ご近所づきあい

現場の人たちとなかなかに面白い研究をしている。その研究班のメンバーで地域包括とサ責の人とにお誘いいただき、阪大のすぐ隣の地域である吹田市山田・千里丘地区の地域ケア会議に参加した。テーマは防災。いろんな地区が試行錯誤してさまざまな防災や災害時の備えについて取り組んでいた。吹田市医師会、薬剤師会、歯科医師会などの職能団体の方々も参加しており、とてもフラットなディスカッションが繰り広げられた。
よく考えたら変なことではあるが、フラットな議論って本当に難しい。特に医療の敷居は高く、私たちが思っている以上に話もできないと思われてるところもある。(医療の中でも精神的ヒエラルキーはあるけれど)

阪大のミッションは「地域に生き、世界に伸びる」である。それを当研究室は忠実に実行してきたが、ほんとうにご近所でのこういった根のあるつながりはリアルであり、何となく同志を得たような気になり、大学にいる意味を改めて問い直す。
地域ケア会議とか、サービス担当者会議とか、多職種で話せる機会が制度的にあるのは素晴らしいなと改めて思った。その機会を良くも悪くもするのは構成員なんだと、今回の実りあるディスカッションを経験して改めて思った。
(文責 アカデミックスタッフ 山川みやえ)

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