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社会を焦らせる

医療者は、人が老い、いずれ死ぬという不可逆的な事象を目のあたりにしてきている。色んな形の死と向き合ってきたからこそ、今が大事だと思う。今を生き、そこに伴走することが医療者の大事な責務の1つだと思う。一方、人は近視性や楽観性を有する生き物である。指数関数的に成長していく世の中だがその大事な構成要素の1つである人は変わらない。繰り返し、揺り戻す。
なら、不可逆的な事象を目のあたりにしてきた我々から介入してくべきだろう。もっと前から出会う必要がある。「人」と「人」として出会い、繋がり、生きていく。実現には、社会を焦らせる必要がある。耳障りの良いsocial goodではなく、ちゃんと向き合う必要がある。


文責:齊前

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