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あまりにも痛すぎるキャリア上の失敗とは?

私は20年以上も
キャリアの世界で生きてきて、
とても多くのキャリア相談に乗らせていただき、
実際に転職のお手伝いもたくさんさせていただきました。

そのなかでは様々な失敗も見てきましたが
せっかくですので
まずは一般的なキャリアの失敗をお知らせします。

①1年未満の退職を繰り返す
②業界、業種、職種を点々と変えている
③ポータブルスキルがない

他にもいくつもありますけど
この3点は痛いです。

ところがですね、
最近①とか②は全然大丈夫!とか言う
アナウンスが増えているように感じます。

これウソ!です。
絶対に間違いです。

ちょうど今弊社では採用を掛けていて
有難いことに多くの応募をいただいておるのですが、
さすがに全員面接するわけにはいきませんので
僭越ながら書類選考をいたします。

そして残念ながら①、②の方は
ほぼここでNGとなります。

もちろん100%ではありませんから
稀に他の理由で面接に進めるケースもありますけど、
それをあたかもよくある話しとして
1年未満の退職OKとか、
やりたいことを見つけるためなら何度でも転職OKなんて
アナウンスされてしまったら
勘違いする人が増えてしまうでしょう。

しかもそういう発信をしている人の
ビジネスのターゲットとなったり、
失敗した自分と同じ目に合わせようとしているなら
非常に罪深い内容であると思います。

①、②でも許されるとしたら
③のポータブルスキル、
つまりどこに行っても通用するスキルですけど
これがあるならばまだいいです。

でもこれ、短期で辞めたり、
あちこちふらついていたら
決して手に入るものではないんですよね。

ごく一部の天才以外は…。

ハラスメントが常態化している職場や
心身が不調に陥るほどに追い込まれているのなら
短期の退職も致し方ないです。

しかし…
思っていたのと違うとか、
やりたい仕事はこれじゃないとか、
もっと自分に合った仕事があるはずとか、
自分を大切にしてくれないとか、
もっと給料や待遇の良いところがいいとか…
こんな安易な理由で転職するのはおススメしません。

なぜならこういう理由で転職する人は
ず~っと同じ理由で転職するからです。

社会人10年めで5社めとか、
7社めとか、驚くなかれ10社めとか、
若いうちは何とかなっても
40代、50代になったら
相当にキツイ思いをすることでしょう。

今、中高年は相当に窮地に陥ってますよ。
特に①、②をしてきた人は。

いつもキャリアは中長期的視点でと述べてますが
誰だって年は取るのですから、
それなりの年齢になって
パッタリと書類選考が通過しないとか
面接でいつも落とされるなんてなるのは
かなり苦しいですよ。

石の上にも三年…は古いとか言う人もいますけど
全然!、まったく古くありません。

キャリア上はとても有効ですし、
3年と言わず、できれば5年、
いやいや10年あればさらにいいです。

こういう人は年を取ってから
我が身を助けます。

責任を取らない人、
軽々しく今の風潮に受けそうなことを言う人、
こういう人、本当に気を付けて下さいね。

それを信じてしまって
最も苦しむのは自分なのですから。

無責任に適当な発信をした人の養分になりますよ。
こういう人は勝ち逃げするんですから
簡単に信じちゃダメです。

耳障りのいいことを言って
それを信じた人から稼いで逃げるんです。
気を付けて欲しいです。

最後にもうひとつだけ。
キャリア上の最も大きな失敗は…
「失敗に気づかない」ことです。

こういう人も多いです。
客観的に見れば明らかに失敗しているのに
本人は認めずに
悪いのは社会や会社や上司だと思ってる。

ずっと文句を言ってますけど
本人が変わらなきゃ
確実にキャリダウンを続けるでしょうね。
そしてさらに文句を言う。
益々行くところがなくなる。

失敗を認めれば
まだ改善の見込みはありますけど
失敗を認めなければ
失敗を繰り返す、失敗をし続けるでしょう。
気づかぬは本人ばかりなりです。


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