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アイデンティティに対する干渉体験

年内サウナ納め。
The Sauna Day2。

前日は23時に就寝。
前日のサウナ効果で深い睡眠ができたのか、はたまた普段とは違う環境だからなのか今朝は4時に目が覚めた。

川端康成の雪国ではないが、朝から雪がしんしんと降っている。雪の中の静けさって雰囲気があって素敵だよね。

雪が降っていること自体が僕にとっては非日常。
できればもう一泊したいが、今日が最終日。
悔いのないよう全力で楽しもう。

1日の始まりは朝食から
7:30から朝食(予約制)

朝ごはんはラム肉汁と卵かけご飯。

暖炉を眺めながら素敵な空間。なんて贅沢なんだろう。
雪が降っているのを見ながら暖かい空間でご飯を食べる、これ以上の幸せがあるのだろうか。

最近はめっきり海よりも山派だし、夏よりも冬派。山の中で雪が降る環境でサウナと美味しいご飯、言うことなし。

Day2は2号棟のカクシから。
カクシは2年半ぶり2回目だ。カクシは1号棟のユクシとは雰囲気が異なる。

テーマは「秘密基地」で2階で暖をとる。少し大きな窓と暖色の照明もあるので、ユクシよりは明るめの空間。

昨日よりも雪がフワフワだったので全身ダイブ。するとスタッフと思われる男性から話しかけられた。

「仕上がってますね〜」

その言葉の先を見てみると「ん?どこかで見たことあるかも」と、The Sauna支配人の野田クラクションべべーさん(だと思う)であった。

「雪は例年いつ頃から降るんですか?」

べべーさん「例年は12月末くらいですけど、今年は早いんです。12月の雪はまだ水分を含んでますけど、1月になると空気が乾燥して雪もさらにサラサラになるので気持ち良いですよ」

べべーさん「僕はタバコを吸わないんですけど、吸う人は1月くらいがいちばん美味しいそうなんです。空気が乾燥しているのと冷えているから肺がスッキリするからかと」

「僕もタバコは吸わないんですが、走るのが好きで冬の季節の方が気持ち良いんですよ」

べべーさん「通りで、身体も仕上がってますね〜」

こんな感じの雑談。1月空気を味わってもみたい。
The Saunaらサウナ好きが集まるプラットフォーム。
共通の目的を持った人たちとのコミュニケーションの1つ1つが楽しい空間。

旅人のゲストハウスのよう。

締めはやはり、"はじまりのサウナ"であるユクシ。

ラストセットでは出ようと思ってから108をカウントし、2024年の煩悩を取り去った。

108をカウントした瞬間、僕の中での2024年は終わりを告げ、2025年が始まった。

36年間の人生で最高のサウナ納めである。サウナって何を作るかも大事だけど、どこに作るか(where)が非常に大事なんだろうなと思った。

サウナって自然との調和だろうし、山との相性が良い。なので海よりも山にサウナが多いのは水だけの理由ではないのだろう。ここら辺のサウナの本質については探究していきたい。

雪が降る環境はお金では作れない。雪の降る環境にサウナを作らねば、実現できない空間。首都圏では見ることのできない景色が目の前に広がっている。

僕がサウナを作るとなればどこに作るだろう?おそらくThe Saunaと似たような環境で自然資産を活用できる場所。

せっかくなのでハンバーガー。
LAMPバーガーというど定番をオーダー。
するとスタッフのツッチーさんが「お久しぶりです!」と声をかけてくれた。3ヶ月ぶりだし、年に数回しか来ない中で顔を覚えていてくれること自体が嬉しい、

普段ハンバーガー食べないけど、ここのハンバーガーは普通に美味しいんだよ。

黒姫駅、これで電車は進むのか

帰りは吹雪いていたので、しぶしぶタクシーを利用。予約すれば迎えに来てくれる。The Sauna - 黒姫駅間で1,900円+迎車費(?) 200円で合計2,100円だった。

タクシーだと10分もかからないくらい。行きは雪の中で走って15分だった。天候が良ければ今後もランで乗り切ろうと思う。

僕には坂道も苦にならない脚の手段があるので、数分しか変わらない移動に2,100円使うならば、ハンバーガーもう1セット食べたい。

まぁ吹雪いている中で走るのは転倒のリスクもあるので年末年始を気持ち良く過ごすための保険料だと割り切っておく。

晴天の日の単位あたりの料金と吹雪いている単位あたりの料金は同じなので、割安なお金の使い方ができたと考える。(器の小さい男発動)

どうも従量課金システムが苦手。タクシーの場合は自分でも運転できるのをわざわざお金を払ってやってもらっている感覚があるのだろうか。もちろん時間が捻出できるので時間を買っているのだろが。

信濃屋のちくわ天そば(冷)


とにかくにも早めに黒姫駅に到着。

まだ電車まで20分あったので近くの信濃屋でお蕎麦も堪能。走っていたらお蕎麦には間に合わなかったので、結果的に賢い2,100円の使い方ができたのかな。

来年も同じように年末年始休暇の2日前から有給を取得してThe Saunaで過ごすことに決めた。これは恒例イベントだ。

1泊2日だったが、移動時間を含め色々と思考の棚卸しもできた。旅をすると思考の棚卸しも捗るので、これからも移動にはお金を惜しみなく使い国内外問わずに旅を続けていくことに決めた2024年末。

アイデンティティに対して干渉することができた体験価値の高い時間であった。個人としてはすでに2025年の元旦が始まっている。

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