【ラインメール青森vs東京武蔵野ユナイテッド】試合後コメント
JFL第28節/ラインメール青森 2-1 東京武蔵野ユナイテッド(2022.11.06)
26分 鳥居俊(東京武蔵野)
37分 榊原彗悟(青森)
61分 アレフ・ピットブル(青森)
柴田峡監督(青森)
Q.今日の試合についてお聞かせください。
「相手リズムで進んでしまったという前節の反省もふまえて、自分たちのリズムでゲームを進めたいと思っていました。今日も自分たちのミスから相手にボールを渡してしまうようなことがあった点が引き続き反省点ということになりますし、いつも先制されてから動き出すようなところがありますから、そこはここからの課題だとも思っています。ただ、昇格がなくなっても、残り試合は全員の集大成として我々の進化が問われるということは前節から言ってきたことですし、(前節も含め)残り4試合の2つ勝てたので、残り2試合も内容のある、気持ちの入った試合をしてもらいたいと伝えてピッチに送り出しました。先制されてから逆転したのは今シーズン2試合目なんですけど、そういう意味では少し成長したのかなとも感じています。見に来てくださる皆さんのためにもしっかりとプライドを持って試合をしてほしいですし、それを体現してくれたことはよかったと思っています。
榊原(彗悟選手)もほぼ先発で使っているんですが、今季初ゴールだったので、彼の攻撃のクオリティが上がってくればもう少し違った得点の形もできてくるのかなとも思います。守備と攻撃のバランスを見た中での起用ですが、全体的にブラッシュアップすることを期待しています。
1点差ゲームというのは攻撃されてゴール前であたふたしてしまう展開になるものですが、自分たちのボールになったときの攻撃のクオリティに関しては依然として課題が残ったままですので、選手起用やポジション等を改善していきたいと思っています。」
榊原彗悟選手(青森)
Q.今期リーグ戦では初ゴールということですが、ゴール場面を振り返っていただいてもよろしいですか。
「そうですね。ピット(アレフ・ピットブル選手)にロングボールが入った時にセカンドボールを拾うというのは、監督からも言われていて、そこがうまく出たシーンで、自分にボールが入った時に前が空いてたので、(利き足ではない)左足でもしっかり振り抜こうと思っていました。今年チャンスがありながら自分は決めきれていなかった分、チームに迷惑をかけていたので、遅かったですけど、1点獲れたことは良かったと思いますし、素直に嬉しかったです。
昨日の結果によって、Jリーグ昇格という目標を達成できないという状況になってしまい、今日の試合前に、残り3試合を今年の集大成として、そして来年以降に繋げるためにも良い試合をしようという言葉を監督からも受けていました。また、ピッチ内でもそういう気持ちを持っていた選手がほとんどだったと思うので、自分たちらしさを出そうという感じでした。
チームとしては、今日の試合というものをベースにしないといけません。攻守においてもっともっとハードワークできると思いますし、相手をもっと圧倒できるとも思います。今年、柴田監督は1年目でそういう基礎というものを植え付けて、来シーズン以降もっといいサッカーが展開できると思います。残り2試合を来シーズンに向けて、という言い方はおかしいかもしれないですが、それが本当にラインメールのこれからに繋がると思うので、最後2試合もいい形で終われたらいいなと思っています。個人としてはまだ2試合あるので、やっぱり結果を残したいですし、大事に戦っていきたいです。」
アレフ・ピットブル選手(青森)
Q.今日の試合をふりかえっていかがでしたか。
「今日は試合をやる前から昨日の結果を踏まえて、メンタル的に非常に難しい試合だったと思います。我々にとって勝ち点3を取れたことは非常に大きいですし、来年に繋げていかないといけないという大事な試合だったと思います。このようにお客さんもたくさん来てくれたので、そういう人たちに勇気や勝利を届けることを考えて、プレーしました。その結果として点が取れてよかったです。
青森の気候は、今まだそこまで寒くはありませんが、青森の人たちの人柄は非常に温かいです。スタッフ、チームメイト、観客の皆様もそうですし、非常に良い人が多いので、僕は安心してよく生活できています。
あと2試合ありますが、もちろん点を獲るのはそんなに簡単なことではありません。しかし、とにかく1点でも2点でも多くゴールを獲って、その中で2点、3点、4点、5点とたくさん獲れれば僕も嬉しいですし、皆さんも喜ぶので、とにかく得点を目指してがんばっていきたいです。(本人が日本語で)がんばります。ありがとうございます。」
依田博樹監督(東京武蔵野)
Q.今日の試合、ラインメール青森に対してどういったゲームプランで臨まれたのでしょうか。
「しっかり陣形を整えて相手のボールを奪ってからの速攻というところをひとつの武器にされているチームだと思っていましたが、そういう意味でも、展開的に後ろではボールを回せても、なかなかシュートまでいけませんでした。相手のディフェンスの選手のクリアミスから得点できましたが、そこからやはり試合が動いて、青森さんの前からのプレッシャーや前線への良いボールの運びが非常に早くなり、前半のうち同点になってしまいました。守備から攻撃という部分について、我々の中で今回のポイントとしていたのですが、早く試合が動いたことによって、青森さんのそういう部分の良さがより出てしまったという印象です。
サッカーはアクションを起こせてなんぼだと思うのですが、結果的に失点してからのリアクションになってしまいました。(後半の逆転されてからのようなアグレッシブな攻撃を)最初からしていくことが、我々の求めているところですが、結果的にそれを点に繋げられなかったのは、力及ばずだったんだろうなと思っています。」
後藤京介選手(東京武蔵野)
Q.5位6位対決で、今日は勝ちたいところでしたが、残念な逆点負けということになってしまいました。試合全体を振り返っていかがでしたか。
「そうですね、うまく先制点が獲れたので、今日はそのままウチのペースでやっていこうという雰囲気ではあったんですが、こちらのミスから相手に押し込まれる時間を作られてしまいました。相手も前からプレッシャーをかけるようになって、その相手のやり方に対応できなかったところが2失点した原因だと思っています。そこは修正していかないといけません。今日は負ける試合ではなかったのにと思います。」
Q.昨シーズン後藤選手が所属していたときとは、ラインメール青森もメンバーがずいぶん変わって、また違うチームになってはいますが、久しぶりの青森はいかがですか。
「僕自身このグラウンドで試合するのは初めてだったんですが、弘前でこれくらい多くのお客さんが来てくださって試合ができるのはいい環境ですね。この寒さといい、久しぶりに青森だなって感じです(笑)。」
Q.このメンバーで試合ができるのも残り2試合ということになりました。次はホーム最終戦の枚方戦ですね。抱負をお願いいたします。
「あと2試合なので、思いっきり今年のサッカーを見せつけるしかないと思っています。今、2連敗してチームも少し落ちているところもあると思うので、そういうところは切り替えてやっていきたいですね。来週はホーム最終戦で、ナモさん(金守貴紀選手)が引退することになりましたから、ナモさんの分もがんばって、勝利で終わってセレモニーができればと思います。」