)
42分 澤野康介(武蔵野)


池上寿之監督(武蔵野)

Q.首位の高知が相手でしたが、無失点に抑えての勝利でした。まずは試合の総括をお願いいたします。

「まず、この試合で全ての力を出して戦ってくれた選手たちに感謝したいです。リーグ首位の高知さんとの対戦で、前期も0-3で負けていますし、簡単に勝てる相手ではないと思っていましたので、とにかく守備のところを重視して1週間トレーニングをしてきました。高知さんのスターティングメンバーを見たときに、これまで点を取ってきている選手が多く出ていましたので、前半から勝負をしてくるのかなと予想しました。選手たちには、攻め込まれる時間が多くなるかもしれないが、我慢して粘り強く守るようにと伝えて送り出しました。

 前半はやはり押し込まれるシーンが多く、中々自分たちのペースに変えられませんでしたが、30分ごろから少し落ち着いてきて、良い流れになってきたところで、シンプルな形から得点ができました。澤野のシュートに関しては長く彼を見てきていますが、彼のセンスなら狙えるシュートだと思いました。ハーフタイムには、前半マークが外れていたセットプレーの守備の修正、前半よりもプレー強度を上げるようにと伝えて送り出しました。後半はセットプレーの守備もよく守れていましたし、ハードワークもできていたと思います。押し込まれるシーンがありましたが、落ち着いて練習通り対応できていたと思います。攻撃のほうではもう1点取れるチャンスがありましたので、そのあたりがまだまだ課題になるのかなと思います。全体的には失点もありませんでしたし、ハードワークもできていましたので、よく戦ってくれたと思います。」

Q.前節の試合後に、この試合についての抱負を伺った際にも「勝負にこだわって勝ちに行きたい」とおっしゃっていて、その信念の通りの試合になったのではと思います。前半の早い段階で2人も負傷退場があり、全くプラン通りではなかったと思いますが、予定外の交代で入る選手たちにはどういった言葉をかけて送り出しましたか?

「前半の早い段階でCB2枚(中川、鳥居)が負傷退場となってしまいましたが、金田と谷本も練習でテストしていましたので、特に不安はなく送り出しました。もともと中川、鳥居はコンディションもギリギリのところで頑張ってくれていましたので、怪我が出た時の想定はしていました。金田、谷本を交代で送り出すときはDFラインが低くなりすぎないようにということ、前線にもう少しプレッシャーをかけさせるようにということだけ伝えたと思います。2人はウォーミングアップもできていなかったと思いますので、試合に入るのはとても難しかったと思いますが、よく頑張ってくれたと思います。」

Q.試合終盤もひとり少ない状況にもなって非常に苦しい展開でしたが、そこはピッチに戻った西見選手もベンチの選手も含めて全員で守りきり、勝利への執念が非常によく表れていたと思います。終了のホイッスルが鳴った時のお気持ちはいかがでしたか?

「誰がどうなるかというのが分からなかったので、3回目の交代の時に元気の良い選手をピッチに入れておこうと思いました。もし何かあった時は元気のある選手を後ろにすればよいかなと思っていました。交代で出場した選手は役割をしっかり果たしてくれたと思います。試合が終了したときは、嬉しかったですが、それよりも疲れたな~という感じでした笑。」

Q.次節はアウェイで滋賀戦です。今シーズンはまだアウェイで一度も勝っていませんし、上位チーム相手でもちろん難しい試合にはなるとは思いますが、意気込みをお願いいたします。

「ホームでもアウェイでも対戦相手がどこでもあまり気にしません。自分たちがどれだけできるかだと思っています。自分自身に負けないように、トレーニングで手を抜かないようにしっかりやっていけばよい結果につながると思います。選手たちと頑張っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。」

澤野康介選手(武蔵野)

Q.まずはゴールシーンを振り返ってください。

「(後藤)京介君から良いパスが来て、ボールが浮いてたので、もう浮き球でキーパーの上に入れば良いかなみたいな感じで打ったら、良いコースに決まりましたね。」

Q.今年は怪我もあってしんどいシーズンだったんじゃないかと思いますが、今シーズン初ゴールということになりました。去年はいつが最後のゴールでしたっけ?

「去年のゴールは、マジ記憶ないっすね、自分も。」

Q.ちょっと調べてみましょうか…。えーっと、去年の5月14日の大分戦が最後ですね。

「ああ、AGFの。覚えてます。自分的にはそんなにゴールから遠ざかっている感覚はなかったんですけど、結果的には決めていないというのもわかってましたし、監督が代わる前も代わってからも、常に結果のことはFWとして言われていたので。怪我もあって、それまでに決められなかったのはすごく申し訳なかったなという気持ちがいっぱいで。今日こういう形で勝利につながるゴールを決められて良かったです。」

Q.試合全体は振り返っていかがでしたか。

「今日は入りのところで絶対に失点しないことと、あとは前半は絶対にゼロで抑えて、あわよくば1点獲れればいいというチームの方針だったんですけど、前半にアクシデントで2人のセンターバックが怪我でいなくなってしまって。難しいなとは思いましたが、その中でたまたま自分が1点決めることができて良い形で前半を終えられたのでね。なんとか守り切って最後は勝てて、これが武蔵野らしいサッカーだなという感じです。チームの雰囲気も良いですし、すごく意味のある試合だったなと思います。」

Q.先週は31歳のお誕生日でしたね。

「そうですね。誕生日の日にクリアソンとの試合があったんですが、でもなんかそれがあって、自分の中ではすごくリフレッシュした気持ちで試合ができたので良かったです。」

Q.来週はアウェイで滋賀戦です。この勢いで行きたいですね。

「そうですね、今日は首位のチーム相手でしたが、相手がちょっと不調というのもありましたけど、結果的にそういうチームに勝てたというのはすごく自信になりますし、監督が代わってから1敗しかしていなくて、良い流れで来ているので、ここで連勝できるように、チーム一丸となってアウェイの滋賀に乗り込みたいと思います。」

後藤京介選手(武蔵野)

Q.まずは試合全体を振り返っていかがでしたか。

「今日はメンバー的に、相手も前半から勢いを持ってやってくるなというのは監督からも言われていました。前半を耐えられればウチの流れが来るなというのは思っていましたが、相手に前半のコーナーキックから危ないチャンスを与えてしまったりもありました。でもそういうところをゼロで防いだのが、徐々にウチに流れが来たことのひとつの大きなポイントではありましたし、(中川)諒真と鳥居が同じタイミングで2人抜けて、代わった(金田)拓海と谷本は難しかったと思いますけど、上手くやってくれたのかなと思います。」

Q.最後はひとり足りない状況にもなりましたが、チーム全体で最後まで守りきることができて、非常に良かったと思います。

「今までの試合だったら、押し込まれて失点してしまうというシーンも多かったと思いますが、今日に限っては最後までみんな集中してやれてましたし、僕たちも声をかけ合って鼓舞しながらできて、監督も言ってましたけど、総力戦でやれたのが本当に良かったことだと思います。今日は首位の高知相手に勝ちましたが、内容を含めたら本当にどっちが勝ってもおかしくない試合だったと思いますから、これに満足することはないですね。勝ち点3を取れたということは非常に大きいと思いますが、来週も連勝できるようにしていかなければと思います。」

Q.今日は試合前にJFL100試合達成のセレモニーもありました。ご家族と愛犬たちも一緒に写真が撮れましたし、良かったですね。

「この歳まで好きなサッカーをさせてくれている両親には感謝していますし、お店を出すときにもいろいろ言われましたけど、結局は応援してくれているのが両親なので、サッカーもお店も両方、自分の好きなことをやらせてもらっている以上、責任を持って最後までやりたいなと思います。試合数に関しては本当に気にしてはいなかったんですが、両親は楽しみにしてくれていましたし、家族でセレモニーで写真を撮ることってそんなにないことなのでね。喜んでくれていたのは大きかったかなと。少し親孝行ができたのかなと思ってます。」

Q.後藤選手本人としては、JFL100試合はあくまで通過点だと思ってらっしゃるのかなと。私もそう思ってますけど、でもね、長く見てきた選手の節目の試合に記念写真を撮ることができて、私自身もとても嬉しかったです。ありがとうございました。さて、来週はアウェイで滋賀戦です。意気込みをお願いいたします。

「中断明け1試合目がホームの滋賀戦で、最後の最後にやられた試合ですし、ああいう悔しさは忘れちゃいけないと思うので、やられたことはしっかりアウェイでやり返さなきゃいけない。いろいろな意味でチャレンジの試合だと思っています。連勝するチャレンジだったり、相手に借りを返すというチャレンジにしていかないといけないですし、いつもチャレンジャーの気持ちでやっていかなければと思います。今日みたいにみんなで走って戦えれば、自ずと結果はついてくると思う。今日はそれがゲームで立証されたと思います。そういうのも含めて、もっともっとみんなで、チーム全員でやっていければいいかなと思っています。」

末次敦貴選手(武蔵野)

Q.無失点勝利でした。まずは試合全体を振り返っていかがでしたか。

「前半のアクシデントの交代で、内心は正直、マジか、と。驚いたのもありますし、なんだろう、誰に代えるんだろうってシンプルに疑問だったんですが、入ってきた2人(金田拓海選手、谷本竜一選手)がすごく良いプレーしてくれたので、僕が何かしたわけじゃないです。2人がよくやってくれたから無失点に抑えることができたなと思ってます。」

Q.なるほど。無失点で勝ったのも久しぶりですし、日頃のキーパー陣全体での努力の成果もあるだろうなと、キーパー全員で協力してトレーニングを積んできた結果かなと思ってみていました。

「そうですね、なんか本当に、キーパー陣の練習の雰囲気、勝てないときから今も全然変わらないんですよ。それが、今は僕が出てますけど、ゼロとして報われたのが、すごく嬉しいなと思います。」

Q.最後の方にひとり少ないという状況にもなりましたけれども、最後の最後まで本当に全員で総力戦の戦いだったと思います。特に後半は私、サポーター席の前で写真を撮っていて、サポーターの皆さんの声出しも含めて、ファミリー全員で守り切った試合だったと思いますが、いかがでしたか。

「そうですね、出てる選手はもうみんなもちろん頑張る必要がありますし、そこでやっぱりサポーターの皆さんの声ってすごく力になりますし。僕らって特殊なチームだと思うんですよね。言ってしまえば、上を目指さないチームで。そのチームを応援してくれる、特にホーム戦はたくさん来てくださって力になりますし、アウェイにも来てくださいますし、これだけ僕らに時間を使ってくれている皆さんに対して、何か返していきたいと思っていたので、それがちゃんと勝ち点として返せたことがすごく嬉しいです。すごい力になってます。いつも本当にありがとうございますと伝えたいです。」

Q.本当にそうですね。次節はアウェイで滋賀戦です。今年はアウェイでまだ1度も勝ってないですから、勝って連勝したいですね。

「はい、上位の相手になってくると、全員で戦うことはもちろんですけど、絶対にピンチがいくつか出てくると思うので、それをしっかりと止めて、勝ち点に直接的に関与できるように。もちろんそういうピンチはあんまりない方がいいんですが、準備はしっかりして、アウェイで勝った後にみんなで写真撮りたいですね。」

西見斗輝選手(武蔵野)

Q.足の具合はいかがですか?

「ちょっとヤバいかなと思ったんですが、交代枠もなかったので。ドクターに診てもらったんですけど、肉離れとかではなさそうなので、リカバリーしっかりして来週に備えます。」

Q.わかりました。試合全体は振り返っていかがでしたか。

「相手は攻撃に力があるというのはわかっていたので、カウンターの部分とリスク管理のところを気をつけようという話でした。前半の立ち上がり、コーナでちょっと危ないシーンが2本ぐらいあったんですが、そこもなんとか防いで。で、良い形で点が入ったので、あわよくばもう1点獲れたら、もっと楽な展開になったかなという感じですが、後半も全員で守り切れたので、みんなで掴み取った勝ち点3かなと思います。」

Q.そうですね、私も本当に、今日の勝利は全員で戦った結果だなと思います。西見選手、去年はほとんど試合に出られなかったところから始まって、今年は少しずつ、チャンスがまわってきたときに信頼をつかんで、ここまで来ましたね。先週、監督にお話を伺ったときに、「西見はボールが蹴れるから、そこに期待して交代で入れた」というようなことをおっしゃってました。

「そうですね、自分の左足のキックと空中戦、ヘディングとか対人が強みで、サイドバックでもセンターバックでも活かせるシーンが多くあると思っています。迷わずチャレンジするという、監督からの全員に対してのアドバイスもあるので、思い切って前に蹴ってみたりとか。うん、そういうところの判断も間違えないようにしたいですね。自分、少し前のマルヤス岡崎戦で失点に直接絡んでしまったというのもあったので、割り切るところは割り切って、残りの試合も戦っていけたらなと思っています。」

Q.サポーターの皆さんとも「西見選手は今年、試合に出るようになってきた頃から、少し顔つきが変わってきたよね、急に戦う男の顔つきになった」みたいなことを話していたりするんですが笑、ご自身でも最近は意識の変化のようなものはありますか?

「そうですね、JFLで去年はなかなかチャンスがなかったんですが、今年は結構スタメンで出してもらって、ある程度レベルや強度というのを身体で体験してきて、やっぱり厳しいリーグだというのは重々わかってきたので。戦って逃げないように、できるところはチャレンジしてという感じに、自然とやっぱり変わってきたのかもしれないですね。」

Q.うん、とっても良いことだと思います。これからも楽しみにしていますので、がんばりましょう。次はアウェイの滋賀戦です。意気込みをお願いいたします。

「3試合負けなしで来ていて、今日は首位相手に勝てましたが、それに満足しないように引き締めて、全員でまた集中して戦えれば、じゅうぶん勝てる相手かなと思っているので、来週に備えて全員でがんばっていきたいと思います。」

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