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会話の為の酒場へ行く事
たまにBARに行く。
そんでガッカリする。
楽しそうなBARは大体常連だらけで、その輪に入れずに俺はガッカリする。
止めておけばよかった。
世界の主役は俺ではなく、ただ入店しただけで他人は俺を賞賛したりはしない。
それはもうとっくに分かってる。
ここは何処何処何々の村だ。
南東へ洞窟があって指輪はそこにあるが、魔物がウヨウヨしていて危険だ。
そういうお決まりの情報提供を機械的に発言して手足を規則正しく振っていれば、酒場での役目を果たせるとつい思いがちな俺だけど、実際の人間同士のやりとりはもっと変則的で臨機応変なやりとりが求められる。
俺以外の人間はドラクエの村人みたいならいいのにな。
そう思うこともある。
だがそれはそれでつまらないんだよな。
もっと楽しい思いが、楽しい出会いがBARにはあるのではないかと、期待する。そして勝手にガッカリする。
まあ分かってやってる。
これは自分への戒めだ。
社会の一員として上手くやっていけない俺だけど、あえて社交の場に飛び込む。
浮ついた己を見つける。
そういう作業。
身近な人間だけと会っていたのでは、よくないのでは?
人間とは上手くやれなくても、美味い酒や美味い肴にありつけるのでは?
社交ができない悔しみのパワーを何かに活用できるのでは?
といった考えが起こさせるアクション。
おれはどうにか人生やっていく。
眠い。時間が足りない。俺にはこういう事を考える時間も、書く時間も残されちゃいない。あうあう。おう。、やってく。