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愛する娘たち、ありがとう!
日本一への道6日目
今日はダンス部の子たちがお別れ会をしてくれました。
心のこもったムービーを作ってくれて、花束と写真立てをくれました。
OGまで来てくれました。
本当にうれしかったです。
5年前、長男と高知農業で甲子園を目指すはずだったのが、高知商業へ異動になり、失意のどん底にいた僕を救ってくれたのは、当時のダンス同好会の子たちでした。
彼女たちの明るさに何度も救われました。
彼女たちが僕を変えてくれました。
そして、当時まだ同好会だった彼女たちの「認めてほしい」という声は僕に響きました。
ちゃんと見て、話を聴いて、認めてあげたら人はいくらでもがんばれることがわかりました。
いかに僕が生徒を見ていなかったか。
きちんと認めてこなかったかがわかりました。
だから、僕は「変わろう」と思いました。
それが、その後の甲子園出場にもつながりました。
「高知商業ダンス同好会との出会いが僕の教師人生を変えた」と言っても過言ではありません。
高知農業の野球部でバリバリ指導していた僕が「ダンス同好会の顧問になった」と聞くと、多くの人が笑いました。
「大変やね」と。
「チアダンで世界を目指すか?」とからかってくる人が大半でした。
高知商業で「野球部とダンス同好会の両方の顧問をして甲子園に行く!」「スタンドでチアリーダーをしてもらう!」と言うと、「できればいいね~」と笑われました。
「そんな中途半端なことするなら、甲子園は諦めろ!」とも言われました。
野球部が勝てなかったときに「野球部の顧問をしながらダンス部の顧問をしてるなんて、何がしたいかわからない」と野球部の保護者に文句を言われたりもしました。
「甲子園でチアをしてもらった上に、日常の彼女たちのがんばりや、いかに学校に貢献しているかを何も知らないくせに」と腹が立ちました。
そんなときも彼女たちはずっと変わらない笑顔で楽しそうにダンスをしていました。
変わらない笑顔で僕を迎えてくれました。
その笑顔にどれだけ癒されてきたことだろう。
僕が野球部の指導から外され、本格的に次男と野球をするようになったため、ほとんど練習に行けなくなっても、彼女たちはいつも変わらない笑顔で僕を迎えてくれました。
「先生も夢に向かってがんばってね」と言ってくれました。
そして、「ダンス同好会」は学校から正式に認められる「ダンス部」になり、35名ほどだった部員は年々増えて90名にまでなりました。
おそらく、来年度は100名を越えることでしょう。
全国でもトップレベルの部員数になります。
彼女たちがすごいのは、「中学時代のスーパースターがいない」というところです。
彼女たちは、「普通の中学生」です。
それが、高知商業のダンス部に入り、自分たちでダンスを作り、練習を作り、チームを作り、ステージを作ります。
すべて「自分たちで」です。
3年間でそれができるようになり、ステージ上で「主役」「スーパースター」になります。
彼女たちは、岡山の高校へサッカー留学しているうちの高2の娘と同級生の子たちなんですが、うちの娘と比較しても同じぐらいの意識でやってます。
ちなみに、うちの娘は全国大会で決勝に行くレベルです。
つまり、彼女たちの意識は「全国レベル」です。
高知商業高校ダンス部は練習から本番まですべてを自分たちでやります。
ダンス部での活動を通して「普通の中学生」が「全国レベルの意識」を持って、「スーパースター」になれるところが大好きです。
そして、彼女たちがそれに気づいていないところがまたおしゃれです。
高知商業は離れますが、これからも彼女たちのためにできることはすべてやってあげたいと思っています。
はるなの代の子たち、
さくらの代の子たち、
るりの代の子たち、
さくらの代の子たち、
さやかの代の子たち、
そして、
今のななせの代の子たち、
本当にありがとう。
みんな個性的でかわいくて、楽しかった。
君たちのおかげで僕の人生は豊かになったよ。
愛する娘たち。
いつもそこにいてくれて、ありがとう。
では、また明日!
教育とスポーツで世界を獲ります。
明るい未来を作ります。
#365日後にやめた公務員
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