13年と4ヶ月と半月

ただ泣いてるだけで2時間経った。

早く寝ないと明日も仕事なのに。

だからと言って今すぐ泣き止めるわけでもない。

半月ほど張り詰めていたものが決壊したようだ。いや、半年か。半年無視し続けた事実から逃げきれなくなって半月。PMDDも相まって私の気持ちはMAX散らかってる時の部屋みたいになっている。そして現実の部屋もまあまあ散らかっている。

あの子が私の人生から去って半年だ。

これまでの人生のほぼ半分、彼女とは友達だった。超初期は単なる趣味の合う仲のいい子。それがどんどん近づいて半身のように感じていた初期〜中期。理想が解けて人間と認識してから家族より家族だと思っていた中期〜後期。ずれを感じ始めた後期〜。薄々縁の切れ目を感じ始めた2年前。それでも抵抗した1年前。結局ダメになった半年前。

先週、夢を見た。彼女といつもように遊びに出かけた。しかし、夢の中で私はこれがラストチャンスだと知っている。ラストチャンスだからこそ上手くやらなくては、仲直りしなくてはと頭で焦り動機に駆り立てられるが口から出るのは相手を傷つける言葉だけ。やがて彼女は白くて固い顔をしながら去っていく。目が覚めたとき全く泣いてないのに泣きすぎて苦しくなった時みたいな匂いがした。

今でもどうしたらよかったのか考える。考えてもわからない。連絡しようとしても言葉が出てこない。苛立ち。焦燥感。そして1番強いのが恐怖。相手からは連絡は来ない。こない。いつも来ない。

とっくに縁は切れていたのかと思うのはいつもこんな時。無理矢理つなげてきたけれどこれが自然な形だという諦めもある。

これが我々の13年の結果なのか。友情ってなんなのか。私たちも今まで嫌っていた、くだらない一般的な流れに身を任せて、いつかは「どんな友達とも最後は別れて家族が1番大事になる。友情は一過性なんだよ」なんて呟く日がくるのかな。あれほど馬鹿にしていた言葉だけど痛みなく言えるようになるなら今の私には救いに感じる。今の私が言っても所詮酸っぱい葡萄にしかならないけれど…。

足元にぽっかり穴でも空いた気分だ。行くべき道は、まだ見えないのであった。そんなものないかもしれないとも、薄々感じている。


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