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【東大受験】「いくら努力しても結果が出ない」に悩むあなたへ

◯人生の全てを賭けて努力しても、東大に受からない人がいる。

世の中には、普通の高校生が勤しむような部活や各種の学校イベントや友達付き合いや恋愛などにはほとんど目もくれず、東大に心奪われ、東大合格を渇望し、その高校生活(や浪人時代)における全精力を東大入試に向けた勉強に真面目に費やしながらも、東大に受からない、という場合がある。
高校入学〜1浪目まで、若き青春のほぼ全ての時間を東大入試に投入し、結果として東大不合格となってしまった当時の私は、まさにその典型的なタイプであったと言える。(なお後述の通り、私はその後苦難の末ノウハウを見つけ出し、その状況から独力で脱出、東京大学に合格した。その後、東大受験の際のノウハウ(これは、東大入試に限らずおよそ難関試験一般に通用するものと考えている。)を活かして司法試験予備試験と司法試験にも合格し、現在に至っている。)
以下、あくまで私の主観や経験ベースだが、そういう「努力しているのに結果が出ないタイプ」の東大受験生の特徴と、そして私がそこからどう抜け出したかを簡単に記載したいと思う。同じような悩みを抱えている受験生達の参考に少しでもなれば幸いである。

◯必死に努力しているのに東大に受からないタイプの特徴

そういう受験生の具体例を挙げてみよう。君は今、以下のような状態にないだろうか?

  1. 全てをかなぐり捨てて勉強しているのに、今一つ伸びている実感がしない。

  2. 定期テストはそこそこいい点が取れるのに、実力テストや外部模試だとなぜか全然解けない。

  3. 過去の東大合格者が通った塾や、有名講師のいる予備校に通い、また過去の合格者が使用していた有名な参考書を使っているのに、何故か伸びない。

  4. とりあえず目下自分で調べたor人から聞いた有用そうな勉強法を試しているが、今ひとつ伸びておらず、今後伸びるという確信も抱けていない。

  5. 地歴は得意だが、国数英は今ひとつである。

  6. その地歴についても、短答問題なら解けるものの、論述になると今ひとつどう書いたら良いかわからず、点も伸びない。

もしあなたが、現時点で上記のいずれか一つにでも当てはまるというのであれば、残念ながら君は、昔の私と同じ不合格予備軍である可能性が高い。「不合格」という奈落の底に向かうレールの上をそれとわからぬまま歩んでいる状態だ。受験当日まで残り何年あろうが、大きな危機感を持つべきである。早急に手を打たねばならない。

君が東大に受からない理由

◯東大受験はどこまでも情報戦である

では、なぜ君は、あるいは当時の私は、そんなにも全てをかけて努力しているのに、受からないのだろうか?
結論を言おう、それはあなたが「東大受験」という「情報戦」に敗北しているからだ。
「東大受験はどこまでも情報戦である」ーー君は、この厳然たる事実を軽視している。
「情報?十分に得ているのでは?ネットや本でで各科目の勉強法は調べ尽くしたし、有名参考書はどれも全て立ち読みか購入して簡単には目を通してある、有力な塾にもすでに通っている。」
「受験勉強とは試験勉強であり、究極、試験本番で何点取るのかが全てだから、試験の上手い答え方やインプットの仕方を教えてくれる講師や参考書の情報こそが最優先で探すべきでは?」
甘い、甘い、甘い。
受験講師を誰にするか、参考書をどれにするかなどというものは、どこまでも枝葉末節の問題に過ぎない(もちろん、マストで目を通さねばならない数少ない例外的な書籍もないわけではないのだが。)。
それよりも何十倍も大事なのは、君が、「東大の求める人間が何か」を正確に理解していて、それを目指して正しい努力をできているか、ということにつきる。

◯君はこの情報戦に勝利できるか?

ちょっとしたテストをしよう。
もし以下の質問に二つ以上Noがつくのならば、あなたは「情報戦争」において既に劣勢にあると言える。

  1. 君は今、自分と同じ「努力タイプ」ないし「苦労人タイプ」の東大合格者に対して、定期的に自分の状況を報告し、受験戦略や勉強法を軌道修正できる状態にあるか?

  2. 君の周囲には、東大出身者、又は大学教員等のアカデミズム関係者がいるか?また、彼らと日常的に会話できる状態にあるか?

  3. 周囲に自分よりも「少し上」かつ「受かりそう」な学力の東大志望者が最低でも2人いるか?彼らと東大受験戦略や勉強法、合格答案の書き方などについて密接に共有し、集団戦を敢行できる状態にあるか?

  4. 東大の入試問題を解くときに、「ああ、出題者はこういうことを聞きたいのだな」「この問題については平均的な受験生はこれくらい取ってくるだろうな」ということが理解できているか?

  5. 君の日常的な勉強で、「この勉強(をあと〇時間or◯日くらい続けること)によって、東大の〇〇の分野(パターン)の問題の得点が〇点上がったなor上がることになるな」という実感を得られているか?

別に上記が完璧にできていなくても受からないとは言わないが、受験は非常に非効率、かつ劣勢になると言わざるを得ない。あなたが要領(地頭)の良い人間でない限り、かつての私と同様に失敗する可能性が高いと言えるであろう。
あなたがそれまでどれだけ人生を賭けて必死に勉強していたとしても、残念ながら、同様の道を辿り失敗した経験のある私からすれば、「可哀想に。。非効率的な努力をされてしまったのだな」と言う他ない。
塾やら参考書やらの「情報」というものは、東大入試と言う受験戦争を勝ち抜く上で「一番大切な情報」からすれば、どこまでも周辺的な、付随的な情報に過ぎないからだ。
逆に、「一番大切な情報」と言うものがわかってさえいるのならば、極端な話、予備校やら参考書やらはどうでもいい…というか、自ずと決まっていくものである。

◯方向音痴の努力は、無意味である

ではその「一番大切な情報」とは何か?結論を言おう、それは、「努力の方向性」についての情報である。
少し極端な例を出そう。君が大海原のど真ん中で、ボートに一人乗せられて放り出されているとする。そしてそこで君は「東大」という目的の島までそのボートを漕いでいかなくてはならない。
そこで君がもしコンパスや地図を持たないまま、いきなり直感だけで無闇矢鱈に漕ぎ出すとどうなってしまうだろうか?
もし目的島が北にあるのに、それを知らないまま、直感で東西のどこかにあるものと思い込んで漕ぎ出してしまったら?
仮に事前に目的島が北にあることがわかっていたとしても、途中で方向がわずかでも東西にずれてしまったら?
どこかで誤りに気づかない限り、どれだけ無限に努力しても、目的の島までは辿りつかない。
途中で気付いたとしても、初めから地図やコンパスの重要性を認識して正しく装備していた人からは、距離を大きく離されてしまう。
本当に悲しいことだが、方向音痴の努力は、していないのと同じなのである。
東大合格においては、自身の努力がきちんと東大合格の方角を向いているか、常に確認し、軌道修正を行わなくてはならない。

現在の受験業界の問題点

私が考える受験業界最大の問題点…それは、受験戦略における上記のような「勉強の方向性」…いわば受験戦略の「総論」ないし「幹」となる部分を本質的に教えるシステムがほとんど存在していないということだ。
その原因は以下の通りである。

  1. 日本の予備校業界は教科別に専門化が進みすぎていること。各科目を横断した統合的な受験戦略の立案という、最も重要な受験マネジメントが、なぜか主要予備校では軒並みバイトや非東大出身者によってなされている。

  2. わざわざ東大を出て予備校教師になる人は極めて少ない(そして、いたとしても彼らは教壇ではなく経営をメインに据えるか、教壇に立つとしても1.の理由のより自分の専門科目のみ担当することになってしまう。)

  3. そして何より、それを教えてしまうと、あまりに本質的すぎて儲からないからだ。

もちろん、最近は参考書の買い方・使い方を教えたり、マネジメントをメインで行う予備校も増えている。
しかし、こと東大入試については、教科書に記載されている基本的事項の正確な理解が必要となるため、参考書だけでの対応は、ほとんど不可能である。
東大受験のマネジメントについても、特に「この教科は守り、この教科は攻める」といった教科横断的なアドバイスは実際に東大受験を突破した人からしかまともに得られないし、特に上記のような努力型の受験生にとっては、同じ努力型の東大合格者からでなければ、効果的なノウハウを身につけることは難しいと言って良い。(また、そういう苦労して東大に入ったような人は、よほどの物好きでなければ卒業後にプロの家庭教師なんてやらない。)

私はなぜ地獄から抜け出したか

有名予備校から無名の小規模個別指導まであらゆる塾を試し、白チャートから大学への数学まで全てを試した私が究極的に行き着いたのは、「東大合格に必要な知識は、基本的に教科書と過去問で十分だが、その知識を効率的に暗記し、東大側の求める方法で吐き出すための「哲学」や「相場観」というものは、結局、どんな塾だろうが参考書だろうが教えてくれず、実際に東大に受かった人(それも、苦労して受かった人だ。)か、大学(特に東京大学)教授の人たちから吸収するしかない」という現実である。

実際、私が東大合格年次の受験直前最後の一ヶ月に数学対策で読み直していたのは、青チャートでも、一対一対応でもなく、数研出版の薄い教科書である。私はそこに記載されている定義を正確に理解しているか、公式を全て自力で導出できるか、そこだけを狂ったように周回して確認していた。なぜなら、試行錯誤を繰り返して、そういう「基本中の基本」を完璧に理解している人間こそ、東大の求める人間であることを、どこまでも理解したからだ。

これも具体例を挙げよう。

  • 「ベクトル」の定義を正確に言えますか?

  • 「同様に確からしい」の定義とその意義について、正確に説明できますか?

「英語や国語は得意なのに、数学は苦手です」と言っている人ほど、上記のような定義部分についてきちんと答えられなかったりする(まさにかつての私もそうだった。)。
意外に思われるかもしれないが、実は数学は計算の学問と同じくらいかそれ以上に、その本質的には言葉の学問である。
そこを履き違えて、最も重要な箇所を曖昧な理解のまま進めてしまうからこそ、この辺は苦手意識を持つ人間が続出するのだ。
親が東大卒や大学教授である場合や、先輩に東大卒が大勢いる高校に通っている場合、大概はこの辺の定義や基本の重要性について(それは学校の授業や塾・参考書のみならず、何気ない周囲の人間との日常会話かもしれないし、受験とは無関係に読んだアカデミズムの本かもしれない。)修正される可能性が高いように思われる。それゆえにそうではない人より東大に行きやすく、周囲にそのような環境のない状態で東大に行くのは極めて難しくなるのだ。

結果として、東大卒の子供や大学教員の子供、あるいは難関中高出身者のような、東大受験ノウハウを得やすい環境の子供が東大に合格しやすくなる。(特に難関中高出身者については、おまけに要領も良いという、まさに鬼に金棒状態である。東大合格者の大多数が名門中高一貫校に集中しているのも、まさに当然というべきだ。)

私は数々の困難、失敗、試行錯誤を繰り返し、二浪目の途中で私のそれまでの勉強法の誤りに気づいた。
私が最終的に東大に合格できた究極的原因は、良い塾に行ったからでも、良い参考書に巡り会えたわけでもなく、試行錯誤の果てに、最終的に上記本質を自力で理解するに至ったからである。
そして理解したからこそわかるが、上記本質は恐ろしくシンプルであるにも関わらず、その重要性を、真の意味での(=上記ノウハウを他者から教えてもらわずに自力で見つけ出すという意味での)「独学」で理解するのは、非常に難しく、できたとしても非常に時間がかかる。
君たちには同じ苦労をしてほしくない。それこそが、この個別指導を始めた一番の理由である。

悩める受験生よ、連絡を待つ!

私は上記のような過去をベースに、苦難の果てに独力で見つけ出した勉強法を教えるべく個別指導を行なっている。
東大に受かった人は、「受かってから考えてみると、こんな簡単なことだったのか」とよくいう。それについて、「嫌味だ」とか「天才だからだ」とかいうが、実は上記のような長い苦難を経た私でさえ、同じことを考えている。なぜなら、彼らは東大入試における「本質」を体得したからだ。「ああ、東大って、こんな人が欲しいのね」という、一番「核」となる部分を理解したからだ。
両親が東大卒だったり、大学教授だったりする子供が東大に入りやすいのは、当然だと考える。なぜなら、その「核」の部分さえ伝えてしまえば良いからだ。(そして、それは綿密な軌道修正が可能な個別指導による伝授が最も効率的に教えられるから、既存の予備校がその伝授に苦労する理由もよくわかる。)
私が個別指導で教えたいのは、まさに上記のような「核」の部分である。
今のあなたの学力は関係ない。全然苦労していない人よりも、むしろ、昔の私と同じように、受かるためならどんな情報さえも検索し、この長い記事をここまで読んでくれたような、真面目で努力家で、東大合格への執念のある君にこそこのノウハウは教えたいと思っている。(そしてそういうあなたにこそ、私の指導効果は最大限に発揮されるように思う。)

この文章が、君にどれぐらい刺さるのか、予想もつかない。
しかしもしあなたが、この文章を読んで、何か共感するところがあるのなら…何を犠牲にしてでも東大にも入る覚悟があり、その覚悟に従って必死で努力しているにも関わらず、結果が出ず、もがき苦しんでいるなら?
何をやっても伸びず、光の見えない不安の中でどこに進めばいいかわからないなら?

まずはどんな相談でも構わない。
gnothiseauton.1789@gmail.comで、君からの連絡を待っている。


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