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2024 IPA in Argentina Part.4

みなさん、こんにちは。修士2年のさやかです。初めまして!

先日、9月25-27日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたInternational Psychogeriatric Association (IPA) International Congressに先述の先輩方と同じく参加し、ポスター発表させていただきました。
初めての学会参加でそれが国際学会で、そして南米という旅行の行先としてもあまり聞いたことなく、少し緊張しつつも楽しみにしていました。
初めての学会は私にとっては刺激的で、アルゼンチンでは観光をできて、食事もおいしくて、とても良い経験ができました!!

自分の発表

私のテーマは、「Sleep Monitoring-Assisted Discontinuation of Sleeping Pills in an Older Patient with Insomnia: A Case Report」です。
睡眠モニタリング機器を使用し睡眠を可視化したことによって睡眠薬の服用停止をできた症例に関するケースレポートです。

当日はありがたいことに数名の方に興味を示していただきました!
この研究では、ちーかまさんの研究での使用機器とほぼ同じものですが、私の方でも同じような質問がありました。この機器は日本の製品なのか?主流なのか?と。主流とは言えないけれど、導入している病院や施設があると説明すると驚いていました。
あとは、AIの時代になってきている中で、この研究の将来性について質問がありました。この研究は長期的な睡眠モニタリングを行っている研究の一部分なので、他のデータもしっかり分析して今後に繋げていきたいと思いました。

他のセッションに参加して

興味深かったテーマはもーさんと被りますが、「認知症ケアに寺院や仏教を連携させる研究」です。
まず、日本人としてとても興味深い研究だと思いました。世界中の方が来る場に日本文化の使用がエビデンスを見出していることが誇らしいと思いました。そして、なじみ深すぎて、お寺と認知症ケアが結びつき研究に至るなんで思いつきませんでした。
また、今年に入って、吹田市のある地区で寺院巡りのイベントのために、7件の寺院に簡単なインタビューに行きました。そこで、寺院の方と徘徊高齢者の見守りのお話や、地域の方々と寺院の関わりについてお話しする機会があり、「何か地域の方々のためにできたらいいんだけど、」と仰っている方がいて、この研究を見た時にこのことを思い出しました。
聞き上手で、誰かのためにと働く和尚さんや宮司さんは、認知症ケアやその家族のサポートに実は適している部分があると。この研究を学会などでの発表したり、他の宗派へも広めたりして、認知症ケアに寺院や仏教を連携させる動きが少しづつ進んでいると聞きました。寺院と地域の繋がりは、私もそのインタビュー時に目をつけていくべきだなと思っていたので、この研究が更に発展することを期待します。

さいごに

私の発表に同世代の研究者が質問に来てくれました。境遇も同じで、学部卒後ストレートで院に進んだとのことでした。自分自身の研究についてディスカッションし、プライベートな話も少しして、最後には連絡先を交換しました。自分の英語力のなさを痛感しつつも、同世代の方とあの場で繋がれて嬉しかったし、自分ももっと頑張ろうと刺激をもらいました。

最後に、今回の学会の参加に至るまでに、山川先生をはじめ、他の先生方や先輩方には本当に助けていただき、ご迷惑おかけしました。本当に皆様に感謝しています。そして、とても良い経験になりました。

長くなりましたが、以上です!
最後までお付き合いありがとうございました。

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