見出し画像

2024 IPA in Argentine Part.1

こんにちは。
博士後期課程2年の手嶌大喜です。初めて投稿します。

先日9/25-9/27に、アルゼンチンはブエノスアイレスで開催された、
2024 International Psychogeriatric Association (IPA) International Congress
に参加し、ポスター発表をしてきました。
10数年ぶりの海外でビビりまくっていましたが、一緒に行っていた山川先生や院生の皆さん、日本から参加されていた先生方のおかげで楽しく過ごせました。
街中にはメッシのユニフォーム(のパチモン)が至る所に置いてあり、
"Cambio!"(非公式の外貨交換)という言葉が飛び交っていました。

やっぱりメッシは英雄!?

自身の発表について

ポスター発表の内容は、現在取り組んでいる精神障害者に対する訪問看護の効果についてのレビューです。
海外の参加者から質問されたのが、日本の精神障害者の平均在院日数についてでした。
徐々に減ってきてはいるが、300日近いということを伝えると、
やはり"amazing😳"という反応でした。
この現状を何とかするためにも、訪問看護をはじめとした支援体制がとても重要になることを伝えられたかなと思います。
拙いポスターでしたが、阪大の池田先生、慶應の三村先生にも貴重なご助言をいただき、精神障害者に対する訪問看護の重要性を再認識できました。
なんとか今後の研究を形にしていけるように頑張らねばと。

参加したセッション

興味のあったAddiction(いわゆる依存症)に関するセッションに参加してみました。
他のセッションでもそうだったのですが、このOralセッションも演者が2/3来ないというハプニングが起こり、自由だなあと感じていました(笑)
ここでは、Non-Substance Addictionについて話があり、ギャンブル症やインターネットゲーム症といった、物質ではなく行為に対する依存の問題を取り扱っていました。
諸外国でも日本と同様、これらの依存症の問題が支援の対象だと認識されにくい問題が生じていることが分かりました。
様々なストレスや不安などへの対処だったものが、結局コントロールを失ってしまうことで生じることを理解し、その苦しみに対してどのようなサポートが必要かを考える必要があります。
特に高齢で発症する場合にはリスク因子が分かりにくく、
手遅れになってしまってから判明し、生活上の問題に直結してしまうこと、
医療よりも犯罪として取り扱われたり、パートナーが離れていくため支援体制の構築が難しいことなど、改めて学ぶことができました。
現在勤務している大学でaddictionの回を担当しているので、今回得た情報もしっかりと伝えていけるようにしたいと思います。

その他

①学会前日(9/24)のディナー
ここでは、日本から参加されていた他大学の先生方と一緒に食事を。
肉の豪快さにも圧倒されていたのですが、
両サイドを池田先生、三村先生という重鎮に挟まれ・・・
ガチガチに緊張してたので、写真を見たら超真顔で映ってました(・_・)

ガッチガチに緊張している(・_・)

②学会2日目(9/26)のディナー
ここでは、ブラジル人のPsychogeriatricianとの出会いが。
WhatsApp(SNSアプリ)を知らなかったけど、その場でインストールしてつながりました。イケおじ(?)でした。

会場でもポスターを見に来てくれました!

認知症と自殺の関連要因についての研究をしており、論文も紹介してもらいました。
無事帰国したよーとWhatsAppでやり取りしていたら、グループにも招待してくれたので、今後何かできるといいなと思っています。

手嶌からは以上です!
参加した皆さま、長時間フライト、現地での発表本当にお疲れさまでした!
次回のIPAは日本(金沢)で開催ですので、ぜひ参加できればなと思います!

P.S. ちなみに帰国後ばっちり風邪ひきました

いいなと思ったら応援しよう!