2024 IPA in Argentine Part2.
Hola!
博士後期課程1年のちーかまです。
疲れがたまってうとうとしながら、帰国中の機内で書いております。
さて、前述てしまさんと同じく、International Psychogeriatric Association (IPA) International Congressに参加し、ポスター発表をしてきました。
久しぶりの海外で、且つそれが南米、、!自分ではなかなか行こうと思わない場所だったので、緊張していました。
一緒に行った研究室のメンバーはもちろん、日本で準備を手伝ってくださった方や現地でのいろんな方のサポートもありとても楽しめました!ご飯も美味しいものばかりで大満足でした!
自分の発表について
発表タイトルは「Effect of sleep report feedback with health guidance using a sleep monitoring device for improving sleep in community-dwelling older people : A randomized controlled trial 」です
前日も当日も、いろいろな方が質問に来てくださり、ディスカッションができました。
やはり多くの人が気になるところは同じ。時計型のデバイスやアプリ(ポ○○ンスリープなど)と何が違うのかというところ。非接触であるのはいいが、精度や日常生活になじんているかどうなのかという点で、私もここ最近考えているところです。海外では腕時計型で測定している人も多いみたいです。
あとは、今回の結果では介入の期間は長いほどいいというわけでないということがわかったのですが、そこも面白いね、という話になりました。今AMEDで介入期間や群分けを改良してやっている研究があるので、それとの結果と照らし合わせて、考察していきたいと思います。論文化頑張らねば!!
おまけ)てしまさんも書いてましたが、ポスター設置中にいろいろなハプニングが(笑)
~前日~
自分のポスターの場所に違う人のものが貼ってある
スタッフ:「一旦隣に貼っておいて」
~次の日~
昨日貼ったところからはがされている、他の発表する人も同じような現象が起こっていてざわざわ。
スタッフ:「ポスターの場所が変わったんだよ、メールに送ったのは間違えで、HPを更新したからそれ見てね」
(その情報誰も知らないけど。。まあ新しいところ貼っとくか)
~開始30分前~
スタッフ:「やっぱり元のところで合ってた、ごめんね、いまみんなのはがし変えているから待っててね」
(!???自由すぎる??)
隣の日本人発表者は大慌てで移動してコーヒーをこぼしちゃってました。。まあそれもよき思い出!?
参加したセッション・ポスターについて
特に興味深く感じた、ポスターとセッションのそれぞれ1カ所ずつを記載します。
・セッション:医療職のキャリア移行について(トロント大学の研究)
日本特有なのかなーと思ってましたが、欧米諸国でも同じ悩みを抱えていることに興味を持ちました。年を重ねたあとの医療職のキャリア移行について障壁がかなりあるようで、そこの満足感はメンタルヘルスや認知機能に大きくかかわるようです。その、キャリア移行の障壁理由としては
医療職(特に医師)はそもそも6年+研修で臨床に出れるのに時間がかかるため、定年までが短く感じる
専門スキルの転用の難しさ
資格を持っているという一方で、それを年を重ねた後に、他の業種に転用することが難しい。また、キャリアチェンジのために再教育やスキルアップをする意欲や機会が減退している
非医療職の友人も少なく、新しい環境に飛び込むのも難しい
年齢に関する偏見
年を重ねた後のキャリアチェンジは、特に医療以外の業界では若い人材が求められることが多く、知識や経験があっても年齢を理由に採用を見送られることがよくある
老害には確かになりたくないかもしれないですが、やりたいことをやれる環境があればいいですよねー。それに、目の前のことに今は必死ですが、ぱっと仕事がなくなったときに自分のルーティンとか居場所だったりがなくなると、心に穴が開きそうな気もします。それを考えると今のうちにいろいろ考えときたいなと思う自分と、そんな将来なんて変わるからあまり思いつめたくないなーと思う自分と。いろいろ考えさせられました。
・ポスター:高齢者体操(インドネシアの研究)
インドネシアには8パターンの体操があって、それのやり方を見せてもらいました。高齢者向けに作られたものらしいですが、今は幼少期からずっとできるような内容に改良されているものだそうです。(日本で言うラジオ体操に近いのでしょうか)
このインドネシアの体操は、健康診断・いろんな施設のイベントの最初のお決まりでやっており、高齢者同士で体操の時間を積極的に取り入れる人も増えてきているようです。村落部において孤独や孤立が増えているインドネシアにおいて、そこで一定の役割を与えられることが、ほかならずセイフティ・ネットワークになり得るようで、また、クラブごとにいろいろな目的を設けてこれる人の幅を広げているようです。(健康増進なのか、地域文化や伝統を守るのか、社会福祉活動的なものなのか、、)
ここ数年、高齢者クラブのお話を聞き、いろいろ考えることがあったので、この方の論文を読みつつ参考にしてみたいと考えています。
さいごに
アルゼンチンにもスタバとマクドナルドがそこらじゅうに溢れていることを知りました。一人で勝手にいろんなスタバを回ってアルゼンチン限定メニューを飲もうチャレンジをしていたので、共有しておきます。早速、家の近くにある常連のスタバに行って自慢してきました(笑)
あとは、サッカー好きとしてはもっとサッカーにあふれててもいいのかなと思いましたが、メッシしかいなかったです…まあ、ワールドカップ2026に向けてこれから盛り上がっていくことでしょう、楽しみですねー。
いい時間でした。
ではでは、次の人にバトンタッチします。
文責:ちーかま